サッと持ち歩ける!持ち手付きサコッシュバッグの作り方

今回は、持ち手付きサコッシュバッグの作り方を紹介します。
ヒョイと肩にかけてサッと持ち歩けるコンパクトなサコッシュは、ひとつ持っているととても便利なんです。持ち手つきなので、ちょこんと手で持っていてもかわいい。
内ポケットもついているので、中でお財布やスマホなど仕分けることもできます。
ショルダーひもの長さを調整できるので、こどもから大人まで使えますよ。
袋縫いで簡単に作れるので、ぜひ作ってみてくださいね。
サコッシュバッグのパターン(型紙)
PDFファイル(A4サイズ)が開きます
持ち手付きサコッシュバッグの材料
※仕上がりサイズ:タテ24cm×ヨコ31cm
■用尺:各40cm×布幅■各パーツのカットサイズ(ぬいしろ込)
・お好きな布:タテ30cm×ヨコ34cmを2枚(型紙のとおり)
・ポケット用布:タテ20cm×ヨコ34cmを1枚 ・幅3cm程度のテープ:※2
(持ち手用)63cmを1本
(ショルダーひも用1)90cmを1本
(ショルダーひも用2)70cmを1本
※綾テープでも良いですし、共布で作っても良いです。
持ち手付きサコッシュバッグの作り方
【作業時間】1時間 レベル★★☆
1.ポケットを作る
ポケットの上になる方の辺を5mm→1cmで三つ折りしてアイロンをかけます。
三つ折りした部分を縫います。
2.バッグの本体を縫う
本体パーツ裏→ポケットパーツ表→本体パーツ表の順番で置きます。(外表)底の部分は台形の長辺となるので、上下をまちがえないように置いてくださいね。













3.持ち手をつける
本体を表にし、持ち手用のテープをくるっと巻きます。この時、端はサイドにくるようにします。
ゆるめに巻き、余ったテープはカットします。
両サイドから8cmずつのところに印をつけます。
印をつけたところを縫います。
持ち手のところはゆるませて縫います。
手が簡単に入るくらいのゆるさです。
4.ショルダーひもをつける
持ち手のサイドの部分に《ショルダーひも1》のテープの端をくるりと巻き込んでクリップでとめます。
持ち手と重なる部分を上下2カ所縫います。この時、強度を出すために往復して縫ってください。
反対側のサイドも《ショルダーひも2》のテープの端をくるりと巻き込んで、同様に縫います。
《ショルダーひも1》の端を5cmの輪っかができるように3つ折りして縫います。
《ショルダーひも2》の端を小さく3つ折りして縫います。
持ち手付きサコッシュバッグが完成!
《ショルダーひも1》の輪っかに《ショルダーひも2》を通して、お好きな長さに調節して結んだら、持ち手付きサコッシュバッグの完成です!
動きやすい、ショルダーベルトの斜め掛けスタイル。
自転車にもサッと乗れますね~♪
ショルダーひもを短くしてボディーバッグ風に使うのもかわいいです。
こちらは《ショルダーひも2》を柄の布で作ったタイプ。
肩掛けで大人っぽく持ってみました。
ショルダーひもをバッグの中にしまって、持ち手をひょいと掴むと小ぶりバッグに。
袋縫いなので内側もきれい。ポケットがあるから中に入っているものを物をわけることもできます。
いかがですか?サコッシュバッグひとつで色々な使い方ができますよね。
今回作り方をご紹介したのは生活に取り入れやすいコンパクトサイズですが、大きめサイズで作ってみても良いですよ~。
また、ショルダーひもを共布で作る場合は、『もう失敗しない!簡単&きれいな「布ひも」の作り方』をご参照くださいね。
そもそもサコッシュバッグって何?
サコッシュ(sacoche)とはフランス語で「肩かけのかばんや袋」を指しているそうです。
自転車レース時に、補給食を入れたものをチームのサポートスタッフから受け取ってジャージのポケットに入れて食べながら走るためのものだそうです。
今では、自転車に乗るときだけではなく旅行やまち歩きなどでも大活躍するアイテムとして人気があります。
持ち手付きサコッシュバッグに向いている生地は?
今回ご紹介したサコッシュバッグは袋縫いで仕上げるため、家庭用ミシンで作る場合は厚手の帆布などでつくるのは難しいかもしれません。
今回作ったサコッシュバッグでは薄手のキャンパス生地やオックス生地を使いましたが、シーチングやブロード、ツイルなども向いています。
柔らかい生地を使って作る時は、口にチャックやマジックホックなどをつけてあげると良いですね。
今回使った布はこちら
見ているだけでワクワクする、アイディア膨らむおさかなプリントのテキスタイル、nunocoto fabric:osakana。

ポップな色合いが見え隠れするタイル柄で、落ち着いた中にある遊び心がポイントのテキスタイル、nunocoto fabric: tile(オークル)。

他にも色違いのテキスタイルがたくさんあるので、ぜひのぞいてみてくださいね。
・たっぷりマチのショルダートートバッグの作り方