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まつり縫いのやり方(手縫い)

まつり縫いのやり方(手縫い)

まつり縫いとは

まつり縫いとは、表から縫い目が見えない縫い方のことです。主にズボンやスカートの裾上げをするときや、ワッペンを縫い付けるとき、返し口を閉じたりするのに使用します。

代表的なまつり縫いの種類と用途

よく使用するまつり縫いには、いくつか種類があり、それぞれ用途があります。 ここでは、代表的な手縫いのまつり縫い5つを紹介します。

・ななめまつり
基本のまつり縫い
・奥まつり
ズボンやスカートの裾上げ
※「ななめまつり」の裏側からも縫い目が目立たない方法です
・コの字まつり
返し口を閉じるとき
・たてまつり
ワッペン・アップリケやゼッケンをつけるとき
パイピング
・奥たてまつり
ハワイアンキルトなど
※「たてまつり」の表に出る縫い目が目立たない方法です

代表的なまつり縫いのやり方5つ

ここからは、代表的なまつり縫いのやり方を詳しく紹介します。動画の解説が見たい方は、Youtubeのリンクをチェックしてくださいね。

ななめまつり

スカートやパンツの裾によく使う縫い方です。
お気に入りの洋服の裾がほつれてしまった…などの時、ささっと直せるとかっこいい!
ぜひ、おぼえておきましょう。

動画で解説

▼ななめまつりのやり方を動画にて詳しく紹介しています。(YouTubeへ飛びます)

写真で解説

【準備】三つ折りをしたところに予めしつけをかけるおくと、縫いやすく、きれいに仕上がります

【1】三つ折りの折り山の際から針を出します

【2】布の裏側を小さくすくいます
  すくった部分は、表に出るので小さめに!1mm程度でOKです。

【3】少し進んだ折り山に針を出します

糸を引くと、こんな感じになります

【4】これを繰り返すと、糸がななめに折り山にかかります

【ななめまつりの玉どめ】
表布をすくったところで玉どめをします

折り山の裏側から針を通します

糸を引くと、こんな感じになります

糸をカットします

これでななめまつりの完成です!

表からみると・・・?

表から見ると、とても小さな縫い目がぷつぷつと見えます。 今回は、目立つように赤い糸を使用していますが、目立たない糸で縫えばほとんど見えません。

奥まつり

丁寧に仕上げたいときの、スカートやパンツの裾上げなどに使われます。

動画で解説

▼奥まつりのやり方を動画にて詳しく紹介しています。(YouTubeへ飛びます)

写真で解説

【準備】布端を端ミシン(ジグザグまたはロックミシン)で始末します
さらに二つ折りをしたところに予めしつけをかけるおくと、縫いやすく、きれいに仕上がります

【1】二つ折りした布端を手前に折り返し、小さくすくいます
糸が目立たないよう、1mm程度でOKです。
【2】表布も、同じように小さく(約1mm)すくいます

【3】繰り返します

【奥まつりの玉どめ】
表布をすくったところで玉どめをします


そのまま糸を切ります

これで奥まつりの完成です!

表からみると・・・?

表から見ると、とても小さな縫い目がぷつぷつと見えます。
今回は、目立つように赤い糸を使用していますが、目立たない糸で縫えばほとんど見えません。 裏側も小さな縫い目がぷつぷつと見えるだけで、目立ちません。

コの字まつり

布のオモテにもウラにも縫い目が出ない縫い方で、返し口をとじるときなどに使います。
折り山部分を「コの字」に糸を渡していくので、「コの字まつり」と呼ばれています。 同じ幅でとじていくと、きれいに仕上がりますよ。

動画で解説

▼コの字まつりのやり方を動画にて詳しく紹介しています。(YouTubeへ飛びます)

写真で解説

【1】玉結びをして、布の内側から針を刺し、折り山のてっぺんに通します
【2】糸が出ている真下の、手前側の折り山を3~4mmすくいます
【3】同じように奥側の折り山を3~4mmすくいます
【4】繰り返して、縫い目を広げてみると、梯子のように糸が渡っています
【5】糸をきゅっとひけば、縫い目が目立たなくなります
【コの字まつりの玉どめ】
折り山から、裏側に針を通します。


裏側の方で、玉どめします。
これでコの字まつりの完成です!
裏側はなみ縫いのようになっています。

たてまつり

布端をくるんだバイアステープを裏側でぬい止めるときや、アップリケなどを表からぬい止めるときなどに使います。 表からたてまつりをすると、端にたてのぬい目ができ、それもアクセントになりますよ。

動画で解説

▼たてまつりのやり方を動画にて詳しく紹介しています。(YouTubeへ飛びます)

写真で解説

【1】折り山から針を出します

【2】真上の裏布に針を刺し、そのまま手前の生地まで斜めに通します

【3】再び、真上の裏布に刺し、手前の生地まで斜めに通します

【4】これを繰り返します

【たてまつりの玉どめ】
表側で玉どめをします。

真上の裏布に刺し、手前の生地まで斜めに通します。


糸を切ります。

裏側に通して、玉どめをする方法でもOKですよ。

裏からみると・・・?

裏側は、ななめに縫い目ができています。

奥たてまつり

ハワイアンキルトなど、「たてまつり」の縫い目を目立たせたくないときのやり方です。

動画で解説

写真で解説

【1】折り山から針を出します

【2】真上の裏布に針を刺し、そのまま手前の生地まで斜めに通します

【3】これを繰り返します

【奥たてまつりの玉どめ】
表に糸が出たところで玉どめをします。


真上の裏布に刺し、手前の生地まで斜めに通します。

糸を切ったら完成です。 裏側に通して、玉どめをする方法でもOKです。

たてまつりと奥たてまつりの縫い目の比較

表側は、目立たない糸で縫えば、奥たてまつりの縫い目はほとんど見えません。
裏側は、奥たてまつりの方が、ゆるやかに横に糸が渡っています。
今回は、手縫いでよく使うまつり縫いの方法5つを紹介しました。
最後まできれいに仕上がると、満足度もぐっと上がりますよね!
手縫いで楽しく手作りしてみましょう!

まつり縫いはミシンでもできる?

あまり知られていないようですが、裾上げなどのまつり縫いは、ミシンできれいに仕上げることができます。
専用の押さえが必要ですが、標準のセットに押さえが含まれていることもあるので、まずはお使いのミシンの押さえの種類をご確認くださいね。

まつり縫いとかがり縫いの違い

まつり縫いとよく似た縫い方に「かがり縫い」があります。
まつり縫いが表からみて縫い目が目立ちにくいのに対して、かがり縫いは、布の端を巻き込むように縫う方法で、表から縫い目が見えます。
まつり縫いとかがり縫い 2つの縫い方の違いは縫い目が表から見えるか見えないか、ということです。
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