ハギレ布で作れる!黄金比のパッチワークバッグの作り方3種
【作業時間】60分 レベル★★☆☆☆
nunocoto fabricには、それぞれのデザイナーさんごとのハギレセットがあります。
今回は、ハギレ布がランダムに4枚入っているこのハギレセットを2つ使って、3種類のパッチワークバッグを作ってみました。
ところでみなさん、パッチワークワークバッグというと、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
かわいい。
けれど、
子どもっぽかったり、
おばあちゃんぽかったり、
ちょっとダサイのもあったり。
そんなパッチワークバッグを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
でも、今回ご紹介するパッチワークバッグは、人が美しいと感じる比率『黄金比』を使って作るので、ださくならない、おしゃれなパッチワークバッグを作ることができるんですよ~。
『黄金比』とは1:1.6の比率のことで、この比率はさまざまなデザインに生かされているんです。
nunocoto fabricのハギレセットと黄金比を使って、素敵なパッチワークバッグを作ってみませんか?
作り方を紹介する3種のパッチワークバッグは、
1.レッスンバッグにもなる、パッチワークの手提げバッグ
2.正方形のかたちをした、ポケットつきパッチワークバッグ
3.ひもを使って簡単に作れる、パッチワークサコッシュ
です。
どれも簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。
プロのパタンナーの本格的なバッグの型紙
パッチワークの手提げバッグの材料
※仕上がりサイズ:タテ31cm×ヨコ49m
・外布:nunocoto fabricハギレセット
・内布:タテ64cm×ヨコ52m
パッチワークの手提げバッグの作り方
1.ハギレをカットする
ハギレセット4枚を、写真の通りにカットします。
小さなパーツにカットしたハギレ2枚は、同じ大きさにそろえてカットしておきます。(タテ34cmのまま)。
2.ハギレを縫い合わせる
小さなパーツ2つを中表でぬいしろ1cmで縫い合わせ、ぬいしろをアイロンで割ります。
縫い合わせた小さなパーツと大きなパーツを中表でぬいしろ1cmで縫い合わせ、ぬいしろをアイロンで割ります。
外布の片面ができあがりました。
もう一面も同じように作ります。
中表で合わせ、バッグの底になる辺をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
3.内布と持ち手を縫い合わせる
外布のサイズに合わせて、内布をカットします。
持ち手を作ります。
持ち手パーツの両端を真ん中に折り、アイロンをかけます。
さらに半分に折り、再度アイロンをかけます。
ミシンでステッチを入れます。
外布の表面に持ち手を縫い付けます。
縫う位置は上端から5mmくらいのところです。
外布と内布を中表で合わせ、ヨコの辺をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
外布と内布の真ん中を持って、外布同士・内布同士が中表で合わさるように折りたたみ直します。
この時、外布と内布を縫い合わせた縫い目同士がきちんと合うようにするのがポイントです。
タテの辺をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
内布側に返し口をつくるのを忘れないようにしましょう。
返し口から表に返して返し口を縫い閉じ、口の際にステッチをいれます。
パッチワークの手提げバッグが完成!
アイロンで整えたら、パッチワークの手提げバッグの完成です!!
くるっと反対にするとこんなかんじ。
表情が違くておもしろいですよね!
