手作りだから好きな布で!ファブリックパネルの作り方3種

手軽にインテリアのアクセントになってくれる、ファブリックパネル。
購入すると、割と良いお値段がしますが、実は簡単に手作りできるのですよ〜。
こちらのページでは、材料や質感の違う色々な作り方を紹介していくので、ぜひお好きな方法で作ってみてくださいね。
1つ飾るだけでも素敵ですが、同じサイズのファブリックパネルを並べて飾ったり、違うサイズのファブリックパネルをランダムに飾ってみても◎
ファブリックパネル作りに向いている生地
ファブリックパネルに向いている生地は、キャンバスやオックスなど平織のしっかりした生地がおすすめです。デザインは、ファブリックパネルにおすすめの生地デザインを参考にしてみてくださいね。
当店には、約3,000以上のプリント生地があり、すべてのデザインでキャンバスやオックスをお選びいただけます。お気に入りの1枚がきっとみつかる!ぜひ探してみてくださいね。

ファブリックパネルを手作りするときのサイズ
ファブリックパネルを手作りするときに気になるのがサイズ。
市販のサイズでは、下記が多いようです。
◎ファブリックパネルのサイズ
- 20cm×20cm
- 30cm×30cm
- 40cm×40cm
- タテ:80cm×ヨコ30cm
- タテ:140cm×ヨコ45cm
20cm×20cmや30cm×30cmのミニサイズは、3つ並べて飾ることが多いようです。
大きいサイズの横長タイプは、だいたいこのミニサイズを3つ並べたくらいの大きさのようですね。
お部屋の雰囲気やお好みに合わせて、サイズを選んでみてくださいね。
必要な布のサイズは、タテヨコそれぞれ+15cmほどあれば、きれいに作れますよ。
基本のファブリックパネル(木製パネル使用)
まずは基本の木製パネルを使ったファブリックパネルの作り方から紹介します。なんと言っても専用のパネルを使うので、一番きれいに仕上がるのがこのタイプかな~と思います。
ファブリックパネルといえばこれ!なマリメッコの布で作ってみました。
木製パネルのファブリックパネルの材料・裁断サイズ
【布の用尺】タテ55cm × 55cm
布 | タテ55cm×ヨコ55cm 1枚 |
木製パネル | タテ40cm×ヨコ40cm 1枚 |
マスキングテープ | 布に近い色のもの |
ガンタッカー |
できあがりサイズ
タテ40cm×ヨコ40cm
木製パネルのファブリックパネルの作り方
1.布のどの部分を使うか決める
木製パネルに布をかぶせて眺め、布のどの部分を使うか決めます。
場所によって出てくる柄が違う布の場合はかなり悩むと思いますが、重要なところなので、たくさん悩んで納得がいくポジション決めをして下さいね。マリメッコさんの布は、どの部分を使っても素敵なのですごく悩みました。
場所が決まったら、ずれないように気を付けてそっと平面に置きます。
そのまま動かさずにチャコペンで印をつけます。
木製パネルに定規をあて、10cmとったところに目印をつけて、ぐるっと一週、線をひきます。
ひいた線にそって布をカットしたら、アイロンをかけて一度きちんとシワを伸ばしましょう。
2.木製パネルにタッカーで布をとめる
裏返した布の上に木製パネルを置いて、ずれないようにしっかりおさえながら1辺をタッカーでとめていきます。とめる間隔はタッカーの針1つか2つ分くらいで、角から2~3cm程度の範囲はとめないで空けておきます。(後の工程で布を折りこみやすいように)

1辺をタッカーで留め終わったたら、次は反対側の辺を留めるように進めていきます。
反対側の辺を留めることで、ゆがみがたるみが出てしまうのを防ぎますよ。このとき布を軽くひっぱりながらとめるのがコツです。
残りの2辺もどんどんとめていきます。
4辺全てとめおわりました。
3.角の処理をする(きれいにたたみましょう!)
角を折りたたんでいきますよ。まずは片手で布の角、もう片方の手で木枠の角あたりの布をつまんで木枠パネルの角に合わせ、引っ張って山形にしながらしっかり折り目をつけます。



少し面倒かもしれませんが、角をきちんと丁寧に折りたたむことで仕上がりがグッときれいになります!
4.布端を処理する
ここまできたらほぼ終了!さいごにピシッとなるように仕上げていきます。まずは木製パネルからはみ出している布をカットします。



木製パネルのファブリックパネルが完成!
さあ、出来上がりました。表に返したら、素敵なファブリックパネルの完成です。
やっぱりマリメッコさんの布は壁に映えますね。どこを切り取っても絵になります♪

