チラ見せ布切り替えで巾着袋をかわいくアレンジ♪【裁断サイズの求め方あり】

【作業時間】それぞれ　レベル★★★☆☆

これまでいろいろな巾着袋の作り方を紹介してきましたが、今回は、ちょっとマニアック（？）で上級者向けのアレンジです。
ひとことで言うと、布の切り替えで遊びましょう！という、ちょっと楽しい作り方です。
ハンドメイドの面白さにきっとハマりますよ！

どこをアレンジするの？

基本は２枚仕立ての巾着袋になります。
その巾着袋の袋口部分に、メインの外側の布とは違う、もう１枚の布（内布）をチラ見せして楽しもう！というアレンジです。
少しずつ寸法を変えてみることで、見え方が違ってくるのが面白いです＾＾
あんまり違いが分からないけど…？という方、それでも構いません（笑）
気分に合わせて、どのやり方にしようかな～と遊んでみてください♪

裁断サイズの求め方も記載したので、いろいろなパターンで作ってみてくださいね♪

■巾着袋のフリルを内布でチラチラ見せ

巾着袋のフリル部分を、メインの外布ではなく内布をよいしょと（内側から）持ってくることでアクセントにする、可愛い巾着袋です。
チラ見せ切り替え巾着の基本となる作り方ですよ。

材料と裁断サイズ

※仕上がり寸法（体操袋サイズ）：タテ（33cm＋フリル丈3cm）×ヨコ28cm

・外布：タテ35㎝×ヨコ30㎝を２枚（もしくはタテ68cm×ヨコ30㎝を１枚）※
・内布：タテ41㎝×ヨコ30㎝を２枚（もしくはタテ80cm×ヨコ30㎝を１枚）※
・ひも：80cm程度を２本
※柄に上下がある場合は片面ずつ２枚ご用意ください。

■巾着袋のフリルを内布でチラチラ見せ　の作り方

１．外布・内布それぞれつなげて縫う（本体を作る）

（※外布・内布それぞれのカットパーツを1枚の布で作る場合は、この工程は必要ありません。）

外布同士、内布同士の上下の向きをそろえて中表で合わせます。
下辺をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ぬいしろは割っておきましょう。

２．外布と内布を縫い合わせる

外布と内布を中表で重ね、短辺同士を合わせてまち針でとめます。（内布はもたついた状態でOK）
短辺２辺をぬいしろ1cmで縫い合わせます。

３．布をたたみ直す

外布と内布を縫い合わせたものを開いて、外布同士、内布同士が合わさるように、パタンとたたみ直します。
ぬいしろを割ったら縫い目同士をしっかりと合わせ、ずれないようにまち針でしっかりととめます。

４．ひも通し口を作る

・フリルは無いけどちょこっとだけチラ見せ巾着袋を作る方はこちら
・巾着袋のフリル＋ひも道も内布でチラチラチラ見せ巾着袋を作る方はこちら

外布と内布を縫い合わせた縫い目から外布側に2.5cmのところ（印➀）と、縫い目からフリル丈の２倍＋2.5cmのところに印をつけます。（印➁）
外布の両サイドをぬいしろ1cmで縫っていきます。
印➀～外布と内布を縫い合わせた縫い目までのところを縫わずに空けておきます。（ここがひも通し口になります。）
内布は、印➁より4cm長いところまで縫っておきます。（写真参照）
ひも通し口部分のぬいしろを開き、アイロンをかけたら印➁～印➀～反対側の印➁までステッチします。
この時、内布を巻き込んでしまわないように気を付けましょう。
。

５．両サイドの残り部分を縫う

内布の両サイドの縫い残してある部分を縫います。
この時、片側は返し口部分を空けて縫いましょう。

６．表に返す

返し口から表に返します。

返し口を縫い閉じたら、内布を外布の中にしまいます。

目打ちで角をきれいに出します。

全体にアイロンをかけて整えます。

７．ひも通し部分を縫う

・フリルは無いけどちょこっとだけチラ見せ巾着袋を作る方はコチラ
・巾着袋のフリル＋ひも道も内布でチラチラチラ見せ巾着袋を作る方はコチラ

表布と外布を縫い合わせた縫い目より2mm程度外布側のところと、そこから2.5cmのところにぐるりとステッチをかけます。

８．ひもを通す

ひもを通す

ひも通しでひもを通したら、ひもをそろえて玉結びします。

巾着袋のフリルを内布でチラチラ見せ　が完成！

できました！チラチラ見せタイプ（笑）の巾着袋です。
比較的完成図がイメージしやすいので、布合わせで遊びやすくておすすめです！
フリルの部分の質感を細かくわしゃわしゃ～とさせたいときは、内布をもっと薄手にしてくださいね。（上記写真は生成りのツイル生地です）
イエロー×グリーン。この組み合わせも可愛い！
体操着入れにぴったりのサイズですね。

