バイカラーの三角トートバッグの作り方(あずま袋風)サイズ3種類アレンジ方法も!

おかげさまでたくさんの方にご利用いただいているこちら→「キレイに仕上げるあずま袋の作り方」に少しアレンジを加えたような、三角バッグの作り方をご紹介します。カシュクール仕立てのデザインがおしゃれなバッグです。
あずま袋アレンジの三角バッグ製図・材料

ここでは、三角バッグの角度を変えて3タイプに分けてご紹介します。
デザインによって必要な布の用尺が変わりますのでご注意くださいね。
今回作ったサンプルのサイズと合わせて比率も記載しています。大きさをご自分の欲しいサイズに変更できるのでぜひ参考にしてみてくださいね。
ミニ三角バッグ

こちらのミニバッグは、スマホやお財布、キーホルダーなどが入るぐらいの、ミニマムな縦長デザインです。バッグインバッグにも。

ミニ三角バッグの材料
柄生地 | タテ35cm×ヨコ45cmを1枚 |
無地生地 | タテ35cm×ヨコ45cmを3枚 |
持ち手用布 | タテ20cm×ヨコ5cmを1枚 |
※外側をバイカラーにせず、同じ生地を使う場合は、柄生地2枚と無地生地2枚で作ればよいのです。
こういう完成イメージです↓

ミニ三角バッグの製図はこちら※縫いしろ込み
高さ30cm×底辺20cm、三角形の頂点を内側に5cmずらしました。こちらに20cm程度の持ち手を付けます。
※脇の部分は「わ」にしますが、柄の向きを合わせたい場合や、表面と裏面で布を変えたい場合は、ぬいしろを1cm付けて縫い合わせましょう。
ひと回り大きくしたり小さくしたいなという方は、下記の比率で寸法を変えていくとよいでしょう。
トートバッグ型三角バッグ

こちらのトートバッグ型三角バッグは、肩掛けで持つのにちょうどいいサイズ感です。

ミニ三角バッグとおそろいにして使うと、可愛さアップ!

トートバッグ型三角バッグの材料
柄生地 | タテ40cm×ヨコ85cmを1枚 |
無地生地 | タテ40cm×ヨコ85cmを3枚 |
持ち手用布 | タテ80cm×ヨコ7cm程度を1枚 |
※外側をバイカラーにせず、同じ生地を使う場合は、柄生地2枚と無地生地2枚で作ればよいのです。
こういう完成イメージです↓

トートバッグ型三角バッグの製図はこちら※縫いしろ込み
高さと底辺が40cm。さらに三角形の頂点を内側に8cmずらした形です。
※脇の部分は「わ」にしますが、柄の向きを合わせたい場合や、表面と裏面で布を変えたい場合は、ぬいしろを1cm付けて縫い合わせましょう。
◎持ち手の長さは、50~80cm程度。50cmは肩にかけられる程度、斜め掛けにしたい場合は80cmがおすすめです。
ひと回り大きくしたり小さくしたいなという方は、下記の比率で寸法を変えていくとよいでしょう。
お弁当入れ三角バッグ

こちらのお弁当入れ三角バッグは、あずま袋に似ていますね。タテヨコの比率もあずま袋とほぼ同じです。お弁当を入れやすいように、底にマチを入れています。
お弁当入れ三角バッグの材料
タテ40cm×65cmを2枚 | |
裏布 | タテ40cm×65cmを2枚 |
お弁当入れ三角バッグの製図はこちら※縫いしろ込み
ちょっぴり縦長を意識することで持ち手が結びやすくなります。薄手生地を選ぶのもポイントです。
ひと回り大きくしたり小さくしたいなという方は、下記の比率で寸法を変えていくとよいでしょう。
三角バッグの作り方 ※3種共通です
【縫い始める前に】表布の全体に接着芯を貼ったり、斜めの袋口部分にのび止めテープを使うと、よりきれいに仕上がりになりますよ。おすすめです。
接着芯は、nunocoto fabricの接着芯(アイロン接着あり/薄手ソフトタイプ/ポリエステル)洋服芯地122cm幅が使いやすいです。
さあいよいよ、三角バッグを作りましょう。
(こちらでは、外側をバイカラーにせず、同じ生地を使う場合で説明します。柄生地2枚と無地生地2枚)
製図を参考にして型紙を作ったら、表布・裏布を各2枚裁断します。持ち手も1枚用意します。
1.持ち手を作る
接着芯を貼った持ち手パーツを、半分に折ります。
一度開いて、もう半分に折ります。
反対側も同じように、もう半分に折ります。
端を縫います。
持ち手の完成です。
2.本体パーツを作る
本体パーツ4枚の三角形の山の部分にアイロンをかけます。
端は底辺に合わせてカットしておきます。
表布・裏布それぞれをあずま袋の形に折りたたみます。
折りたたんだらまち針でとめます。
布端のぎりぎりのところを縫います。
反対側も同じように布端のぎりぎりのところを縫いましょう。
黒と白のツートンカラーで作ったらわかりやすかったのでもう少し詳しくご紹介…。
オモテを上にして、底部分を合わせて重ねます。
布端2mmで縫い合わせます。
この時、飾りテープを挟み込むのも可愛いです。
(ポンポンテープの付け方もあわせてご参照ください)
裏返して左右から折り重ねます。
同じ生地を2枚使っている場合はどちらを上に重ねても良いですが、表布と裏布を同じ重ね順にしておくと仕上がりがきれいです。
こちら側も縫い合わせます。
袋口が狭いので、オモテを内側にして底側から覗き込むようにして進めると縫いやすいです。
それでは続けて進めましょう。
裏布も同じように縫い合わせます。
表布・裏布それぞれ裏返して、底をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ぬいしろの角をカットします。
※マチを作る場合は、ここでマチを作ります。
3.表布と裏布を縫い合わせる
2.で作った表布と裏布のパーツを縫い合わせていきます。
裏返した状態の表布に、裏布を入れて、中表になるように重ねます。
持ち手の端をはさみ、仮縫いします。
反対側にも同じように仮縫いします。このとき、中で持ち手がらせん状にならないよう縫い付ける向きに注意しましょう。
持ち手を仮縫いしたら、中心部分を返し口として残し、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
よこから見ると、こんな感じです。
縫い合わせたら、角をカットします。
4.表に返す
返し口から表に返していきます。
角は目打ちで整えておきましょう。
表に返したら、表布の中に裏布を入れます。
5.袋口を縫う
返し口をまち針でとめます。
布端からぎりぎりのところをぐるりと1周縫います。
サコッシュサイズのように、袋口が狭い場合は、覗き込むように縫うと、キレイに仕上がりますよ。
持ち手の部分は、返し縫いをして、取れにくいようにしておきましょう。
三角バッグ(あずま袋)の完成です!ちょこっとおでかけに便利なミニバッグ、お気に入りの布でぜひ作ってみてくださいね。
どれも作り方は共通です。印象もそれぞれ違って楽しいですね!




トートバッグ型三角バッグの作り方は、動画でもご覧いただけます。
ミニ三角バッグで使用した生地はこちら
※いずれも、綿ツイル生地を使用しました。
トートバッグ型三角バッグで使用した生地はこちら
※いずれも、綿ツイル生地を使用しました。
お弁当入れ三角バッグで使用した生地はこちら
※コットンリネン(ビエラ)を使用しました。裏布は綿シーチング生地を使用。
三角バッグ作りを楽しみましょう!
自由自在に好きな形で作れるあずま袋みたいな三角バッグ、ぜひお好みの形・サイズで作ってみてくださいね。
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