使った布は、「H/A/R/V/E/S/T」さんというテキスタイルブランドのもの。水彩画のようなデザインで、部屋の印象を優しいトーンに変えてくれそうです。
100円ショップで買える材料で作るファブリックパネル(発泡スチロール板)
さて次は、もっと簡単ですよ。ファブリックパネルの作り方はわかったけれど、木製パネルやタッカーをわざわざ用意するのはめんどくさい、、、そんな方のために、100円ショップで揃えられる材料で手軽に作れるファブリックパネルを紹介しますね。発泡スチロール板を使ったファブリックパネルの材料・裁断サイズ
【布の用尺】タテ42cm × 42cm
布 | タテ42cm×ヨコ42cm 1枚 |
発泡スチロール板 | タテ30cm×ヨコ30cm 1枚 ※1 |
マスキングテープ | 白っぽいもの |
両面テープorホチキス ※2 |
※1 他にも使えるボードはありますが、ここでは発泡スチロール板を使って紹介します
※2 両面テープでもホチキスでもとめられますが、ホチキスはコツがいるため、両面テープの方が簡単です
ここでは発泡スチロール板を正方形にカットして使いますが、カットせずに使う場合の布のサイズは、タテ・ヨコとも発泡スチロール板より12cm長くとった寸法として下さい。
できあがりサイズ
タテ30cm×ヨコ30cm
発泡スチロール板のファブリックパネルの作り方
1.ボードの下準備をする
角がつぶれないよう、発泡スチロール板の4辺にマスキングテープを貼ります。ここでは目立つように黄色のマスキングテープを使っていますが、布から透けないように白いマスキングテープを使うのがおすすめ。
2.発泡スチロール板に布をとめる
裏返した布の上の中央に発泡スチロール板を置き、チャコペンで印をつけます。




3.角の処理をする
基本のファブリックパネルの作り方の【3.角の処理をする】を参考に、角を折りたたんで留めます。

4.布端を処理する
裏側の布の余っている部分をカットします。


発泡スチロール板のファブリックパネルが完成!
完成しました!
これが100円ショップで手軽に買える材料で作れるのは嬉しいですよね。それに軽いので、万が一壁から落ちたときも、床を傷つける必要がありません。小さなお子様のいるご家庭ならこちらがおすすめかも!
今回、発泡スチロール板を使ったファブリックパネル作りに使った布は、「nani IRO」さんというテキスタイルブランドのもの。筆で描いたような柄がファブリックパネルによく合っています。
【おまけ】こんなものも下地にできちゃいます!
100円ショップで揃う材料の中でファブリックパネルの下地にできるものは、発泡スチロール板だけではありません。他にもカラーボードやコルクカラーボード、MDFボードなどもファブリックパネルの下地にすることができます。
厚みは1cm以上あると素敵な質感になるので、厚みがあるものを選ぶか、薄い場合は両面テープなどで重ねて貼りつけて使います。
◎それぞれの特徴
- カラーボード 普通の発泡スチロールよりも発泡密度が高くて固いので布をとめやすく角も出しやすい。
- コルクカラーボード 布の上からピンで写真やメッセージをとめることができる。
- MDFボード 木製パネルで作ったものと同じくらいビシッと作ることができるが、重ねて厚みを出すと重くなってしまうので、カラーボードなどを切って貼り合わせると良い。
マグネットがくっつくファブリックパネル:ホワイトボード下地
3つ目は、マグネットがくっつくファブリックパネルの作り方を紹介します。下地になるパネルにはマグネットがくっつくホワイトボードを使いました。こちらは100円ショップで300円でしたよ~。

マグネットがくっつくファブリックパネルの材料・裁断サイズ
【布の用尺】タテ47cm×ヨコ40cm
布 | タテ47cm×ヨコ40cm 1枚 |
マグネットがくっつくホワイトボード | タテ35.5cm×ヨコ28cm 1枚 |
お好きなひも | 40cm程度 |
白いテープ | ※ |
両面テープ | |
ガムテープなどの強力なテープ |
※マスキングテープなど、白くて透けていないテープなら何でも良いです。
できあがりサイズ
タテ35.5cm×ヨコ28cm
マグネットがくっつくファブリックパネルで使用した生地
※オックスを使用
マグネットがくっつくファブリックパネルの作り方
1.下地のボードの準備
ホワイトボードのひもを切ります。
ホワイトボードの表側の枠に白いテープを貼ります。枠とボード面の段差をならすように、ボード面に少しはみ出すようなかんじで貼っていきます。
2.ホワイトボードに布をとめる
裏返した布の上の中央にホワイトボードを置き、チャコペンで印をつけます。
ホワイトボードの裏の枠部分に両面テープを貼って布をとめていきます。1辺をとめ終わったら反対側の辺をとめ、4辺すべてとめていきます。
3.角の処理をする
角に2cmくらいに切った両面テープを貼ります。
基本のファブリックパネルの作り方の【3.角の処理をする】を参考に、角を折りたたんで留めます。
4つ角とも折りたたみました。
4.さいごの仕上げ
裏側の布の余っている部分をカットして角を白のテープでとめます。お好きなひもの両端を結び、裏側の上にガムテープでとめます。
マグネットがくっつくファブリックパネルが完成!
ビシッと美しく仕上がりました!
下地にマグネットがくっつくホワイトボードを使っているため、マグネットで写真やメッセージを貼りつけることができます。
帰ってきてこんなメッセージが貼ってあったら疲れも吹き飛んじゃいますよね♪
ファブリックパネル作りに使用した生地
北欧の森をイメージしたテキスタイル、nunocoto fabric:trees(アイスブルー)
他にも色違いのテキスタイルがあるのでご覧くださいね。
番外編.ファブリックフレーム
これまで3つのファブリックパネルの作り方を紹介しましたが、番外編として布を額に入れたものも作ってみました。これだけでも素敵なインテリアになりますよ。

