ハギレでパッチワークでバッグを作ろう!【レッスンバッグ・トートバッグ・ハンドバッグなど】
小さなハギレをつなげて
パッチワークのバッグを作りましょう
オリジナリティ溢れるパッチワークのバッグはとっても素敵ですよね。
今回は、レッスンバッグをベースにパッチワークバッグの作り方を紹介します。
レッスンバッグなどのぺたんこの手提げバッグは少ないパーツで作れるので、パッチワークバッグにするのにおすすめなんです。
指定サイズぴったりの大きさに作る方法も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
パッチワークのやり方
まずは、どんなパッチワークのバッグを作りたいかを決めましょう。
色々なパッチワークのつなぎ方や図案、布合わせのコツなどについて『パッチワークまとめ記事』にまとめてあるので、こちらを参考に作ってみてくださいね。プロのパタンナーの本格的なバッグの型紙
本格的なバッグをパッチワークデザインで仕立てるのも素敵ですよ。
パッチワークバッグの基本の作り方
パッチワーク布でバッグを作る場合は、ピース同士の縫い目が見えないように裏地をつけるのがおすすめです。
裏地の付け方としては、以下の2種類が基本となります。
- ぬいしろが隠れる2枚仕立てで作る方法
- 裏布を重ね合わせて1枚仕立てで作る方法
2枚仕立てのレッスンバッグバッグの作り方
2枚仕立てのバッグは、ぬいしろがっすっぽり隠れるので、パッチワークバッグを作るのに向いています。
まずは基本の2枚仕立てのレッスンバッグの作り方を覚えておきましょう。いろいろなバッグ作りの応用がききますよ。1枚仕立てのレッスンバッグバッグの作り方
作りたいサイズに合わせたパッチワークバッグの作り方
レッスンバッグを園や学校から指定されたサイズで作る時など、決まったサイズでパッチワークバッグを作る方法を、簡単な順番に並べてみました。
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【1】パッチワーク布を大きめに作り、カットサイズに合わせてカットする
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【2】パッチワーク布を小さめに作り、カットサイズに合わせて周囲に布を継ぎ足す
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【3】つなぎ合わせたらちょうどカットサイズになるように、ピースのサイズを計算して求める
【1】パッチワーク布を大きめに作り、カットサイズに合わせてカット
とりあえず布をつなぎ合わせてパッチワーク布を作り、その布をパーツのカットサイズに合わせてカットしてバッグを作る方法です。
一番簡単な方法で、カットした端の縫い目がほどけないように気を付ければOKです。
【2】パッチワーク布を小さめに作り、カットサイズに合わせて周囲に布を継ぎ足す
布を継ぎ足すのは、上下、もしくは左右だけでも良いですし、周囲4辺ぐるっと額のようにしてもOK。パッチワーク布のサイズに合わせて作ってくださいね。
布の継ぎ足し方
①まず、パーツのカットサイズより少し小さめのパッチワーク布を用意します。
②次に、タテがパッチワーク布と同じ長さの布を2枚用意して縫い付けます。
この2枚の布は同じ幅とし、縫い合わせた状態で必要なカットサイズとなるようにしましょう。
③ヨコが②の布と同じ長さの布を2枚用意して縫い付けます。
この2枚も同じ幅とし、縫い合わせた状態で必要なカットサイズとなるようにしましょう。
これで完成です!
