おしゃれな布で車用カーテンを自作しよう! 吸盤タイプ・マグネットタイプ2種
日除けや遮光、車中泊のプライバシー保護に。
車の窓サイズに合わせてカーテンを自作!
後部座席のベビーシートに乗せている赤ちゃんへの日除けや、キャンプ等での車中泊のプライバシー対策や遮光、駐車中の車内温度上昇防止のためのサンシェード用など、車に付け外しできるカーテンをつけたい方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、車の窓のサイズに合わせて簡単に自作できる車用カーテンの作り方を2種紹介します。使う材料はどれも100円ショップなどで手に入れることができるので、ぜひ作ってみてくださいね。
【吸盤タイプ】
マグネットをつけることができない窓や、カーテンを開け閉めしたい場合に向いています。
【マグネットタイプ】
マグネットをつけることができる窓や、使わない時はコンパクトにたたんでおきたい場合に向いています。
吸盤タイプの車用カーテンの材料・裁断サイズ
本体布 | 算定式から求めたサイズ 1枚 |
ひも | 本体布幅+10cm程度 1本※1 |
吸盤 | 2個※2 |
コードストッパー | 1個 |
※1.ひもは細くて丈夫なものをご用意ください。おすすめはパラコードです。
※2.吸盤は溝タイプでも穴あきタイプでもどちらでもOKです。吸盤1つの耐荷重が500gほどあるものがおすすめです。
吸盤タイプの車用カーテン布のカットサイズ算定式
窓の大きさを、タテa×ヨコbとすると、必要なカーテン布のタテとヨコのカット寸法は以下の算定式となります。
- タテのカット寸法:a+窓下からはみ出させたい長さ+10cm
- ヨコのカット寸法:b×1.2+4cm
今回カーテンを取り付ける窓のサイズは、タテ43cm×ヨコ65cmで、窓下は5cm長くしたいため、
- タテのカット寸法:43+5+10=58cm
- ヨコのカット寸法:65×1.2+4=82cm
が布のカット寸法となります。
吸盤タイプの車用カーテン作りで使用した生地
吸盤タイプの車用カーテンの作り方
1.本体を縫う
布の両側を内側に1cm→1cmで三つ折りしてアイロンをかけ、ステッチします。
上辺を1cm→7cmで三つ折りしてアイロンをかけたらコバステッチをかけ、上から2cmのところにもステッチをかけます。
下辺を1cm→1cmで三つ折りしてアイロンをかけ、ステッチします。
2.ひもを通す
上辺の2cmステッチした下の部分にひもを通します。
3.ひもを吸盤につける
溝タイプの吸盤の場合
ひもの片側を吸盤の溝に巻き付け、取れないようにぎゅっと結びます。
もう片側はコードストッパーを通してからループを作り、再びコードストッパーを通したら、抜けないように先端を結びます。
ループをもう一つの吸盤の溝にひっかけたら、コードストッパーを動かしてギューッとしめて抜けないようにします。
穴タイプの吸盤の場合
ひもの片側を吸盤の穴に通したら、抜けないようにぎゅっと結びます。
もう片側はコードストッパーを通してから吸盤の穴に通し、抜けないように先端を結びます。
吸盤タイプの車用カーテンが完成!
これで吸盤タイプの車用カーテンの完成です。
さっそく車の窓につけてみました。
吸盤を簡単に外せる小さな突起は、つかみやすい場所にくるようにしてくださいね。
このタイプのカーテンは、開け閉めできるのが嬉しいポイントです。
日差しの方向によって左右どちらかに寄せておくこともできるのは結構便利なんです。
マグネットタイプの車用カーテンの材料・裁断サイズ
本体布 | 算定式から求めたサイズ 1枚 |
超強力マグネット(ネオジム磁石) | 直径13~15mm 3~4個※ |
※厚さは2.5~4mm程度のものがおすすめです。
窓幅が70cm以下の場合は3個、それより大きい場合は4個ご用意ください。
小さなお子様がいるご家庭では、取り扱いに十分ご注意ください。
マグネットタイプの車用カーテン布のカットサイズ算定式
窓の大きさを、タテa×ヨコbとすると、必要なカーテン布のタテとヨコのカット寸法は以下の算定式となります。
- タテのカット寸法:a+窓下からはみ出させたい長さ+6cm
- ヨコのカット寸法:b+4cm
今回カーテンを取り付ける窓のサイズは、タテ43cm×ヨコ65cmで、窓下は5cm長くしたいため、
- タテのカット寸法:43+5+6=54cm
- ヨコのカット寸法:65+4=69cm
が布のカット寸法となります。
マグネットタイプの車用カーテン作りで使用した生地
マグネットタイプの車用カーテンの作り方
1.本体を縫う
布の両側を内側に1cm→1cmで三つ折りしてアイロンをかけ、ステッチします。
上辺を1cm→2cm、下辺を1cm→1cmで三つ折りしてアイロンをかけ、ステッチします。
この時、上辺はできるだけく折り端ぎりぎりにコバステッチをかけるのですが、難しい場合は1cm→2.5cmで三つ折りしてください。
2.マグネットを入れて縫う
マグネット3つの場合は2つ折り、4つの場合は三つ折りに布を折って、上辺の三つ折り部分に折り目をしっかりとつけます。
折り目のちょっと横にまち針をとめます。
まち針をとめた反対側からマグネットを入れます。
折り目のところにマグネットをあて、左右を縫います。
マグネットの周囲をぐるりと手縫いしてもOKですよ。
両端から3cmのところにステッチします。
両端にマグネットを入れます。
両端を縫い閉じます。
マグネットタイプの車用カーテンが完成!
これでマグネットタイプの車用カーテンの完成です。
窓のふちにマグネット部分をつけましょう。
日除け対策ばっちり!
車のカーテンが違反になる場合
遮光やプライバシー保護に役立つ車のカーテンですが、車のカーテンが道路交通法違反となる場合もあります。
それは、走行中に運転席や助手席の窓ガラスにつけた場合です。
2024年7月現在では、道路交通法第55条第2項に”車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。”とあり、運転席や助手席の窓ガラスにカーテンやシェード、色の濃いフィルムを取り付けるのは違反となります。
違反というだけでなく、交通事故の危険性も高まるため、走行中に運転席や助手席の窓ガラスにカーテンをつけるのは絶対におやめください。
後部座席の窓や後部のガラスにカーテンを取り付けるのはOKですが、カーテンを閉めているときは十分注意をして運転をし、遮光等の必要がない時ははずして見通し良くしておいてくださいね。
取り外しが容易なカーテンであれば、車中泊の時はカーテンをつけて走行中ははずす、などの対応が簡単にできるのでおすすめですよ。
車用カーテン作りにおすすめの生地
今回、車用カーテン作りに使った生地は薄手のオックスです。
日除けやプライバシー保護のためであれば、薄手の生地がおすすめです。nunocoto fabricの取り扱い生地の中では、オックス・ローン・コットンリネンビエラが良いでしょう。
車中泊など、ある程度の遮光性を求めるのであればツイルの濃い色の生地がおすすめです。遮光性の高さをうたっている生地で作っても良いですね。
nunocoto fabricの布は約4,000のデザインから選べます!
nunocoto fabricは、お客様からご注文をいただいてからご希望の柄を指定の生地にプリントしてお届けする、布のオンラインショップ。4,000以上の柄から好きな生地を選ぶことができます。
【現在プリントに使用している生地】
・オックス(100%コットン)
・ダブルガーゼ(100%コットン)
・ビエラ(リネン25% コットン75%)
・キャンバス(100%コットン)
・ローン(100%コットン)
・ツイル(100%コットン)