なみ縫い・半返し縫い・本返し縫いの仕方(手縫い)
手縫いの基本をご紹介します。
小さい時に学校で習った「こうだったような…」でも、一応は縫えるのでしょうが、せっかく作るのであれば、よりきれいに仕上げたいですよね。
ちょっとの手間ですが、きれいに仕上げるためには大事なことですので、ぜひ一度基本から覚えてみましょう♪
縫い始め
なんとなく始めていた縫い始めですが、縫い始めにもコツがあるんです。
ミシンのように手縫いにも返し縫いがありますよ。
玉結び
手縫いをするときに、糸が抜けてしまわないように結んでおきます。
これを玉結びと言います。
かた結びなどは玉が小さく抜けやすいので、玉結びをしましょう。
動画で解説
▼玉結びのやり方を動画にて詳しく紹介しています。 (YouTubeへ飛びます)
写真で解説
A、親指で糸端を押さえながら、人差し指に1回まきつける
B、糸を押さえながら、親指と人差し指をすべらせ糸をより合わせる
C、人差し指でよりをおさえたまま糸を引く
D、玉結びの完成!
返し縫い(返し針)
玉結びをして縫い始めますが、力が加わると抜けてしまうこともあります。
返し縫いをしておくと抜けにくく安心です。
A、ひと針縫ったら、同じ個所をもうひと針縫う
B、初めに針を刺したヶ所にもう一度針をいれたら、ふた針先に針を出す
C、そのまま縫い進める
縫い方
手縫いの基本の縫い方です。
何を縫うにも使える縫い方ですので、覚えておきましょう。
なみ縫い
基本の中の基本となる縫い方です。
動画で解説
▼なみ縫いのやり方を動画にて詳しく紹介しています。 (YouTubeへ飛びます)
写真で解説
ひと針3~4mmで等間隔に縫い進めます。縫った糸は引きすぎず、ふんわりと仕上げます。
半返し縫い
力の加わる箇所などに半返し縫いをすると、しっかり縫える、強度が欲しい時に便利な手縫いの方法です。
動画で解説
▼半返し縫いのやり方を動画にて詳しく紹介しています。 (YouTubeへ飛びます)
写真で解説
ひと針縫って、ひと針の半分戻る。ひと針縫ってひと針の半分戻る。
を、繰り返す縫い方です。
表から見るとなみ縫いのようになっています。
裏はこんな感じ。
本返し縫い
半返し縫いよりもさらに丈夫に縫えるので、よりしっかりと縫いたいときに便利です。
動画で解説
▼半返し縫いのやり方を動画にて詳しく紹介しています。 (YouTubeへ飛びます)
写真で解説
ひと針縫ったら、ひと針戻る。を、繰り返す縫い方です。
表から見ると縫い目がつながっています。
裏から見るとこうですよ。
縫い終わり
縫い終わったら、なんとなく結んで終わり。ではなく、せっかくきれいに縫えたのなら
最後までしっかりと終えてあげましょう。
返し縫い(返し針)
縫い始め同様、縫い終わりにも返し縫いをするといいですね。
玉どめ
動画で解説
▼玉どめのやり方を動画にて詳しく紹介しています。【1:00~】はじまります。(YouTubeへ飛びます)
写真で解説
縫い始めと同様に、返し針をしてから結びます。
縫い終わりに合わせてきちんと結べると、ゆるみも出ずきれいに仕上がりますよ。
少しコツは必要ですが、慣れれば簡単ですので頑張りましょう。
A、針を糸が出ている根元にあて、針に糸を2.3回まきつける
B、巻き付けた糸が根元に近くなるようにきゅっと糸を引っ張る
C、緩まないように巻いた糸を左手の親指で押さえ、針を抜く
D、玉どめの完成!
このまま玉どめのすぐそばで糸をカットしても良いのですがここでひと手間!
ひと針だけ、玉どめのすぐ近くの布をすくってから糸をカットすると糸端が隠れてすっきりとします。
いかがでしたか。
玉結び、玉どめ、なみ縫いに加えて返し縫い。これだけ覚えておくと手縫いで作れるものがぐんと増えますよ。
また、仕上がりも今までよりちょっと上出来に!
是非、覚えてたくさんの手作りを楽しんでくださいね。