ファスナーの基本│種類・部位名称・寸法・縫い方【まとめ記事】

ポーチやバッグ、洋服作りに欠かせないファスナーですが、ファスナー付けに苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
でも、基本さえわかれば、ファスナーはとっても便利なパーツなんです。
今回は、そんなファスナーの基本を、種類や部位名称、寸法、縫い方についてご紹介します。
この記事を読めば、きっとファスナーを使った作品作りに挑戦したくなりますよ。
ファスナーの呼び方
- ファスナー :英語で「留めるもの」という意味で、一般名称です。
- ジッパー :アメリカの会社がつけた商標で、開け閉めするときの音から来ているそうです。
- チャック :「チャック印」として日本で初めてファスナーを販売した会社の商標「巾着」が由来と言われています。
現在では「ファスナー」が公式な名称として広く使われていますが、どの呼び方を使ってもOKです。
ファスナーの種類
構造で分けるファスナーの種類
止製品
スライダーを一番下までおろしても、左右の布地が離れないタイプ。
ポーチやバッグの入れ口、スカートやパンツの脇、クッションカバーなど、端が閉じていてほしいものに使います。
開製品
スライダーを一番下までおろすと、左右の布地が完全に離れるタイプ。
ブルゾンやパーカーなど、前を開けて着るお洋服に使います。オープンファスナーとも呼ばれます。
逆開製品
スライダーが2つ付いていて、下からも開けられるタイプ。
コートやブルゾンなど、裾まわりにゆとりを持たせたいデザインのお洋服に使います。
エレメントで分けるファスナーの種類
金属ファスナー
エレメントが金属でできているファスナーです。
丈夫で重厚感があり、デニムや革製品との相性は抜群です。
ビスロンファスナー
エレメントがポリアセタールなどの樹脂でできているファスナーです。
スポーティーでカジュアルな印象に仕上がるため、ブルゾンやパーカー、リュックサックなどによく使われます。
コイルファスナー
エレメントがポリエステルやナイロンなどの樹脂をコイル状に成形したファスナーです。
柔軟性があり、カーブにもなじみやすいため、ポーチやペンケースなどの小物作りに最適です。
ファスナーの各部の名前を知ろう!【止製品編】
ファスナーの部位の名前を知っておくと、作り方の説明を読む時にもスムーズですよ。
今回は、ソーイングで最もよく使う「止製品」について、詳しく説明していこうと思います。
- スライダー(引手):ファスナーを開け閉めするときに持つ部分です。
- エレメント(務歯/むし):噛み合って開閉する、歯の部分です。
- テープ:エレメントがついている布地部分。ここにミシンで縫い付けます。
- 上止(うわどめ):スライダーがファスナーから抜けてしまうのを防ぎます。
- 下止(したどめ):左右のエレメントを一つにまとめている部分です。
ファスナーの製品寸法
ファスナーの長さ
ファスナーの長さは、上止の付け根から、下止の金具の終わりまでの長さを指します。

【point】テープ全体の長さではないので注意しましょう!
例えば、マルチポーチの材料に「ファスナー 20cm」と記載されていますが、ここで使うファスナーは、上止から下止までが20cmで、テープ長さは約23cmとなります。

市販のファスナーに記載されているファスナーの長さは、上止から下止までの長さなので、記載されている製品寸法通りのものをご用意くださいね。
ファスナーの号数
エレメントの幅の大きさを示しています。数字が大きくなるほど、エレメントの幅も広くなります。
- 3号:小物のポーチやスカートなど
- 4号・5号:バッグやブルゾンなど
ファスナーの幅
ファスナーを縫い付けるときに関わってくるのが、テープ部分を含めた全体の幅です。
一般的なファスナーは、約2.5cm~3.2cmとなります。
ファスナーの縫い方
それでは、いよいよファスナーの縫い方を紹介します。
基本のポーチ・ペンケースのファスナーの付け方

ファスナーを使ったソーイングレシピ
nunocoto fabricでは、ファスナーを使ったソーイングレシピを多数紹介しています。
ポーチ類
まんなかファスナーペンケース |
![]() A4サイズのファスナーポーチ |
ダブルファスナーポーチ |
![]() テント型ポーチ |
![]() マチ付きポーチ |
![]() 筒型ポーチ |
![]() ボックスポーチ |
![]() キャラメルポーチ |
![]() おさかなペンケース |
![]() マルチケース |
バッグ類
キルティングショルダーバッグ |
![]() リュックトートバッグ |
ファスナーサコッシュ(裏地なし) |
![]() ファスナーサコッシュ(裏地あり) |
![]() ドロップ型ボディバッグ |
![]() スリムボディバッグ |
![]() 裏地付きバニティバッグ |
![]() まん丸ショルダーバッグ |
ファスナーの基本がわかると、作れるものの幅がぐんと広がります。
まずは小さなポーチから、ファスナー付けに慣れていくのがおすすめですよ。
nunocotofabricのお気に入りの布で、ぜひファスナーを使った作品作りにチャレンジしてみてくださいね!



















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