さて次は、正方形のかたちの、ポケットつきパッチワークバッグの作り方を紹介します。
こちらで使うのはハギレ3枚なので、組み合わせたいハギレを選んで作ることができますよ~。
手提げバッグと作り方がほとんど一緒なので、違うところだけかいつまんで紹介していきますね。
ポケットつきパッチワークバッグの材料
※仕上がりサイズ:タテ30cm×ヨコ30m
・外布:nunocoto fabricハギレセットのうち、ハギレ3枚
・内布:タテ62cm×ヨコ32m
【作業時間】60分 レベル★☆☆
1.ハギレをカットする
ハギレセットから組み合わせたい3枚を選び、写真の通りにカットします。
もう一面はポケットも作るのですが、ポケットは一番小さいパーツと同柄・同サイズでカットします。
一番大きく余っている布で持ち手パーツを作ります。
手提げバッグと同じく、タテ34cmのまま、ヨコを同じ大きさにそろえてカットします。
2.ハギレを縫い合わせる
ポケットパーツの口部分を5mm→1cmで三つ折りをして、ステッチをかけます。
手提げバッグの作り方を参考に、ハギレを縫い合わせてポケットがない面を作ります。
次に、ポケットがある面を作ります。
小さなパーツ2つを縫い合わせたものにポケットパーツを重ね、大きなパーツと中表で縫い合わせます。
中表で合わせ、バッグの底になる側をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
3.内布と持ち手を縫い合わせる
あとは、手提げバッグの作り方と同じ工程です。
持ち手を作り、外布の表に縫い付けて、
外布と内布を中表で合わせてヨコの辺を縫い合わせてたら、折りたたみ直してタテの辺を縫い合わせます。
表に返して口の際にステッチを入れます。
ポケットつきパッチワークバッグが完成!
これで、ポケットつきパッチワークバッグの完成です!!
こちらも、くるっと反対面にすると違う表情に。
パッチワークのひとつと見せかけて、ちょこんとポケット。
ちょっとそこまでのおでかけにちょうどよいサイズですね♪
そして3つ目は、パッチワークサコッシュの作り方を紹介します。
こちらは、ハギレ1枚と無地の布を使って作ります。
パッチワークサコッシュの材料
■各パーツのカットサイズ(ぬいしろ込)
※仕上がりサイズ:タテ28cm×ヨコ30m
・nunocoto fabricハギレセットのうち、ハギレ1枚
・無地の布:タテ34cm×ヨコ34m
・ショルダーひも:ひもやテープを1m※
※今回作ったサコッシュでは、細めのひもを二重にしているので、2m使っています。
パッチワークサコッシュの作り方
【作業時間】45分 レベル★☆☆
1.ハギレをカットする
ハギレ1枚と無地の布を写真の通りにカットします。
ハギレも無地の布も、同サイズです。
《ショルダーひも取付パーツ》以外のカットした布の両側と下の辺の端を、ジグザグミシンやロックミシンで処理します。
2.本体用のパーツを縫い合わせる
ハギレの大きいパーツと無地の布の小さいパーツ、ハギレの小きいパーツと無地の布の大さいパーツを、それぞれ中表でぬいしろ1cmで縫い合わせます。
底になる辺同士を、中表でぬいしろ1cmで縫い合わせます。
中表で半分に折り、両端をぬいしろ1cmで縫い合わせたら、口の部分を1cm→2cmで三つ折りにしてアイロンをかけ、ステッチをかけます。
3.ショルダーひもをつける
《ショルダーひも取付パーツ》のハギレと無地の布をヨコ半分にカットします。
《ショルダーひも取付パーツ》のハギレと無地の布を中表で重ね、ぬいしろ5mmでぐるりと縫い合わせます。
この時、返し口をつけておいてくださいね。
角の処理をして返し口から表に返してアイロンをあて、ステッチをかけます。
本体の両側に《ショルダーひも取付パーツ》を挟みこむようにして縫い付けます。
一番力がかかる箇所なので、3重にステッチします。
《ショルダーひも取付パーツ》にショルダーひもを通し、お好みの長さに調整して結びます。
パッチワークサコッシュが完成!
さあ、これでパッチワークサコッシュの完成です!!
肩からかけてみました。
ちょうど良いサイズ♪
ハギレセット2つで、個性豊かな素敵なバッグが3つもできあがっちゃいました◎
他にもある!簡単に作れるパッチワーク
他にも、色々なパッチワークのつなぎ方や図案、布合わせのコツ、パッチワークキルトのやり方などについて、『パッチワークまとめ記事』にまとめてあるので、こちらを参考に作ってみてくださいね。
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