【初級編】ニット生地を縫うときのミシンの設定とコツ

ここでは、家庭用ミシンまたは職業用ミシンで、ニット生地をミシンで縫うときのコツをご紹介。
ニット生地を縫いたいとき、ロックミシンがあれば簡単に縫えるのはもちろんですが、ロックミシンがなくても、家庭用ミシンや職業用ミシンでもニット生地を縫うことができるんです。
ただ、柔らかく伸縮性のあるニット生地は、縫うときにちょっとしたコツが必要です。
ニット生地は難しそう、と思っている方も
こちらで紹介するコツを試してみてくださいね。
ニット生地とは
「ニット生地」と一口に言っても、編み方や厚みによって様々な種類があります。
天竺、フライス、スムース、リブ、スウェット、などなど。
いずれも伸縮性があり、柔らかく着心地が良いのが特徴です。
ベビー服、子ども服、肌着、Tシャツやトレーナーなどに使われることが多く、みなさんのクローゼットにも多いのでは。
ニット生地を縫うときのミシンの設定
まずは、ニット生地を縫うときのミシンの設定についてです。
柔らかく伸縮性のあるニット生地は、いつもと同じように縫うと生地が波打ってしまったり、糸目がつれたりしてしまいます。
いくつかのポイントに沿ってニット生地に合わせた設定にしましょう。
針と糸
ニット生地を縫うときは、ニット用の針を使いましょう。
ぱっと見では分かりませんが、ニット用の針は針先が丸くなっていて、ニット生地を縫いやすくなっています。
糸も、ニット用の糸(レジロンなど)を使いましょう。
伸縮性があるニット生地を普通地用のミシン糸で縫ってしまうと、糸が生地の伸びについていけず切れてしまいます。
ニット用の糸は伸縮性があるので、生地の伸びにも対応してくれます。
※どちらも、一般的な手芸店で買うことができますよ。
ミシンの押さえ
ニット生地は伸縮性のある生地なので、押さえの圧が強いと生地の歪みや伸びの原因となってしまいます。
お手持ちのミシンに押え圧調節機能がある場合は、押え圧を弱めに設定しましょう。
また、テフロン押さえを使うと布をスムーズに送ってくれるので、ニット生地を縫いやすくなります。
もしあれば、テフロン押さえに替えましょう。
ニット生地を縫うときの裏技
ニット生地を縫うときに、縫い始めの生地がつってしまうことがあります。
そんな時は、型紙を写すときに使うハトロン紙を生地の下に挟んでみてください。
なければ、クッキングシートやコピー用紙でも。
生地の下に挟み込み一緒に縫います。
挟んだまま縫ったら、ミシン目から切るようにゆっくりと紙だけをピリピリ破いて取り除いたらOK。
もう一つ、とっても簡単な方法は。
縫い始めの布端を、少しあけて縫い始めます。これだけ!
これで布端がつることなく、きれいな布端になりますよ。
nunocoto fabricのニット生地
nunocoto fabricでは、リブニット生地(綿98%、ポリウレタン2%)を取り扱っています。
こちらは、ほどよく伸縮するので、布帛やスムース生地と合わせて服作りにお使いいただけます。
衿周りや袖周りにおすすめ!
素材のほとんどが綿のため、チクチクしません。子ども服などにも向いています。