■フリルは無いけどちょこっとだけチラ見せ

お次はこちら。フリルがないシンプルなタイプです。「フリルとかやだな～」とかぶつぶつ言い始めたお年頃の男子用にはこちらがいいかなと（笑）
フリルは付けないけど、母さんちょっと遊びたいなあ、というときにぴったり！＾＾

材料と裁断サイズ

※仕上がり寸法（体操袋サイズ）：タテ33cm×ヨコ28cm

・外布：タテ32.5㎝×ヨコ30㎝を２枚（もしくはタテ63cm×ヨコ30㎝を１枚）※
・内布：タテ37.5㎝×ヨコ30㎝を２枚（もしくはタテ73cm×ヨコ30㎝を１枚）※
・ひも：80cm程度を２本
※柄に上下がある場合は片面ずつ２枚ご用意ください。

■フリルは無いけどちょこっとだけチラ見せ　の作り方

作り方は、フリルを内布で切り替えた巾着袋の作り方とほとんど同じです。
ひも通し口を作る「工程４」と「工程７」でも寸法等が違うため、その箇所のみ記載しますね。

４．ひも通し口を作る

外布と内布を縫い合わせた縫い目から内布側に2.5cmのところ（印➀）と、そこから2.5cmのところに印をつけます。（印➁）
外布の両サイドをぬいしろ1cmで縫っていきます。
外布と内布を縫い合わせた縫い目～印➀までのところを縫わずに空けておきます。（ここがひも通し口になります。）
内布は、印➁より4cm長いところまで縫っておきます。（写真参照）
ひも通し口部分のぬいしろを開き、アイロンをかけたら印➁～印➀～反対側の印➁までステッチします。
この時、内布を巻き込んでしまわないように気を付けましょう。
。

７．ひも通し部分を縫う

表布と外布を縫い合わせた縫い目より2mm内布側のところにぐるりとステッチをかけます。

フリルは無いけどちょこっとだけチラ見せが完成！

はい。フリル無しのちょこっとチラ見せ巾着袋ができました。さりげないのがいいんです♪
内側まで可愛い◎
キュッとした絞り口がなんだかキュートです。
柄によっては、年齢を選ばず使いやすい形ですよ。

■巾着袋のフリル＋ひも道も内布でチラチラチラ見せ

そしてこちら。最初と何が違うの？と思われるかもしれませんが、よーくよく見てみると…。
そうなんです！フリルにプラスしてさらにひも通し道も内布になっているよ、というタイプ

これは、どういうときにチョイスしたらいいのか？
それは、たとえば、本体（外布）をキルティングのような厚みのある生地で作りたい場合などに向いています。
キルティングにひも道を作るとなんだかゴワゴワなっちゃっていやだなあ、というとき。
そんなときは、内布をオックスやシーチングなどの薄手の生地にして、ついでにそのまま内布さんが「ハイハイいいですよ　ゴム道も私が担当しますよ」と請け負ってくれるという、そんなイメージです。
伝わりますかね～！これ！

材料と裁断サイズ

※仕上がり寸法（体操袋サイズ）：タテ（33cm＋フリル丈3cm）×ヨコ28cm

・外布：タテ32.5㎝×ヨコ30㎝を２枚（もしくはタテ63cm×ヨコ30㎝を１枚）※
・内布：タテ43.5㎝×ヨコ30㎝を２枚（もしくはタテ85cm×ヨコ30㎝を１枚）※
・ひも：80cm程度を２本
※柄に上下がある場合は片面ずつ２枚ご用意ください。

■巾着袋のフリル＋ひも道も内布でチラチラチラ見せ　の作り方

４．ひも通し口を作る

外布と内布を縫い合わせた縫い目から内布側に2.5cmのところ（印➀）と、そこからフリル丈の２倍＋2.5cmのところに印をつけます。（印➁）
外布の両サイドをぬいしろ1cmで縫っていきます。
外布と内布を縫い合わせた縫い目～印➀までのところを縫わずに空けておきます。（ここがひも通し口になります。）
内布は、印➁より4cm長いところまで縫っておきます。（写真参照）
【アレンジ】印➀～印➁まですべて縫わずに空けて作ると、絞り口より上がすべて開いたデザインになりますよ◎
ひも通し口部分のぬいしろを開き、アイロンをかけたら印➁～印➀～反対側の印➁までステッチします。
この時、内布を巻き込んでしまわないように気を付けましょう。
。

７．ひも通し部分を縫う

表布と外布を縫い合わせた縫い目より2mm程度内布側のところと、そこから2.5cmのところにぐるりとステッチをかけます。

巾着袋のフリル＋ひも道も内布でチラチラチラ見せ　が完成！

出来上がってみると、あ～こういうことか！と分かっていただけそうでしょうか！？
体操着袋サイズ、としましたが、使い勝手の良いサイズだと思います。大人の女性用スニーカーもしっかり納まりました。
あえて内布だけを柄にしたり、いろんなアレンジが楽しくなりそう！
絞り口にギャザーぎゅぎゅぎゅ～って寄ってるのも、可愛いです。