コツがわかればきれいに縫える!始めと終わりの返し縫い(ミシン)

縫い始めと縫い終わりの返し縫いです。
基本の基本なので「始めと終わりは返し縫いをしましょう」の一言記載してあるだけ、なこともありますよね。
ソーイング本などはこの記載もないことがあります。
しかしこれをしないと縫い目がほどけてきてしまうので書かれていなくても必ずしましょうね。
返し縫いは、布の端を縫ったり後ろに縫い進めたりと、実はコツが必要な工程です。
苦手な方も多いのかな…と感じたので、今日は返し縫いのコツを紹介してみようと思います。
返し縫いとは
まず初めに、「返し縫い」とは。縫い始めと縫い終わりの糸がほどけないように、3.4針重ねて縫うことを言います。
手縫いの時の「たま止め」の役割ですね。
返し縫いの方法
布の端に針をおろし、糸は「押さえの横」から出しておきます。「後ろに出す」と記載されることもあります。
「押さえによって糸端がきちんと押さえられている状態」にすることがポイントですので
使うミシンはどちらがきれいに縫えるのか、試し縫いをしてそのミシンの特徴をつかんでくださいね。

5mmほど縫い進めたら、返し縫いボタンで後ろ向きに縫い進めて縫い始めに戻り、もう一度縫い進めます。

こうすることで縫い目がほどけることがありません。

返し縫いのコツ 「向きを変える」
返し縫いは布端から縫い始め、同じラインを縫い戻り、また縫い進めます。この、「後ろに縫い進める」ことが苦手な方はすべて前に前に縫えばいいのです!
ナニナニ!?と思いました?
縫いはじめを布端から始めなければいけないことはないんです。
それではやってみましょう。
布端から少し入ったところに針を刺します。
そこから、布端へ向かって縫い進めます。

縫い目の上を縫うようにまっすぐ縫い進めます。
これでOK.
後ろに進むことなく返し縫いが出来ました。

こちらの方法だと2度の重ね縫いです。
2度と3度、どちらでも良いです。
もちろん、3度重ねた方がほどけにくいですが2度でもきちんと重ね縫いしてあれば大丈夫。
2度の場合は少し長めに縫い重ねてあげると安心ですね。

布端に向かって進み、



返し縫いのコツ 「高さをそろえる」
厚みのある布を縫い始めるとき、押さえが進まず同じ箇所を何度も縫うことで糸が絡むことありませんか。それは押さえの先端が上を向いてしまうことで、うまく布がとらえられず進めないからです。

スッと縫い始められますよ。
生地をたたんで厚みを出すのもいいですが、写真のようにアクリルテープを使うのもおすすめです☆

返し縫いのそのあとに
返し縫いをしたら、縫い始めも縫い終わりも糸端を切りますよね。ここでワンポイント!!
裏側に出ている糸を引くと縫い目がほどけて糸が緩みます。

それから糸をギリギリでカットすると表側に糸先が出ず仕上がりがきれいですよ~。

ちょっとしたことなのですが、ミシンを縫い始めるときの緊張が少しでも和らぎ
楽しんでいただけたら嬉しいです。