ファブリックフレームの材料・裁断サイズ
【布の用尺】お好みのフレームサイズ
フレーム | お好みのサイズ 1枚 |
布 | フレームサイズ 1枚 |
はさみ |
できあがりサイズ
フレームのサイズによる
ファブリックフレームで使用した生地
※オックス生地を使用
ファブリックフレームの作り方
1.布をカットする
額をに布置いて眺め、布のどの部分を使うか決めてカットします。
額の裏板と同じサイズにカットします。
2.布を額に入れる
布にアイロンをかけて額の中にしまいます。
ファブリックフレームが完成!
はい、これだけで完成です。5分でできました!!
素敵な布がより引き立ちましたね~。
ファブリックフレーム作りに使用した生地
お気に入りの手ぬぐいをフレームに入れて飾るというのも粋で素敵かもしれませんね。
好きなところに飾ってみましょう!
できあがったファブリックパネルを手に持って、好きなところに飾ってみましょう。 壁にかけるのはもちろんのこと、
床に置いても素敵です。
色々なサイズを並べて
棚に置いたり壁にかけたりしてランダムに配置しても素敵。
ファブリックパネルにおすすめの生地デザイン
当店には、約3,000種類以上のプリント生地があります。その中から、おすすめの生地をご紹介しますね。
ファブリックパネルにおすすめAtelier CRAFT-Log.のデザイン
当店の生地は現在、約50名のデザイナーさんからデザインを提供いただいていますが、その中でも、コラージュ作家、Atelier CRAFT-Log. の井上陽子さんのデザインがファブリックパネルにぴったりです。
![]() trawler
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![]() Carthage
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![]() Rabat
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![]() hana&mushroom
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![]() kami
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![]() sougen
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井上さんは、IDEEでも作品を販売している作家さんで、まさにインテリアにぴったりのデザイン。
ちなみに、当店でもいくつか、ファブリックポスターという形で作品をご提供いただいています。
ファブリックパネルにおすすめの北欧柄

ファブリックパネルで人気のデザインといえば北欧柄!ここでは、ファブリックパネルにおすすめの北欧柄デザインを紹介します。
![]() 鳥たちよ! |
![]() 群生 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() broccori
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![]() アーティチョーク |
![]() Decora |
![]() Pear |
また、古着の帯や着物などでファブリックパネルを作るという方もたくさんいらっしゃるみたいです。思い出の一着があれば、ファブリックパネルにリメイクしてみるのもいいかもしれませんね。
ファブリックパネル作りに適した生地素材は?(nunocoto fabric取り扱い生地)
◎…キャンバス○…オックス
△…ローン、コットンリネンビエラ
×…ダブルガーゼ
ファブリックパネルとファブリックボードの違いって?
ファブリックパネルとファブリックボード、両方とも聞いたことありませんか? ファブリックパネルとファブリックボードの違いってあるのかな? nunocotoのスタッフたちでそんな話をしていたら気になったので、ちょっと調べてみました。
ファブリックパネル(fabric panel)とは木製のパネルに布(ファブリック)を貼ったもので、北欧では昔から部屋に飾っていたそうです。北欧は長く寒い時期を家の中で心地良く暮らせるようにインテリアを大切にしているんですよね。
ファブリックボードは絵よりも気軽に飾れますし、季節によって掛け替えたりもするそうです。
では、ファブリックボード(fabric board)とは何でしょうか?? 調べてみましたが、、、どうやらファブリックパネルと違いはないそうです。ただの言い方の違いだったんですね。ファブリックパネル、ファブリックボードの他、アートボードと呼ばれたりもするそうです。
とりあえず呼び方は気にせず、いろいろな種類のファブリックパネルを作って暮らしを楽しみましょう♪
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