おしゃれな巾着袋のひも選び【実例集】ひもの通し方・長さ算出方法も
手縫いでもミシンでも簡単に作れて初めてのお裁縫にもぴったりな巾着袋ですが、どんなひもを合わせたら良いかわからない、というお悩みもチラホラききます。
そこで今回は、1つの巾着袋にいろいろなひもを合わせてみました。
巾着におすすめのひもの種類
入園グッズにぴったり!カラーバリエーション豊富な【アクリルコード】
ひもと言えばこちら、というイメージも高いひも、アクリルコード。入園入学グッズで定番のひもで、お子さまでも扱いやすい柔らかい質感です。洗濯や摩擦に強くて丈夫なのもポイントです。
明るい原色カラーから女の子に人気のパステルカラー、ラメ入りなど、様々な色展開と、太さのバリエーションがあるのも嬉しいんです。
色選びは、巾着袋の布の色に合わせてみるのも良いですし、
差し色で明るい色にしてみるのも良いですね。
ナチュラルな雰囲気になる【コットンコード(綿ひも)】
綿でできたひも、コットンコードです。サイズもいろいろあり、使い勝手の良いひもです。
生成りのひもを使えば、ナチュラルな雰囲気の巾着袋に仕上がりますよ。
アクリルコードのようなカラーバリエーションもあり、当店nunocotofabricで取り扱っているカラーコードはコットンコードです。
細くても丈夫な【ポリエステルコード】
光沢があってハリのあるポリエステルコードは、細くて丈夫ですべりが良く、汚れにも強くて扱いやすいので、市販の巾着袋にもよく使われています。
ここでは丸紐タイプを使っていますが、靴紐によく使われている平紐を使ってもスポーティーな雰囲気で良いですよ。
和の雰囲気になる【江戸打ち紐】
手軽に手に入る組紐、江戸打ち紐は八つ打ち紐とも呼ばれ、和の雰囲気があるひもです。
素材はナイロン、綿、正絹など様々ですが、どれも細くて丈夫でしなやかなので、巾着袋用のひもにはぴったりです。
大人っぽい雰囲気になる【ワックスコード(蝋引き紐)】
綿ひもなどの表面がワックス(蝋)加工されたワックスコードは、レザーのような質感があって大人っぽい雰囲気の巾着に仕上がります。
いろいろな太さありますが、巾着に使う場合は1.5~2mm程度のものがおすすめです。
ハリがあって丈夫ですが、洗濯するとワックスが剥がれてしまうため、洗濯する時はいったんひもを外してから洗濯をしましょう。
おしゃれな雰囲気になる【平織りテープ】
薄手の平織りテープを巾着のひもに使うと、ナチュラルでおしゃれな雰囲気に仕上がります。
いろいろな幅のテープありますが、巾着に使う場合は1~1.5cm程度のものがおすすめです。
テープなので、手にひっかけて持ちやすいものポイントです。
nunocotofabricの入園・入学グッズ手作りキットで使っている巾着ひもは光沢のある平織りテープで、おしゃれでナチュラルな雰囲気の巾着袋に仕上がります。
薄手の綾テープも平織りテープと同じように使えます。
上品な雰囲気になる【グログランテープ(グログランリボン)】
光沢があって程よい厚みもあるグログランテープを巾着のひもに使うと、上品な雰囲気に仕上がります。
いろいろな幅のテープありますが、巾着に使う場合は1cm程度のものがおすすめです。端がほつれやすいので、ほつれ止めを塗るなどをして使ってください。
素材はポリエステルやレーヨン、アクリルなどがあり、レーヨン性は洗濯にはあまり向いていないので、素材を確認して使ってくださいね。
ベルベットリボンもグログランテープと同じように使えます。
大人かわいい【サテンテープ(サテンリボン)】
光沢があってラッピングにもよく使われるサテンテープも巾着に使えるんですよ。
大人かわい華やかな巾着に仕上がるので、フリルつきの巾着袋などに合わせると良いかもしれませんね。
摩擦に弱くて洗濯にもあまり向いていないので、子ども用には向いてなさそうです。
かわいいけど絞りにくい【ぽんぽんテープ】
かわいいぽんぽんがついたぽんぽんテープも巾着に使うことができます。
見た目はとってもかわいいのですが、絞った時の可動性はイマイチ。見た目がいちばん!使い勝手は気にしない!という方であれば、ぜひトライしてみてください♪
どんな巾着もワンラックアップする【リネンコード】
nunocotofabricのスタッフ支持率No.1は、小物づくりによく登場するこちらのリネンコードです。