この作り方は、必要なカットサイズに足りないハギレ1枚で仕立てたい時にも便利です。
周囲に布を継ぎ足してバッグに仕立てました。面ごとに違う柄の布にしても良いですね。
タテの長さが足りないだけの場合は、底部分の布を切り替える方法で作るのも手です。
【3】つなぎ合わせたらちょうどカットサイズになるように、ピースのサイズを計算して求める
最後に紹介するのは、つなぎ合わせたらぴったりカットサイズ!となるようにピースのサイズを計算して求める、ちょっと難しめの方法です。
ここでは縞模様(ストライプ・ボーダー)のパッチワークバッグと四角つなぎのパッチワークバッグを作る場合で紹介します。
では、計算機を横に置いてサイズを求めてみましょう。
計算の条件
- 作りたいバッグのサイズをタテa×ヨコbとする
- バッグ片面に使いたいピースの数=nとする
- パッチワーク及びバッグのぬいしろは1cmとする
縞模様(ストライプ・ボーダー)のパッチワークバッグを作る
ヨコに並べてストライプ状にしたり、タテに並べてボーダー状にするパッチワークは、四角つなぎよりも簡単な計算で作ることができます。
タテに並べる場合
- タテ:a+2cm
- ヨコ:b/n+2cm
では、実際の数字をあてはめてみましょう。
この計算式に当てはめてタテ32cm×ヨコ42cmのレッスンバッグを6枚のカットクロスを並べて作りたい場合、片面に使うピース1枚のサイズは、
- タテ:32cm+2cm=34cm
- ヨコ:42/6+2cm=9cm
これをぬいしろ1cmでバッグを仕立てると、ピースの幅がきれいに揃ったバッグになります。
ヨコに並べる場合
- タテ:a/n+2cm
- ヨコ:b+2cm
実際の数字をあてはめてみると、タテ32cm×ヨコ42cmのバッグを4枚のカットクロスを並べて作りたい場合、片面に使うピース1枚のサイズは、
- タテ:32/4cm+2cm=10cm
- ヨコ:42+2cm=44cm
こちらもぬいしろ1cmでバッグを仕立て、ピースの幅がきれいに揃ったバッグになりました。
四角つなぎのパッチワークバッグを作る
四角つなぎのピースサイズを求める計算式は、ちょっと面倒です。
計算条件として、以下を付け足します。
列(ヨコ)のピースの数=n'
- タテ:a/n+2cm
- ヨコ:b/n'+2cm
- 必要な枚数:n×n'
では、実際の数字をあてはめてみましょう。
タテ32cm×ヨコ42cmのバッグをタテ4枚、ヨコ6枚のピースを並べて作りたい場合、
- タテ:32/4+2cm=10cm
- ヨコ:42/6+2cm=9cm
- 必要な枚数:4×6=24枚
なるべくタテとヨコの長さが同じくらいになるようにしてあげるとバランス良く仕上がります。
タテヨコ2枚ずつのパッチワークなら簡単ですね。
黄金比のパッチワーク
人が美しいと感じる比率『黄金比』を使って作るパッチワークバッグの作り方を紹介しています。ちょっと変わったパッチワークバッグを作りたい方は、こちらものぞいてみてくださいね。
パッチワークで作りたい、いろいろなバッグの作り方
nunocoto fabricでは、パッチワークでできるバッグの作り方をたくさん紹介しています。2枚仕立てのバッグの作り方
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パッチワークキルトバッグの作り方
パッチワークキルトとは、パッチワークした布と布の間に薄い綿(キルト芯)を入れ、 重ねて縫い合わせたものです。
◎2枚仕立てのバッグを作る時は、パッチワークした布にキルト芯を重ねてステッチしたものを表布とし、後で裏布と縫い合わせて仕立てます。
◎1枚仕立てのバッグを作る時は、最初にパッチワークした布と裏布の間にキルト芯を入れてステッチをして1枚のキルティングにし、1枚のキルティング布として仕立てます。
1枚仕立てのキルティングバッグのぬいしろは、バイアステープで処理するのがおすすめです。
バイアステーの付け方は、『失敗しないバイアステープの基本の付け方』で詳しく説明しています。
nunocoto fabricでは、簡単にパッチワークキルトを作る方法を紹介しています。
キルティングで作るトートバッグのレシピも公開しているので、ぜひパッチワークキルトで作ってみてくださいね。
もっと簡単にパッチワーク
パッチワークを作るのが大変!という方にはこちらがおすすめ◎1mの布の中にいろいろな柄がレイアウトされたユニークな布です。
nunocoto fabricの姉妹サイトでは、ミニハギレセットを販売しているので、気軽にパッチワークを楽しみたい方はこちらもおすすめです。
プロのパタンナーの本格的なバッグの型紙
「それどこで買ったの?」って言われるような既製品さながらのバッグが作れる!プロのパタンナーによる本格的なバッグの型紙を集めました。