刺繍でつくるピンクッションキット:恐竜【クロヤギシロヤギ×nunocoto fabric】刺し方・作り方
こちらは刺繍でつくるピンクッションキット:恐竜【クロヤギシロヤギ×nunocoto fabric】をご購入いただいた方向けの作り方紹介ページです。
(商品がお手元にあることを前提としています)
準備するもの
「刺繍でつくるピンクッションキット:恐竜」を用意します。
キットには、(刺繍をする)ピンクッション用生地・わた・刺繍糸(5色)・リーフレットが付きます。
ご自身で用意していただくもの
・刺繍針
・刺繍枠(直径8~10cmのものがベストです)
・まち針
・ハサミ
・手縫い針&手縫い糸、またはミシン
作る前の準備
これから刺繍をする恐竜イラストを3つのうちから1つ決めて、色が敷いてあるところより少し大きめにカットします。枠がはまるぐらいの余白を残してくださいね。
※地色が敷いてある正方形が、ピンクッションに仕立てるときの布の裁断線となります
イラストが中心にくるように刺しゅう枠をセットして、
この状態から刺繍スタートです。
刺繍糸は、一束を12等分にして(6本どり)それを3本に分けて2本どりの状態で使います。
ちなみにキットには、刺繍糸が5色分入っています。どの色を使っても自由です!迷ってしまう、という方は、サンプルと同じ糸で刺繍するのもいいでしょう。
恐竜刺しゅうの刺し方
各部位のステッチをする順序
絶対にこの順番でないといけない、ということはありませんが、できるだけ運針がしやすく、糸の渡す距離が短くて済むような、つまり、裏面もきれいな刺し方の順番はこちらです。○恐竜A ティラノサウルス ○恐竜B スピノサウルス ○恐竜C トリケラトプス 【恐竜A ティラノサウルス】を刺していきます。(刺し方はどの恐竜にも共通です)
刺し始めるまえの準備
さっそく刺繍をはじめましょう!おっとその前に! 刺繍枠からいったん外します。なぜかというと、、、。ティラノサウルスの図案には、広い面でサテンステッチをするところが何か所かあります。
糸の方向がばたつかないよう、あらかじめチャコペンで数か所、ガイド線を描いておくとよいでしょう。ガイド線はいわば糸の向き・方向です。 サンプルの写真を見ながら、ある程度、こんな糸の方向で刺していくんだな、というのが自分で分かるように描きます。 それではティラノサウルスの刺繍をはじめましょう。
1.刺し始め-①
刺し始めのやり方は色々ありますが、ここでは、糸端をステッチで隠す刺し始めで進めます。
玉結びはせずに、そのまま①の面に一度刺して
糸を引きます。
これを1、2回繰り返したら、糸が抜けることはほぼありません。
いよいよ布の上に針を出して刺し始めます。
2.サテンステッチ-①
さあ、ここからが刺繍です。①の面、ティラノサウルスの左足をサテンステッチで埋めていきます。
サテンステッチで面を埋めるときは、中央に1本ステッチをしてそれから左端へ→そのあとまた中央から右へ(あるいは上下)というように縫い進めます。
2.運針-①
①の上端まで到達したら、布の裏に渡った糸の下を通して針を中央までまた移動させましょう。 中央まで戻ったら、今度は下端を目指して刺します。3.糸を替える
刺繍糸が短くなってきたら(大体このぐらい。12cmぐらいになってくると刺しにくい)交換します。裏面を上にして糸を軽く引いたら、近くの裏面の糸を数回くぐらせます。 きわで糸を切ります。これでほどけることはありません。 また新しい糸を針穴に通してスタートです。 ①の左足が足先まで刺せました。(爪はまだ刺繍しません)
4.運針-②
②の右足も、やはり中央に1本ステッチを通して あとは同じように、上端へ進んでから、また中央に戻って下端までサテンステッチで埋めます。5.運針-広い面をサテンステッチ-③
さあ、次は、③の、一番広い面をサテンステッチで埋めていきます。いったんこの辺で現在地を確認しましょう。この刺し方順序は、キットに同封されているので、手元に置きながら刺していくとよいですよ。 最初に描いておいた糸の向き・方向を示すガイド線を目印に、中央にまずステッチを。 中央から右へ進みます。これは左右どちらへ先に進んでもよさそうです。
6.運針-広い面をフローリアンステッチ-③
サテンステッチで埋めるには、ちょっと距離が長すぎるかな…というときの、とっておきのステッチが「フローリアンステッチ」です。まずこんな風に普通にサテンステッチをします そして裏から表へと針を戻してくるときに、上端までいかずに中間地点あたりに針を出します。さらに、2本どりの糸を割るように… こう!
