布1枚で作るブックカバーの作り方(2種)


レベル★★☆☆☆
今回は、最もスタンダードな、1枚仕立てのブックカバーを2パターン紹介します。
1枚の布をパタンパタンと折りたたんだら、縫うのは2か所だけ!あっという間に出来上がります。
返し口から全体をひっくり返して~の面倒な工程も不要なんですよ。
作り方はとっても簡単なので、小学生の夏休みの自由工作にもおすすめ!手縫いでも作れます。
こちらの無料レシピでは、仕上がりのデザイン別に2種類の文庫本カバーをご紹介します。
・両ポケットor片側しおり 2つのブックカバーの特徴
・作るときのポイント
・作り方を動画でチェック
・①両ポケットタイプの作り方
・②片側しおりタイプの作り方
・ブックカバーに適した生地は?
・本格派ブックカバーを簡単に作るには?
・縫わない?裏地付き?ブックカバーの作り方いろいろ
両ポケットor片側しおり 2つのブックカバーの特徴
今回、作り方を紹介するのは、この2つ。それぞれの特徴をチェックして作りたい方を選んでくださいね。1)両ポケットタイプ
スタンダードな文庫本カバーです。本から外れにくく、しっかりと文庫本をカバーしてくれるます。本に合わせて寸法を取ればかちっとフィットして外れにくく、ノンストレス♪
2)片側しおりタイプ
片側が見返しになっていて、しおりとして使うことができます。文庫本の厚みに合わせた調整がしやすい、しおり付きの汎用性の高いブックカバーです。
作るときのポイント
どちらの工程でも、この2つを抑えておけばOKです!2.寸法は正確に測ること
直線縫いのみでとても簡単にできるので、お好きな布でぜひ作ってみてくださいね。
作り方を動画でチェック
片側しおりタイプの作り方を動画にて詳しく紹介しています。合わせてどうぞ!(YouTubeへ飛びます)
【両ポケットタイプ】(一枚仕立て)のブックカバーを手作りしよう!
それではさっそく、両ポケットタイプの作り方から紹介していきますね!ブックカバーのきほんのきほんです。【両ポケットタイプ】(一枚仕立て)のブックカバーの材料
※仕上がりサイズ:タテ16cm×ヨコ25cm(ちょっと厚みがある本に合わせた場合です)
■カットサイズ
・お好きな布:タテ18cm×ヨコ74cmを1枚
※しおりのひもをつけたい方は、20cm程度のひもをご用意ください。
【両ポケットタイプ】(一枚仕立て)のブックカバーの作り方
1.布を折りたたむ
右端から10cmで谷折り→さらに5cmで山折りして、M型になるように折ります。
しっかりと折り目をつけておきましょう。
左端から25cmのところに合印をつけて谷折り→7cm山折り→さらに7cmのところで谷折りして、ここもM型になるように折ります。
写真のように中表でパタンと折れば、最初にM型に折った端と布端が重なります。これで横幅が25cmになりました。
2.本体を縫う
折りたたんでアイロンをかけたら、本体の上下を直線縫いします。
ぬいしろは、オックス生地を使ったときは1cm、厚手のキャンバス地の時は5mmで縫うとよいでしょう。(キャンバス生地は厚手なので、ひっくり返したときにぬいしろがごろごろしてしまうのです…)
【point】しおりのリボンをつけたい方は、中心(両端から12.5cmのところになります)部分の布と布の間にはさみこみ、仮縫いをしておいてから、直線で一緒に縫いこみます
3.全体を表にひっくり返す
一度ぬいしろの向きを整えるため、アイロンをかけましょう。こうしておくことで、きれいにひっくり返すことができます。
ちょっとのことですが、仕上がりがぐんときれいになりますよ。
表に返します。
こうなりましたね?そうしたらさらにもう一度、もう片方のポケット部分をひっくり返します。
目打ちで角を整えたら、
1枚仕立てのブックカバー(両ポケットタイプ)が完成!

さっそく文庫本を入れてみましょう~。

両側ポケットの折りたたみ寸法を変えることで、読み応えのある分厚い本から薄い短編集まで、欲しいサイズのブックカバー(文庫本カバー)が作れます。
合わせたい文庫本の厚みを実際に測ってみると良いですね。
右が今つくったもので、2.5cmぐらいの分厚い本にぴったり。左は横幅をマイナス2cmしてみました。薄めの本にジャストフィット!
今回使用した生地
・使った生地はこちら:hana mini※オックス生地を使用
当店スタッフのおすすめ生地は?
たくさん作りたくなる楽しい雑貨小物、ブックカバー。あまりに簡単なので、スタッフの好きな生地でそれぞれマイブックカバーを作りましたよ♪
・使った生地はこちら:インク沼が大きくなった湖※オックス生地を使用

・使った生地はこちら:斜線(モノクロ)※キャンバス生地を使用

・使った生地はこちら:window(イエロー)※キャンバス生地を使用

【片側しおりタイプ】の一枚仕立てのブックカバーを手作りしよう!
そしてこちらは、片側しおりタイプのブックカバーの作り方です。いろんな厚みの文庫本に対応できて、しおり付き!便利な文庫本カバーのレシピです。
【片側しおりタイプ】(一枚仕立て)のブックカバーの材料
※仕上がりサイズ:タテ16cm×ヨコ33cm
■カットサイズ
・お好きな布:タテ18cm×ヨコ80cmを1枚

【片側しおりタイプ】(一枚仕立て)のブックカバーの作り方
1.布を折りたたむ
左端から14cmで谷折り→さらに7cmで山折りして、M型になるように折ります。
【point】お気づきになりましたか。実はこちらは、さいしょの両側ポケットタイプとは折り始める方向を逆にしています。なぜかというと、それは柄の向きに関係があります。柄の上下がある場合は、左から折り始めると、表と裏で柄の向きがちゃんと同じになってくれます。
柄に上下の向きがあるときは、左から折り始める
なんかふしぎですよね~。でも実際にやってみるとちゃんとそうなりますので、一度手元で実験してみてください♪





2.本体を縫う
折りたたんでアイロンをかけたら、本体の上下を直線縫いします。
ぬいしろは、オックス生地を使ったときは1cm、厚手のキャンバス地の時は5mmで。
3.全体を表にひっくり返す
ぬいしろにアイロンをかけて整えたら、左端の口から全体を表にひっくり返しましょう。
しおり部分をひっくり返しました。

1枚仕立てブックカバー(片側しおりタイプ)が完成!
目打ちで角を整えたら、完成です!
片側しおりタイプは、文庫本の厚みを選ばないのが嬉しいですね~。
読書の秋のお供に、手作りのブックカバーを♪
いくつもできちゃう手作りのブックカバー。
しかも、18cmの高さ×布幅ぴょろ~んという生地さえあればできちゃうんです。
このサイズだと、服を作った余り布としてもよくありそうですよね!
たくさん作って身近な方へのプレゼントにもおすすめです。
■布1枚で作るブックカバー作りに適した生地素材は?(nunocoto fabric取り扱い生地)
◎…キャンバス、オックス○…コットンリネンビエラ、ローン
△…ダブルガーゼ
本格派ブックカバーを簡単に作るには?
売っているみたいな、裏地付きのブックカバーを作るなら、材料が全部そろったキットが便利です。
手縫いでも作れる簡単レシピなのに、仕上がりは本格派!初心者さんにおすすめのソーイングキットです。
縫わない?裏地付き?ブックカバーの作り方いろいろ
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