『らみ~ちゃん』を使ってラミネート生地を作ってみました。

耐水性があり汚れも防いでくれるラミネート生地。ポーチなどの小物作りに向いていて、使いたい裁縫好きさんも多いですよね。
ですが、ラミネート生地はそこまで種類が豊富ではないのが残念なところ。
そこで、使ってみました。
布をラミネート加工できるラミネートシート『らみ~ちゃん』です。
今回は、らみ~ちゃんのつやなしタイプを使ってnunocoto fabricのオックス地をラミネート生地に変身させてみました。
基本はらみ~ちゃんの説明書き通り、でも少しだけ注意した部分を付け加えながらやったので、その手順や感想を書いてみました。
布にらみ~ちゃんを貼る手順
1.らみ~ちゃんをカットサイズに合わせて切ります。
2.ラミネート加工する布のホコリなどをコロコロなどでとります。
3.布にアイロンをかけ、シワをなくします。
4.アイロンをかけた布の上に、剥離紙をはがしたらみ~ちゃん(粘着性のある方)をそっと重ねます。
ここでシワを作ってしまうと直しようがないので、ここはとにかく丁寧に、慎重にやりましょう。
大きな面積の布をラミネート加工したい場合は、一気に剥離紙をはがさずに少しずつはがして貼っていく方が良いと思います。
5.その上に、さきほどはがした剥離紙の光沢がある面を当ててアイロンをかけます。
アイロンは中温で、力を入れずに1か所6~8秒ほど、ゆっくり滑らせるようにかけます。
6.アイロンをかけ終わったら裏返して、今度は4秒程度アイロンをかけ、暖かいうちに剥離紙をはがします。
7.らみ~ちゃんに合わせて布をカットしたらできあがりです。
両面にラミネートする場合
両面にラミネートする場合は、先に布をカットサイズに合わせて切り、らみ~ちゃんは布より少しだけ大きめに2枚カットします。
さきほどと同じように片面をラミネートしたら反対側もらみ~ちゃんを貼って剥離紙をあてたら、その上にひとまわり大きめのコピー用紙やあて布をあて、アイロンをかけてラミネート加工します。
布からはみ出たららみ~ちゃんをカットします。
ラミネート加工した布で作ってみました

ラミネート加工した布で、水筒(ペットボトル)ホルダーを作ってみました。
作った感想を以下の5つ。
良かったら、作るときの参考にしてみてくださいね。
・らみ~ちゃんを布にピシッとシワなく貼ることが一番のコツ。大きい面積だと難しいので、らみ~ちゃんを貼ってからパーツのカットするのではなく、ラミネート加工したい布をパーツにカットしてから、それぞれをラミネート加工した方が簡単。
・ミシンで縫っても問題なく縫える。
・ミシンの押さえはプラスチック製のテフロン押さえを使うと良い。
・端の処理がいらないのが楽ちん。
・できあがったものはシワになりにくいが、作る工程でひっくり返す時などにシワを作ってしまうと、その後アイロンを使っても取りにくいため、返し口から返すタイプのものはあまり向いていない。(バイアステープ仕上げたりするものが向いていそう。)
・できあがったものははりがあって形が立体的になるが、薄いのでコンパクトで軽いのが便利で嬉しい。
今回使った布はこちら
・道ばたにちょんと咲く、可憐な野花をモチーフにしたテキスタイル、野花ストライプ mini(カラフル) /デザイナー:タカヤマ マキコ

・優しい風が通り抜けていくような、森の草原をイメージしたデザインのテキスタイル、glassland(ライラック)/デザイナー:kayo aoyama

今回作った水筒カバーの作り方
今回らみ~ちゃんを貼った布で作った水筒カバーの作り方は、『運動会や遠足で大活躍!水筒ホルダー3種』にのっています。
3種類の水筒カバーの作り方を紹介しているので、ぜひラミネートしたお好きな布で作ってみてくださいね。
そもそもラミネート生地って?
そもそもラミネート生地ってどんな生地?どんな特徴があるの?ラミネート生地にはどんなアイテムが向いているの?
そんな方は、『ラミネートってどんな生地?生地の特徴を解説』でくわしく解説しているので、読んでみてくださいね。