ファスナーを隠して付ける縫い方のコツ【小物編】
以前、基本のポーチ・ペンケースのファスナーの付け方をご紹介したところ、大好評だったので、今回はファスナーの付け方シリーズ第2弾として、ファスナーのエレメントを隠して付ける方法をご紹介します。
ちなみに、エレメントとはファスナーの左右をかみ合わせて止める部分のことです。
写真のような、外からファスナーが見えないデザインのポーチやペンケースを作るときにおすすすめの付け方です。
ファスナーの種類
ファスナーには、下止の部分が、左右に分かれる開製品(オープンファスナー)と、左右に分かれない止製品の2種類あります。 ポーチなどには、主に止製品を使います。
今回は、スライダー部分がちょこんと出るのがかわいいメタルファスナーを使ってエレメントを隠すファスナーの付け方を紹介します。
準備に必要なもの
ファスナーを付ける際、片押さえ(ファスナー押さえ)があると便利です。片押さえとは、通常の押さえの片側が空いているもので、エレメントにあたらずに縫える、ファスナー付けに便利な押さえ金です。
ちなみに、エレメントや縫い目が表地に出ないコンシールファスナーを縫い付ける際は、専用のコンシール押さえを使います。
ミシンの取り扱い説明書に沿って、ミシンの押さえを片押さえにしてくださいね。
材料
・ファスナー
・表布
今回は、20cmのファスナーに、幅、22.5cmの布で作りました。
ファスナーの付け方
ファスナーのテープと表布を中表にして、端をそろえて8mmのところを縫います。
表布を写真のように端から1.5cmのところを折り返し、1cmのところにステッチをかけます。
ファスナーの反対側のテープと表布を中表に合わせ、端をそろえて、8mmのところを縫います。
裏から見ると、こんな形になっています。 表布を端から1.5cmのところで折り返し、1cmのところにステッチをかけます。ファスナーの中心で表布がつき合わせになります。
ファスナーの付け方は、これで完成です!
このエレメントを隠すタイプのファスナーの付け方をマスターすると、写真のような、ペンケースやポーチを作ることができますよ。 このエレメントの部分が、ファスナーを閉めるとしっかり隠れます。 裏地を付ける場合は、作りたいポーチと同じ形のパーツを縫代1cmで作り、外表にして、袋口をぐるりと1周縫い合わせることで、完成します。 ぜひチャレンジしてみてくださいね。