フェイクレザー(合皮)をミシンで上手に縫うコツ|バッグ作りにおすすめ!

ワンランク上のバッグ作りに!
フェイクレザーを上手に縫うコツ
おしゃれなバッグや小物に使われるフェイクレザー(合皮)。
でも、いざ縫ってみると、
「布みたいにすいすい縫えない…」
「針跡が残ってしまってやり直しがきかない…」
なんて困った経験、ありませんか?
でも大丈夫。ちょっとした工夫と道具選びで、フェイクレザー(合皮)でもきれいに縫えるようになりますよ◎
それでは、ポイントをひとつずつ見ていきましょう!
道具選びのコツ
フェイクレザー(合皮)に適した針

- 種類:レザー針(ミシン用)がおすすめ。針の先端が特殊な形状で、フェイクレザー(合皮)にぐっと入りやすくなっています。
- 番手:#14~#16。標準は#14ですが、厚手のフェイクレザー(合皮)や、持ち手部分など重ね縫いする場合は#16が安心です。
【point】一度開けた針穴は戻りません。試し縫いは必須です!
「糸」は丈夫なポリエステル糸がおすすめ

バッグなどの負荷のかかるアイテムには、丈夫な糸を選ぶのが大事です。
- 種類:ポリエステル糸(丈夫で伸びにくい)
- 太さ:30〜50番(やや太めでバッグの縫い目が美しく見え、強度も増します)
- デニム糸や革用の太め糸も◎(きちんとミシンの糸調子調整をしましょう)
「押さえ」は滑りやすく

フェイクレザー(合皮)は、表面がすべって送りにくいことがあります。
そのまま縫うと生地が引っかかったり、針が折れたりすることもあるので、フェイクレザー(合皮)に合った押さえを使うことが大事です。
- テフロン押さえ(樹脂製)
- ローラー押さえ
- 上送り押さえ
縫い方のコツ
縫い目は「少し粗め」に

- 縫い目長さ:縫い合わせ部分3~3.5mm、ステッチ部分4mm程度
フェイクレザー(合皮)は針穴が残るため、縫い目が細かすぎると穴が裂けるリスクがあります。
粗いと感じるかもしれませんが、バッグのように強度が必要なアイテムには、見た目と実用性を兼ねたこの長さが安心です。
仮止めは「クリップ」で

フェイクレザー(合皮)は、まち針を使うと針跡が残ってしまうので注意!
仮止めにはクリップや洗濯ばさみなどを使いましょう。
厚み対策

バッグの持ち手や底部分など、フェイクレザー(合皮)が重なるところはとても厚くなりがちです。
【厚みのある部分を縫うコツ】- ぬいしろの倒し方を工夫する
- ゆっくり縫い進める
- 場合によっては手回しで縫う
返し縫いは最小限に
縫い直しができないフェイクレザー(合皮)では、返し縫いも慎重に行いましょう。
強度が必要なところだけに留め、糸の始末は手縫いや玉止めで仕上げてもOKです
裏地には、たくさんのデザインがそろったnunocoto fabricの布がおすすめ!
無地のフェイクレザー(合皮)で作るバッグや小物の裏地には、柄布でアクセントをつけるのがおすすめです。

nunocoto fabricは、お客様からご注文をいただいてからご希望の柄を指定の生地にプリントしてお届けする、布のオンラインショップ。約4,000種類の柄から好きな生地を選ぶことができます。
【現在プリントに使用している生地】
・オックス(100%コットン)
・ダブルガーゼ(100%コットン)
・ビエラ(リネン25% コットン75%)
・キャンバス(100%コットン)
・ローン(100%コットン)
・ツイル(100%コットン)
バッグの裏地はオックス生地やローン生地がおすすめです。
ちょっとコツが必要だけど、慣れると本格的な小物やバッグが作れて楽しいフェイクレザー(合皮)のソーイング。
nunocoto fabricでは、布と同じように「自分らしく作るたのしさ」をお届けできたらうれしいです。
バッグ作りの幅がぐんと広がるフェイクレザー(合皮)ソーイング、ぜひ挑戦してみてくださいね◎