簡単にギャザーやシャーリングを作れる!ゴムミシン糸(ゴムカタン糸)の使い方

縫うだけでギャザーやシャーリングが作れる!
ゴムミシン糸(ゴムカタン糸)の使い方
ゴムミシン糸を下糸に使ってそのまま縫えば簡単にギャザーやシャーリングが作れるのですが、使ったことがない人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなゴムミシン糸の使い方を紹介します。
ギャザーとシャーリング
ギャザーとシャーリングはどちらも細かくひだを寄せたもののことですが、ここでは、ひだを寄せたものを「ギャザー」、数段ひだを寄せたものを「シャーリング」という意味で使います。
ゴムミシン糸を使ったシャーリングをゴムシャーリングとも言いますが、ここでは伸び縮の有無関係なく「シャーリング」と呼びます。
ゴムミシン糸の縫い方
ボビンにゴムミシン糸を巻く
ボビンにゴムミシン糸を巻きます。最初に軽く引っ張りながら手で巻いて、ある程度巻いたらミシンで巻くのがおすすめです。
上糸・下糸共とも、10~15cm程度長めに出して揃えておきましょう。
直線縫いする
通常の直線縫いと同じように縫い始めましょう。
ギャザーを寄せた後に他のパーツと縫い合わせる場合は、ぬいしろより3mm程度手前のあたりから縫い始めます。
すでに仕上げてあるものにギャザー・シャーリングを寄せたい場合は、寄せたい場所から縫い始めてOKです。
返し縫いをして縫い始めても、縫った後に糸を結んでも良いのですが、縫った後にギャザーの寄りを調整したい場合は、返し縫いはせずに縫い始めましょう。
そのままダーッと直線縫いします。縫い終わりも同様に、他のパーツと縫い合わせる場合はぬいしろより3mm先あたりで縫い終わります。

縫い終わったら、すぐに糸を切らずに糸を10~15cm程度長めにひっぱり出してから糸をカットします。

シャーリングの作り方
ギャザーを寄せたい箇所にチャコペンで線をひき、線に沿って直線縫いします。
2本目からは、寄ったギャザーを伸ばしながら縫うと失敗が少ないですよ。
シャーリングができました。
ギャザーの寄り具合を調整する
ギャザーの寄り具合を調整する方法は3つあります。1.下糸のきつさを調節する

下糸を調整できるミシンの場合は、下糸でギャザーの寄り具合を調整できます。
ボビンケースのねじを締めてきつめにするとギャザーが寄りが強くなり、ゆるめにするとギャザーの寄りが弱くなります。
2.縫い目の粗さ(長さ)を調節する

縫い目の粗さ(長さ)でもギャザーの寄り具合を調整できます。
縫い目を粗く(3~4)するとギャザーが寄りが強くなり、細かく(2~3)するとギャザーの寄りが弱くなります。
3.縫った後に糸を寄せる

通常のギャザーの寄せ方と同じで、縫った後にゴムミシン糸を引っ張ってきつくするとギャザーが寄ります。
布の種類によるギャザーの寄り方の違い
薄手の生地や密度が低い布の方がギャザーが寄りやすいです。
ここでは、当店nunocoto fabricの生地で、ギャザーの寄り具合を比較してみました。
(下糸はきつめ、縫い目の粗さは4で縫っています。)
①ダブルガーゼ(100%コットン)
②ローン(100%コットン)
③ビエラ(リネン25% コットン75%)
④オックス(100%コットン)
⑤ツイル(100%コットン)
ぜひ、ゴムミシン糸(ゴムカタン糸)を使って、素敵な服や小物を作ってみてくださいね。