いくつも欲しい!基本の巾着袋の作り方(フリル付、マチありも)

今回は、基本の巾着袋の作り方です。
片ひもタイプと両ひもタイプ、それからフリル付きの口、マチなしとマチありの巾着など、さまざまな巾着をタイプ別に紹介します。ミシンが無くても大丈夫!手縫いで丈夫に仕上げる方法の記載もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
巾着袋は、お裁縫の基本がぎゅっと詰まっています。初心者さんでも簡単に作れるように、つまずきやすいポイントも一緒に紹介していきますね。
今回は、作り方の紙を片手に、両ひも・フリルの口付き・マチありという巾着のパターンをすべて盛り込んだ巾着を作ってみました。 お裁縫初心者の方でもわかるように、作る工程をじっくり説明していきますね。
基本の巾着袋の作り方(説明書)
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基本の巾着袋の材料
※仕上がりサイズ:お好みのサイズ
■各パーツのカットサイズ ・お好きな布:巾着袋の裁断サイズを参考に、作りたい巾着袋のサイズに合わせて裁断してください。 ・ひも:巾着袋のよこ幅+15~20cm程度の長さのものを2本
基本の巾着袋のの作り方
【作業時間】20分 レベル★☆☆
1.ぬいしろ処理をする
ミシンの縫い目の種類を、裁ち目かがり縫いかジグザグ縫いにセットします。
両脇と底になる部分の布の端を縫っていきます。この時、山の部分が布の端から出ないように縫っていきましょう。
縫い始めと縫い終わりは返し縫いします。
糸はきちんと結んで処理してから切りましょう。
手縫いの場合は、袋縫いすると、ほつれず、丈夫に仕上げることができます。
2.本体を縫い合わせる
パーツを2枚とも端の処理をしたら、中表で重ね合わせます。
合わせたらまち針などでとめます。
チャコペンで、上端から9cmのところにあきどまりの印をつけます。
ミシンの縫い目の種類を直線縫いにセットします。
あきどまりの印をつけたところから、ぬいしろ 1cm で縫い合わせていきます。縫い始めと縫い終わりは忘れずに返し縫いをしましょう。
縫い目が裂けにくくするため、往復して縫います。
3.サイドのひも口を始末する
ぬいしろをアイロンで片側に倒し、ひも口のぬいしろはアイロンで割ります。
割った状態でまち針をとめます。
ひも口のぬいしろにコの字でステッチを入れます。
表から見えるところなので、ゆっくり丁寧に縫っていきます。
縫いました。
4.巾着口を始末する
巾着口を裏側に 1cm→3cmで三つ折りしてアイロンをかけて折り目をつけます。
いったん開いて、最初に折る部分の角を三角に折ります。
再び三つ折りにします。
三つ折り部分を縫います。縫わない側をミシンの下に通しておきます。
折り端から 2mm のところを縫っていきます。ここでも。縫い始めと縫い終わりは忘れずに返し縫いをしましょう。
糸を結んで処理してから切ります。
両側とも縫いました。
上部から1.5cmのところにステッチを入れます。
5.ひもを通す
本体を表に返します。角のぬいしろを親指と人差し指で挟みながら表に返すと、角がきれいに出ます。
目打ちを使って角をきれいに出したら、アイロンで形を整えます。
下の段にひもをぐるりと通します。
両側から紐を通したら、両ひも・フリル付き巾着袋の完成です。
この状態でも使い勝手の良い素敵な巾着袋ですが、中に入れるものによってはマチがあるタイプが向いていることも。 そこで、ここからはマチをつける説明をしていきます。
6.マチを作る
巾着袋を裏返し、角の部分をつまんで三角にしてマチの幅を決めます
幅を決めたらまち針でとめ、チャコペンで印をつけます。
印をつけたところを縫います。
反対側も同様にします。
基本の巾着袋が完成!
表に返してかたちを整えたら、両ひも・フリルの口付き・マチあり巾着袋の完成です!
サイズ違いも作ってみました。
巾着はかさばらないので、2個持ち歩いても良いですね~。
今回使った布はこちら
ふわふわと踊るような大小の円(サークル)の柄が個性的なテキスタイル、nunocoto fabric: circle(ブルー)

こちらは色違いの、nunocoto fabric: circle(レッド)