そして優しく糸を引いて、 次に針を刺すのは、針を出した穴の少しだけ下または上です。(ちょこっとだけずらす、という意味ですね) このフローリアンステッチだと、いくらかサテンステッチの長い距離のふくらみが押さえられるんです。 (見えますか・・?ね?) そのまま同じことを、距離の長い部分が終わるまで繰り返しましょう。ここでは3列ほど。 針を出した穴の隣に針を刺す、のですが、正確には1列ごとに、少しずつずらしていきましょう。 そのまま左端まで到達すると…。③が刺し終えられました
7.運針-前足のかぎづめをレゼーデージステッチ-④⑤
③のあご先まできたら、そのまま裏面を通すかまたは糸を替えて、同じ色の糸で④の前足をサテンステッチで刺していきます 前足のかぎづめ、この独特なかたちは「レゼーデージステッチ」で表現します 刺しやすいように刺繍枠はぐるぐると向きを変えてかまいません。レゼーデージステッチは、チェーンステッチに似ています。放射状に刺してお花模様を表現したり、といった使い方が多いです
ではやってみましょう 表に出した糸のすぐとなりに針を刺して少し前に針を出します(抜かない)
この針先に、糸をくるっと引っかけるようにして
そこでようやく糸をすーっと引きます
それを左右の前足の先端に2つずつ。これで前足のかぎづめができました
8.運針-⑥
糸の色を替えて、⑥のティラノサウルスのお腹部分のサテンステッチです新しい糸は裏側の糸に数回くぐらせてスタート 中央に1本ステッチ 右へ進みます。 ⑥を刺し終えました
9.目をフレンチノットステッチ-⑦⑧
目をフレンチノットステッチで刺繍します。刺し始めはこれまでと同じです。下から針を刺して表に出したら 左の親指で布にきゅっと押し付けた針の先に、糸を2回巻き付けて そのまま針を刺します。(痛い・・・)裏の糸の下をくぐらせて針を鼻のところへ移動します。鼻先から針を出し 1mmぐらいのストレートステッチを 鼻穴が刺せました
10.牙と爪をストレートステッチのV字刺し-⑨⑩
さあ、いよいよ残りもわずかです!表情を決める大事な要素、ティラノサウルスの牙をストレートステッチのV字刺しで仕上げます 表に針を出して 1本 2本目をV字になるように。2本のストレートステッチでギザギザな牙を表現しています そのまま後ろ足の爪も同じように
14.恐竜Aの刺繍が完成!
これで恐竜Aの刺繍が完成です。 最後まで刺せたら、とりあえず自分を褒めたたえましょう!!15.ピンクッションの作り方
さて、刺繍が終わって、終わったー!という気になりますね。ここでストップして、恐竜さんの刺繍を眺めたりこのまま飾っておくのでもいいと思います。 でも、せっかくなので(?)ピンクッションまで仕上げてみましょうか。 作り方はとても簡単。 1)刺繍を終えた恐竜モチーフの布と、裏面用の布を1枚ずつ、同サイズでカットします (周りの余白は落とします。色がついているところが裁断ガイド線です) 2)2枚を中表にしてぴったり重ね合わせます 3)心配な方はぬいしろの1cmを、チャコペンなどで線を引きます 4)ぬいしろ1cmで周囲を縫います。手縫いの場合は本返し縫いで。ミシンならそのまま細かめにステッチをかけます 5)4辺のうち1辺は綿入れ口として縫わずに残しておきます 6)角をハサミでちょんと切り落とします 7)綿入れ口のぬいしろを手アイロンで折り目を付けておいて そこから全体を表に返します 角まできれいに引き出しましょう 8)綿を入れます(キット1つにつきピンクッション3個分が作れるだけの綿が同封されています。あらかじめ3等分しておくとよいでしょう) 角まできれいに入れます。先端のとがったもので少し押し込むようにするときれいです 9)綿入れ口を手縫いでとじます。コの字まつり縫いなどが縫い目が出にくくておすすめです 10)ピンクッションが完成です! 裏面はこんなふうです恐竜のピンクッションができました
手芸パーツやリボンでアレンジしても可愛いですよ♪ 3つ全部作ると、可愛さもひとしおです!こちらは刺繍でつくるピンクッションキット:恐竜【クロヤギシロヤギ×nunocoto fabric】をご購入いただいた方向けの作り方紹介ページです。