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基本のブックカバーの作り方(裏地付き・布2枚仕立て)

基本のブックカバーの作り方(裏地付き・布2枚仕立て)
製作時間のめやす:30分

本は好きですか? ゆっくりページをめくりながら読書する時間は格別なひとときですよね。
居心地の良いブックカフェも増えていますし、電車の中で読書している人も知的な雰囲気で素敵だなと思います。

ブックカバー 作り方

ブックカバー 作り方

今回は、読書タイムの気分がちょっぴり上がる♪基本のブックカバーの作り方を紹介します。文庫本カバーは、サイズがある程度決まっていて、小さな布で作れるので、とっても作りやすいです。ハギレでもできちゃうので、気軽な手作りアイテムとしてもおすすめです。

■ブックカバーキットあります!

もっともっと簡単に、手軽にブックカバーのハンドメイドを楽しみたい!という方には、手作りキットがおすすめ。
生地2枚と、nunocoto fabricオリジナルタグ、しおり紐がセットになったお裁縫初心者さん向けのブックカバーキットです。


こちらの無料レシピでは、裏地付き、2枚仕立ての基本の文庫本カバーの作り方を紹介します。

作るときのポイント

基本のブックカバー(裏地付き)は、下記のたった5つの工程で完成します!
①布をカットする
②ベルトを仮止めする
③本体を縫う
④返し口から表に返す
⑤返し口をとじる
作るときのポイントは、この2つを抑えておけばOKです!
1.丁寧に折ってアイロンをかけること
2.寸法は正確に測ること
寸法を丁寧に測ることで、本とカバーのフィット感、美しい仕上がりにつながります。
直線縫いのみでとても簡単にできるので、お好きな布でぜひ作ってみてくださいね。

基本のブックカバーの材料・裁断サイズ

【布の用尺】タテ20cm × ヨコ40cm

基本のブックカバー

表布 タテ17.5cm×ヨコ40cm 1枚
裏布 タテ17.5cm×ヨコ40cm 1枚
ベルト リボンまたはテープ 18cm 1本

できあがりサイズ

広げた横幅32cm(通常の文庫本がぴったり入るサイズ)

基本のブックカバーで使用した生地

※オックス生地を使用

基本のブックカバー 裏地におすすめの生地

表地が厚手の場合シーチング、表地が薄手で、よりしっかり仕上げたい場合はコットンリネンキャンバスがおすすめです。

基本のブックカバー(裏地付き)の作り方

1.布をカットする

まずは表用の布と裏用の布の片側の角を、タテ・ヨコ4cmのところで斜めにカットします。 このサイズでぬいしろ5mmで縫った場合、文庫本がぴたっと収まるサイズ感です。
もう少しゆったりとしたサイズにしたい方は、布の大きさやぬいしろで調整してみてくださいね。


柄の向きに上下がある場合の布の裁ち方

もし布に上下の向きがある場合は、台形の向きを間違えると片面が逆さまになってしまいます。
表用の布はオモテ向きに置いたときに台形が右側になるように、裏用の布はオモテ向きに置いたときに台形が左側になるようにカットしましょう。

 

2.ベルトを仮止めする

裏用の布(内側になる布)をオモテにし、布端から12cmのところにベルトを置いてまち針でとめます。 ベルトは表紙を挟めるようにするため、少しだけ緩んでいるぐらいで大丈夫です。
ベルトを縫って仮止めします。


本縫いの時にはみ出さないよう、なるべく布端3mmのあたりを縫いましょう。


3.片側を縫う

ベルトを縫いつけた裏用の布に表用の布を中表で合わせてまち針でとめ、直線の方をぬいしろ5mmで縫います。


4.折りたたんで縫う

縫った直線側の布端から7cmのところにチャコペンで印をつけます。 反対側の台形の中央部分にも返し口を4cmほどとって印をつけます。(厚手の生地の場合はもう少し長くとったほうが返しやすいです)
直線側を中表の状態でM型に折りたたみ、まち針でとめます。 先ほど印をつけた部分が山になるように折ります。
ぬいしろ5mmで上下と台形の部分を縫っていきます。
縫い始めと縫い終わりは返し縫いをしましょう。
返し口の部分は特にしっかりと返し縫いします。
角の部分は縫い目から2~3mm残して切り落とします。
こうすることで、表に返したときに角がきれいに出ます。


5.返し口から全体をひっくり返す

返し口から全体を引っ張り出して返します。
全体が引き出せたら、目打ちを使って角をきれいに出していきます。

目打ちを使って角をきれいに出す方法や角をきれいに仕上げる方法は、こちらの ぬいしろの始末(見えないとこ・凸編 に詳しく書いてあるので、良かったらよんでみてくださいね。

6.返し口をとじる

返し口にアイロンをかけて折り目をつけます。アイロンで折り目をつけることでまつり縫いがきれいに仕上がります。 返し口をまつり縫いで縫いとじます。

基本のブックカバーが完成!

