新書用たて長ブックカバーの作り方
以前、基本のブックカバーの作り方で、文庫本のブックカバーの作り方を紹介しました。 今回は、お気に入りの布で新書用のブックカバーを作ろう!の回です。ベルトなしで表紙・裏表紙ともポケットタイプのブックカバーです。
新書用ブックカバーの材料
※仕上がりサイズ:新書判がぴったり入るサイズ
■各パーツのカットサイズ(ぬいしろ込)・表用の布:タテ19cm×ヨコ36cmを1枚
・裏用の布:タテ19cm×ヨコ36cmを1枚
・芯地:タテ19cm×ヨコ36cmを1枚
新書用ブックカバーの作り方
【作業時間】30分 レベル★☆☆
1.両側を縫う
まずは布を重ね合わせます。順番は、芯地がいちばん下で、その上に表用の布、裏用の布を中表で置いていきます。
芯地ではなく接着芯を使う場合は、重ねる前に表用の布の裏に貼りつけます。
ずれないようにまち針でとめたら、タテ部分の両側ををぬいしろ5mmで縫います。この時、片側に返し口を作っておきます。
2.折りたたんで縫う
縫ったタテ部分の布端から7cmのところが山になるように中表の状態でM型に折りたたみ、まち針でとめます。
ぬいしろ5mmで上下の部分を縫っていきます。
折りたたんで縫う手順については、基本のブックカバーの作り方に詳しく書いてあるので、わからない場合はそちらをご参照くださいね。
新書用ブックカバーが完成!
返し口から布を引き出して全体を整え、返し口をまつり縫いで縫いとじたら、アイロンをかけて完成です!!
このブックカバーはリバーシブルになっているので、裏返しても使えるんですよ。
いかがでしたか?色々な知識を深めることができる新書はたくさんの出版社から出ていて、愛読している方も多いのではないでしょうか。
私もたくさん新書を持っていて電車の中でよく読むのですが、新書は本のタイトルで内容がわかってしまうため、むき出しのまま人前で読むのはちょっと気がひけるんですよね。
でも、本屋さんでかけてもらうカバーはちょっと味気ないし、ネットで買った本だとそもそもカバーがついていない。。。
だけど、新書判サイズのブックカバーはあまり売っていません。(あってもかっちりとしたタイプのものばかり。)
私と同じように感じている方も多いと思うので、そんな方はぜひ作ってみてくださいね!
そうそう、新書をよく読む方に送っても、とても喜ばれると思いますよ~。
今回使った布はこちら
遠い山並みに静かに落ちてゆく雪をイメージしたテキスタイル、nunocoto fabric: snow(スノー)。
こちらは遠い山並みに静かに落ちてゆく雪をイメージしたテキスタイル、nunocoto fabric: ocean(オーシャン)。
そういえば「新書」ってなんだろう?って思っている方は多いのではないでしょうか?
いわゆる教養本のジャンルなのかな、というイメージがありますが、どうやら、新書というのは本の大きさ(判型)を指しているんだそうで、105×173mmの大きさ、またはそれに近い判型のものをひっくるめて「新書判」と呼ぶのだそうです。
文庫本のサイズはA6判(105×148)なので、タテの長さが25mm違うんですね。
真面目な新書に、あえてポップな柄のブックカバーを付けてみるなんて、とってもおしゃれだと思いませんか♪
本格派ブックカバーを簡単に作るには?
売っているみたいな、本格派のブックカバーを作るなら、材料が全部そろったキットが便利です。 こちらのキットのしおりは、京都宇治にお店を構える老舗くみ紐メーカーから取り寄せたシルク製。手縫いでも作れる簡単レシピなのに、仕上がりは本格派!初心者さんにおすすめのソーイングキットです。
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