ラミネート生地の作り方 『らみ~ちゃん』を使ってみました!
耐水性があり汚れも防いでくれる表面がツヤツヤのラミネート生地。ポーチなどの小物作りに向いていて、使いたい裁縫好きさんも多いですよね。
ですが、ラミネート生地はそこまで種類が豊富ではなかったりどこで買えるかわからなかったり。
そこで、選べる生地の柄が3000種以上もあるnunocotofabricの生地を使ってラミネート加工してみました。
使ったのは、布をラミネート加工できるラミネートシート『らみ~ちゃん』です。
ラミネート加工したラミネート生地は、布端の始末も不要なのでとっても使いやすくおすすめです。
今回は、『らみ~ちゃん』のつや消し・アイロン接着タイプを使ってnunocoto fabricのオックス地をラミネート生地に変身させてみました。
基本はらみ~ちゃんの説明書き通りですが、きれいに仕上げるコツと気を付けるポイントをご紹介します。
自分で作るラミネート生地
1.ラミネートシートを切る
らみ~ちゃんをカットサイズに合わせて切ります。br />
2.生地をきれいにする
ラミネート加工する布のホコリなどをコロコロなどでとります。
布にアイロンをかけ、シワをなくします。
3.ラミネートシートを貼る
生地のオモテに、剥離紙をはがしたらみ~ちゃん(粘着性のある方)をそっと重ねます。
ここでシワを作ってしまうと直しようがないので、ここはとにかく丁寧に、慎重にやりましょう。
大きな面積の布をラミネート加工したい場合は、一気に剥離紙をはがさずに少しずつはがして貼っていく方が良いと思います。
4.アイロンで接着する
さきほどはがした剥離紙の光沢がある面をラミネートシート面に当ててアイロンをかけます。
アイロンは中温で、力を入れずに1か所6~8秒ほど、ゆっくり滑らせるようにかけます。
5.サイズ調整
らみ~ちゃんに合わせて布をカットしたらできあがりです。
両面にラミネートする場合
両面にラミネートする場合は、先に布をカットサイズに合わせて切り、らみ~ちゃんは布より少しだけ大きめに2枚カットします。
さきほどと同じように片面をラミネートしたら反対側もらみ~ちゃんを貼って剥離紙をあてたら、その上にひとまわり大きめのコピー用紙やあて布をあて、アイロンをかけてラミネート加工します。
布からはみ出たららみ~ちゃんをカットします。
ラミネート生地をきれいに作るコツ
大きな面にラミネートシートを貼るのは少し難しいです。
布をパーツにカットしてから、それぞれをラミネート加工しましょう。
そして、慌てず騒がず落ちついて…。
これに限ります。アイロンで接着する前なら多少の貼り直しも可能です。
糸くずやほこりをしっかりと取り除き、ヨレの出ないよう慎重に貼りましょう。
ラミネート生地は、ビニル素材です。
普通のミシン押さえでは縫いづらいことがあるのでテフロン押さえというのを使います。
ない場合は、ミシンの縫い台にマスキングテープを貼ったり、生地の上にハトロン紙(型紙)を敷いて縫うとすべりが良くなります。
また、縫い目を普段より少し大きめにすることできれいな仕上がりとなります。
ラミネート生地を使う ~気をつけるポイント~
それはアイロン使用時です。
アイロン接着する際は絶対にラミネートシートに直接アイロンを当ててはいけません!
ラミネートシートをはがした剝離紙やクッキングペーパーを使いましょう。
ラミネート加工する生地を剝離紙とクッキングペーパーで挟めば、アイロン台やアイロンを汚してしまったり
せっかく貼ったラミネート素材を溶かしてしまうことも防げます。
ラミネート生地のいいところ
- ミシンOK
- 布端の始末不要
- シワになりにくい
- 張りがあって形が立体的
- 薄くて軽くてコンパクトな仕上がり
※返し口からオモテに返す時などにシワができると、その後アイロンを使っても取りにくいためなるべくしわを作らず仕立てるのが良い
ラミネート生地で作ってみました
普通地で作るレシピも、ラミネート生地をより活躍できるアイテムに大変身!
ぜひラミネートしたお好きな布で作ってみてくださいね。
・裏地なしで簡単!水筒カバー(ケース)の作り方3種 【入園・入学、運動会・遠足で大活躍】
・ラミネート生地で作るシンプルトートバッグの作り方
そもそもラミネート生地って?
そもそもラミネート生地ってどんな生地?どんな特徴があるの?ラミネート生地にはどんなアイテムが向いているの?
そんな方は、『ラミネートってどんな生地?生地の特徴を解説』でくわしく解説しているので、読んでみてくださいね。
今回使った布はこちら
・道ばたにちょんと咲く、可憐な野花をモチーフにしたテキスタイル、野花ストライプ mini(カラフル) /デザイナー:タカヤマ マキコ
・優しい風が通り抜けていくような、森の草原をイメージしたデザインのテキスタイル、grassland(ライラック)/デザイナー:kayo aoyama