しずくの形がかわいい、ドロップ型ボディバッグの作り方【無料型紙あり】
見た目よりもたっぷり入る♪
アクティビティにもぴったりのドロップ型ボディバッグ
前面にファスナーつきのポケットもついているので機能的です。
本体のファスナーは、バッグを前に持ってきた時にちょうど取り出しやすい位置にありますよ。
本格的なボディバッグなのに無料で型紙公開中!!ぜひ作ってみてくださいね。
プロのパタンナーの本格的なバッグの型紙
ドロップ型ボディバッグの原寸型紙(4枚)
※クリックするとA4サイズの型紙が見られます。印刷する際は100%で出力してください
ドロップ型ボディバッグの材料・裁断サイズ
【布の用尺】
・表布 タテ50cm×布幅(108cm)
・裏布 タテ50cm×布幅(108cm)
正面ポケット上下パーツ(表布) | 型紙通り 各1枚 |
正面(表布) | 型紙通り 1枚 |
正面(裏布) | 型紙通り 2枚 |
側面(表布・裏布) | 型紙通り 各1枚 |
側面ファスナー部(表布・裏布) | 型紙通り 各1枚 |
側面ファスナー上(表布・裏布) | 型紙通り 各1枚 |
ベルト布(表布) | タテ30cm×ヨコ16cm 1枚 |
ファスナー(20m) | 1本 |
ファスナー(25m) | 1本 |
ベルトテープ(25mm) | 90cm 1本 |
ワンタッチバックル(25mm) | 1組 |
長さ調整パーツ(25mm) | 2個 |
※ベルトテープは薄くて軽いナイロンテープがおすすめです。
できあがりサイズ
タテ32cm×ヨコ23cm×マチ10cmドロップ型ボディバッグ作りで使用した生地
※表布は全てキャンバス・11号帆布生地を使用
ドロップ型ボディバッグの作り方
1.型紙を使って布をカットする
正面ポケットの上下のパーツを張り合わせて正面パーツの型紙を作り、布をカットします。
側面パーツは、タテ50cm×ヨコ12cmの長方形の布の上部を「側面ファスナー上」の型紙に合わせてカットします。
2.正面ポケット部分のファスナーを縫い付ける
正面ポケット下の表布にファスナー20cmを裏返しで置き、ぬいしろ7mmで縫い付けます。
ファスナーの反対側に正面ポケット上の表布をぬいしろ7mmで縫い付けます。
表布を開いてアイロンをあて、縫い目から5mmのところにステッチします。
ファスナー上耳部分が開かないように縫っておきます。
このファスナーを縫い付けたパーツを『正面ポケット表布』と呼んでいきます。
3.ベルトを作る
ベルトテープを半分に切っておきます。
ベルト布の両端を中心に合わせて折り、しっかりと折り目をつけます。
更にパタンと折って中央に折り目をつけます。
いったん開き、折り目の間にベルトの端を縫い付けます。(写真参照)
中表で半分に折ったら、上端を折り目のところまでぬいしろ1cmで縫い合わせ、そのまま折り目にそって1cmだけ縫います。(写真参照)
角を斜めにカットします。
折り目に合わせてW型に折り畳みます。
ずれないように上端を縫っておきます。
くるりとオモテに返して目打ちで角を整えたら、コの字で布端をステッチします。
正面表布の上端にベルト布を、下端にもう片方のベルトを縫い付けます。
このベルトーを縫い付けたパーツを『正面ベルト付き表布』と呼んでいきます。
4.側面ファスナーを縫う
側面ファスナー部表布→25cmファスナー裏返し→側面ファスナー部裏布(中表)で重ね、ぬいしろ7mmで縫い合わせます。
ファスナーの反対側も同様に側面ファスナー部表布と裏布をぬいしろ7mmで縫います。
表布と裏布を開いてアイロンをあて、縫い目から5mmのところにステッチします。
ファスナー上耳部分が開かないように縫っておきます。
5.側面ファスナー上に布を縫い付ける
側面ファスナー上の表布と裏布の間に側面ファスナー上耳部分を挟み込むように中表で重ね、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
表布と裏布を開いてアイロンをあて、縫い目から5mmのところにステッチします。
6.側面ファスナー下に布を縫い付ける
側面表布と裏布の間に側面ファスナー下耳部分を挟み込むように中表で重ね、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
表布と裏布を開いてアイロンをあて、縫い目から5mmのところにステッチします。
7.正面ベルト付き表布と側面を縫い合わせる
側面を半分に折り、「わ」の両側に小さく切れ目を入れて合印を作ります。
正面ベルト付き表布の下中央と側面の合印を合わせ、中表で重ねてまち針やクリップでとめます。
ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
側面部分をギュギュっとつぶし、上に正面裏布を中表で重ね、まち針やクリップでとめます。
側面と正面ベルト付き表布ごとぬいしろ1cmで縫い合わせます。この時、上の部分は開けておきましょう。
あけておいた上の部分からずるずると表に返します。
8.正面ポケット表布と側面を縫い合わせる
側面の反対側に、正面ポケット表布をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
正面ポケット表布を下にし、ギュギュっとつぶした側面部分と正面ベルト付き表布を挟みこむように上に正面裏布をウラ向きで重ねてぴったりと合わせてまち針などでとめます
後は、挟んだ布を巻き込まないように気を付けながらぬいしろ1cmで縫い合わせます。この時、上の部分も縫い合わせます。
周囲を布処理します。ここではロックミシンをかけていますが、ジグザグミシンをかけたらボンドで処理したり、バイアステープを巻いて処理しても良いですよ。
9.バックルと調整カンをつける
ドロップ型ボディバッグではない写真がありますが、工程は同じです。ご容赦ください。
正面ファスナーを開けて表に返し、全体をアイロンで整えます。
ベルトに調整カンを通し、バックルを通します。(➀~➂)
再び調整カンに通します。(➃)
ベルトの間からベルトの端を出します。(⑤)
反対側のベルトも同じように調整カンとバックルを通します。
これで完成でも良いのですが、⑤のベルトの端部分を➃のベルト部分に縫い付けると仕上がりがきれいですよ。その場合、ベルトに合わせて黒色の糸で縫いましょう。
ドロップ型ボディバッグの完成!
これでドロップ型ボディバッグの完成です。
マチがあるのでたっぷり入りますよ。
違う布でも作って、中学生男子につけてもらいました。
性別年齢を選ばないデザインです。
ドロップ型ボディバッグ作りで使用した生地
※今回は表布は全てキャンバス・11号帆布生地を使用しましたが、あまりパワーのないミシンで縫う場合はツイル生地がおすすめです。
関連記事
しずく型ワンショルダーバッグの作り方
しずく型ワンショルダーバッグの作り方の紹介もしています。
プロのパタンナーの本格的なバッグの型紙
「それどこで買ったの?」って言われるような既製品さながらのバッグが作れる!プロのパタンナーによる本格的なバッグの型紙を集めました。