返し口をとじたら、全体を整えてアイロンをかけ、完成です!!
表はこんな感じ。フラットです。
ブックカバー 作り方 裏はこんな風になりました。このぐらい幅広のテープだと、表紙がするっと抜けることがなくて安心です。
ブックカバー 作り方 ポケットになっている部分に本の裏表紙を入れて、ベルトを表紙に通します。
台形部分を折って使いましょう。

ブックカバーを本につけて出かけよう!

いかがですか♪ こんな素敵なブックカバーなら、近所のお散歩も電車の中も楽しくなっちゃいますね!


―宝島の海賊たちが盗んだ財宝よりも、本には多くの宝が眠っている。そして、何よりも、宝を毎日味わうことができるのだ。―

これはウォルト・ディズニーの言葉だそうです。
自分で作ったお気に入りのブックカバーをつけたとっておきの本を片手に、宝を味わう毎日を過ごしてみませんか。

基本のブックカバーで使用した生地

※オックス生地を使用

基本のブックカバー 裏地におすすめの生地

表地が厚手の場合シーチング、表地が薄手で、よりしっかり仕上げたい場合はコットンリネンキャンバスがおすすめです。

ブックカバーに適した生地は?

基本的には、織物であればどんな生地でも大丈夫です。作りやすいのはブロードオックスカツラギダンガリーシャンブレーなどの生地ですが、裏地を上記にあげた布にすればローンガーゼなどの透け感のある生地も使えます。
また、頑丈なブックカバーを作りたい場合は表地にデニムなどの厚手の生地を使うと良いでしょう。別珍グログランリネンを表地に使っても素敵です。防水性を持たせたい場合はラミネート加工された生地や合成皮革で作ることもできます。

基本のブックカバー(裏地付き)作りに適した生地素材は?(nunocoto fabric取り扱い生地)

当店の取り扱い生地では、しなやかに仕上げたいなら、オックス、よりしっかりと仕上げたいならツイルがおすすめです。
◎…オックス、ツイル
○…ローン、コットンリネンビエラ
△…キャンバス、ダブルガーゼ

身近な布、手ぬぐいでもブックカバーが作れます

手ぬぐい 木綿でできていて風合いが良い手ぬぐい。柄も古典的なものからモダンなもの、かわいいものまで素敵な手ぬぐいがたくさん売っているのを見かけますよね。
そのまま手ぬぐいとして使うのも良いですが、やわらかくて丈夫なので、ブックカバーにもおすすめです。柔らかすぎるかな、という場合は接着芯を貼っても。

ブックカバーに使うベルトはどんなものがおすすめ?

今回ブックカバーのベルトに使ったのは杉綾テープで、これはシンプルで厚みもないので、すっきりとスタンダードな感じに仕上がります。
比較的安くて手に入れやすいのも特徴です。 他には、グログランリボンサテンリボンなどのリボン類、山形テープチロリアンテープなどのテープ類も種類が豊富で使いやすいです。ちょっと個性が出るので、好みに合ったものを選んでくださいね。また、リボンの場合、あまり幅が細すぎない方がベターです。
また、より機能的にしたいのであれば平ゴムなどを使ってみても良いと思います。

しおり紐で個性を出しても♪

しおり代わりの紐を縫い付けておくと便利ですよね。(表布と裏布2枚を縫い合わせる際に、挟んで縫い付けます) 素材は、ワックスコードリネンコードなどのコード類もさりげなくて良さそうです。 ちょっと大人っぽくしたいなら、断然皮紐がおすすめです。紐としても売っていますし、レザーのハギレを好きな太さ&長さにカットしてしまうのも素敵ですよ。

ブックカバーは洗濯もできる?

読書は色々な場所でしますし、カバンの中に入れておくと汚れることが多いので、ブックカバーは洗濯できた方が良いですよね。
ブックカバーに向いている生地は?であげた生地は、ラミネート加工された生地と合成皮革以外は洗濯することができます。生地にもよりますが、基本は洗濯ネットに入れて洗濯することをお勧めします。

本格派ブックカバーを簡単に作るには?

売っているみたいな、本格的なブックカバーを作るなら、材料が全部そろったキットが便利です。 こちらのキットのしおりは、京都宇治にお店を構える老舗くみ紐メーカーから取り寄せたシルク製。
手縫いでも作れる簡単レシピなのに、仕上がりは本格派!初心者さんにおすすめのソーイングキットです。

縫わない?布1枚でOK?ブックカバーの作り方いろいろ

布1枚で作るブックカバーの作り方

今回紹介したのは布2枚仕立てですが、布1枚で作るブックカバーの作り方(2種)も公開しています。

布1枚で作るブックカバーの作り方(2種)

布なのに縫わずに作れる!かんたんブックカバーの作り方

ミシンがなくても、お裁縫が苦手でも大丈夫◎ 両面テープを使った縫わずに作れる!かんたんブックカバーの作り方はこちらです。

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新書用たて長ブックカバーの作り方

文庫本とはちょっとサイズが違う、新書用たて長ブックカバーの作り方はこちらです。

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