こどもタックパンツの作り方【ホームソーイング型紙シリーズNo.042】
こちらは【ホームソーイング型紙シリーズ】No.042_こどもタックパンツ型紙をご購入いただいた方や、検討中の方に向けたページです。
このレシピでは、下記のこどもタックパンツの型紙を使用した作り方を紹介しています。
※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。
こどもタックパンツ 仕上がりサイズ
※100/110/120/130 の4サイズ展開です100 | 110 | 120 | 130 | |
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パンツ丈 | 57cm | 63cm | 68cm | 74cm |
股下 | 33.5cm | 37cm | 40cm | 44.5cm |
裾幅 | 13cm | 14cm | 15cm | 16cm |
こどもタックパンツの材料
【布の用尺】100/1.3m 110/1.4m 120/1.6m 130/1.7m(布幅108cm)
※生地の柄合わせが必要な場合は、少し多めにご用意くださいね
型紙 | こどもタックパンツ型紙 |
生地 100/110/120/130 | 1.3m/1.4m/1.6m/1.7m(布幅108cm) |
伸び止めテープ | 40cm(12mm幅) |
ウエスト用ゴム 100/110/120/130 | 46cm/47cm/49cm/52.5cm(25cm幅平ゴム) |
※生地は、コットンリネンビエラ、リネン、ツイルなど普通地~中厚地が合います
こどもタックパンツ サンプル製作で使用した生地
wind check(グレー)※こちらのサンプル製作ではコットンツイル素材を使用
※慣れないうちは、柄合わせの必要がない総柄や小柄または無地の生地がおすすめです
こどもタックパンツ 布の裁ち方図
下記の裁ち方図を参考に、布を裁断してくださいね。
裁断のポイント
前パンツ・後ろパンツ・ポケット袋布はそれぞれ必ず左右対称で取るようにします。布目線を合わせてから裁断しましょう。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方(記号の読み方・裁断の仕方)でご確認くださいね。
縫い方のポイント
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・ぬいしろは(指定の無い限り)1cmです。切り取った布端から1cm内側を縫います
・縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
・きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです
こどもタックパンツの作り方
ここからは、こどもタックパンツの作り方を詳しく解説していきます。下記の手順で縫い進めてくださいね。
1.布を裁断する
前パンツ・後ろパンツ・ポケット袋布は「左右対称」でとります。
今回、前パンツと後ろパンツは生地を折りたたみ2枚重ねた状態で左右対称に裁断しました。
ポケット袋布は型紙を、オモテ面とウラ面にして配置することで左右対称にしています。
左右対称に裁断する方法は左右対称に裁つでご確認くださいね。
裾のタック位置とタック折り目位置も、目打ちなどを使って印をつけておきます。
2.裾のタックを縫う
裾に1.5cm→1.5cmで三つ折りの折り目をつけます。折り目をつけたら一度ひらきます。
タックを折ります。
まず型紙でタックの向きを確認しましょう。タック印を重ねるように、股下から脇に向かってタックが入ります。
画像では、赤線を青線に重ねます。
それでは、生地で進めます。パンツのタック印を重ねるように中表にたたみます。
裾からタック縫い止まり位置まで縫います。
その上のタック折り位置までは、折り目をつけるだけです。
ぬいしろは股下側へたおします。
前パンツと後ろパンツ、それぞれタックをたおす方向を確認してくださいね。
3.ポケットを作る
前パンツのポケット口に伸び止めテープを貼ります。
ポケット口の布端から1cmのラインが伸び止めテープの中心となる位置です。
前パンツに袋布を中表に重ねて、ぬいしろ1cmで縫います。
袋布をひらき、
外表にたたみなおしたら、ポケット口を5mmでステッチします。
ポケット口は、ウラ(袋布側)からみたときに前パンツがすこしだけ見えるように整えてステッチを入れると仕上がりがきれいです。
袋布をひらき、
外表に半分にたたんだら、ポケット底をぬいしろ5mmで縫います。
袋布を中表にたたみ、ぬいしろ5mmで縫い合わせます。(袋縫い)
オモテ側から、ポケットとパンツの端を仮縫いします。
4.股下と脇を縫う
前パンツと後ろパンツを中表に重ね、ぬいしろ1cmで縫います。
布端は、ロックミシンまたはジグザグミシンで2枚一緒に始末します。
脇も股下もぬいしろは後ろパンツ側へたおします。
5.股上を縫う
両足、脇と股下を縫えたら片方だけオモテに返します。
片足に入れ込み、中表に重ねます。
股下をぬいしろ1cmで縫います。
布端は、ロックミシンまたはジグザグミシンで2枚一緒に始末します。
片足を引き出し、ぬいしろは右パンツ側にたおします。
ぬいしろを抑えるように縫い目の脇にステッチをいれます。オモテからステッチを入れます。
6.裾を縫う
裾の三つ折りを整え、縫います。タックの向きに気をつけましょう。
細い筒状を縫う場合、縫う側を内側にして覗き込むようにすると縫いやすいです。
7.ウエストを仕上げる
ウエストベルトのゴム通し口がある辺を1cmで折ります。
中表に半分に折ったら、ゴム通し口を除きぬいしろ1cmで縫います。
ぬいしろをひらき、ゴム通し口をステッチします。
パンツとベルトを中表に重ね、ぬいしろ1cmで縫います。
ベルトのゴム通し口が左脇になるように合わせてください。
ベルトを立ち上げるように縫い目からアイロンをかけます。
パンツと縫い合わせた縫い目を隠すようにベルトを半分に折ります。
オモテからまち針でおさえます。
ウラ側はきちんとベルト端を押さえていることを確認しましょう。
オモテから、ウエストベルトの端2mmくらいでステッチし、ウエストベルトを縫い押さえます。
ゴムを通し、ゴム端を1cmほど重ねてしっかりと縫いとめます。
こどもタックパンツが完成
完成です。
今回のサンプルはコットンツイル素材で作りました。タックがしっかりと入ってシルエットも綺麗に出ます。
こどもタックパンツで使用した生地
※こちらのサンプルではコットンツイル素材を使用