綿よりも丈夫なリネンだから、細くても安心。耐久性も高そうです。nunocotofabricでは、太さ2mm程度のこちらの細いリネンコードを巻きでたくさん購入して、普段から愛用していますよ。どこにでも売っているわけではないので、ぜひ見つけたらゲットしてみてくださいね。
パっと可愛く&目を惹く影の主役!?【ツイストコード(よりひも)】
2色がぐるぐるとツイストした綿ひもは、ツイストコードという名前で検索するとヒットします。
お客様からお問い合わせをいただくことも多いのですが、やっぱりインパクトのある(?)ひもかもしれません。
ひもが2色になるだけでこんなに可愛いなんて…!と気付いてからは、小さめの巾着用についつい手が伸びてしまいます♪
こちらはラッピンング資材のお店や文房具店などで取り扱われていることが多いようです。
同じツイストコードでも、単色生成り&太めとなってくると、だいぶ印象が変わります。(実はコットンコードのところで使ったひもは綿の生成りのツイストコードです。)
スタッフバッグに!【ストレッチコード】
くるくると丸めて附属のナイロン巾着に収納するダウンジャケット。あのギューッと絞るときの強力なゴムがストレッチコードです。
髪ゴムに似ていますが、髪ゴムよりもさらに硬く、かつ丈夫なゴムひもです。
アウトドアに!【パラコード】
パラシュートコード。略してパラコード。パラシュートを吊るすために開発されたロープなだけあって、とても丈夫です。アウトドア用や、たくさん物を入れる巾着にぴったりですよ。
基本の巾着袋のひもの通し方
いろんな種類のひもから、ぴったりのイメージを見つけたところで、次は、基本の巾着袋のひもの通し方について解説します。 片ひも(片ひき)タイプと両ひきタイプ2種類のひもの通し方を丁寧に紹介しますね。
巾着ひもの長さの決め方
通し方の前に、巾着ひもの長さの決め方を解説します。片ひもタイプとは、1本のひもと通し、片側のみで結ぶタイプ。両ひもタイプとは、2本のひもを両側から1本ずつ通し、両側で結ぶタイプです。
長さはあくまで目安ですので、参考にしながら、お好みの長さに調整してくださいね。
袋口幅×2+15cm
■両ひもタイプ
(袋口幅×2+15cm)×2本
ひも通しに使う道具
ひも通しに使う道具は、いろいろありますが、 最もスタンダードで、1つあると便利なのは、写真右の挟み込むタイプ。小さな巾着や、ゴム通しにも使いやすいです。
途中でひも通しからひもが外れると、最初からやり直しになるので、ここでしっかりと、ひもが外れないようにはさみます。
ちなみに、ひも通しがない場合は、安全ピンやヘアピンなどでも代用できます。
巾着袋のひもの通し方(片ひもタイプ)
それではさっそく、片ひもタイプの巾着袋のひもの通し方から詳しく解説していきます。
ひも通し口から、ひもを通していきます。
中にぐっと押し込んだら、そのままひも通しを進行方向に動かしていきましょう。
反対側からひもが出たら、 2本一緒に結びましょう。
これで、片ひもタイプのひも通しが完成です!
巾着袋のひもの通し方(両ひもタイプ)
次に、両ひもタイプの巾着袋のひもの通し方を詳しく解説していきます。
片ひもタイプと同じように、ひも通し口から、ひもを通していきます。
中にぐっと押し込んだら、そのままひも通しを進行方向に動かしていきましょう。
反対側のひも通し口からひもが出たら、 もう1本のひもを反対側(片方のひもが『わ』になっている方)から通します。
2本のひもを通しました。
それぞれ2本一緒に結びましょう。
これで両ひもタイプのひも通しが完成しました。
ひも通しは、巾着袋の仕上げの作業。nunocoto fabricスタッフは、ひも通し口が狭い場合など、ミシンをかけるよりも実はキンチョーしながら作業しています^^
こちらの記事が巾着袋作りのお役に立てたら嬉しいです。
今回使った布はこちら
・どこまでもあたたかな太陽の光を感じさせる、コントラストの強い花柄デザインのテキスタイル「fiori」 。
巾着袋の作り方についての記事
・【完全保存版】巾着袋の作り方まとめ!デザイン別にサイズ調整方法も
・巾着袋の裁断サイズ
・基本の巾着袋(両ひも・片ひも)の製図・型紙と作り方
いろいろなひもの名前
普段nunocotofabricで使っているひもを集めてみた記事もあります。・このひもの名前は?普段使っているひもを集めてみました。