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初心者におすすめのミシン5選 ミシン選びのポイントを解説

初心者におすすめのミシン5選 ミシン選びのポイントを解説

ミシンは生地をスピーディに縫い合わせるのに便利な道具ですが、ミシンの語源は「Machine」で、機械そのものを指す言葉です。一見、複雑そうなつくりをしているので、取り扱いが難しそうだな…とニガテ意識をもつ方も多いと思います。

だけど、最近では、ハンドメイドブームも後押しして、簡単に操作できる機種も多く、手頃な値段で購入することができるようになりました。

いざ、ミシンを買おうと決心しても、どのように選んだらよいか悩みますよね。そんなときに役立つミシンを選ぶポイントを紹介します。

ミシンの種類

ミシンには「電動ミシン」「電子ミシン」「コンピューターミシン」といった種類があります。

「電動ミシン」・「電子ミシン」・「コンピュータミシン」の順に価格が高くなっていきます。コンピューターミシンが今主流のミシンです。この順に縫える作品が多くなると考えた方が良いです。

本格的にミシンを使って作品作りがしたい方には、コンピューターミシンがおすすめです。電動ミシンとコンピューターミシンでは圧倒的に「縫い目」に差が出来ます。綺麗な作品作りにはコンピューターミシンが欠かせません。

簡単に縫い物がしたい場合には「電子ミシン」でも十分な機能があります。

また、生地は厚すぎても薄すぎても縫うのが難しくなります。「電動ミシン」・「電子ミシン」は、「ガーゼ」などの薄い生地を縫うのは、あまり得意ではありません。ベビーグッズを縫いたい場合は、コンピューターミシンがおすすめです。

ミシン選びのポイント

ミシンを選ぶ際は、直接店頭で縫い目や音を確認することが大切です。確認したいポイントを4つ紹介させていただきます。

ポイント1 価格帯をチェック!

まず、ミシンを選ぶ際に必ず見るのは価格帯です。

1万~2万円台のミシンは「格安ミシン」という位置付けです。この価格帯は電動ミシンや電子ミシンが多いですが、格安のコンピューターミシンもあります。ちょっと縫いたい、一時的に使うからどんなものでもいい、という場合に選ばれるミシンです。格安と言っても、縫う機能は十分で、飾り縫いやボタンホールなども出来ます。

この価格帯の難点は耐久性です。本体の形状が簡単なものが多く、衝撃に対して弱い機種もあります。ミシンは針を上下に動かして繰り返し同じ場所に戻ってこないといけないのですが、衝撃で変形した本体は上下の運動をするときのズレになってしまいます。ミシンがよく壊れるというイメージがあるのは、この価格帯のミシンに多いです。

「ちょっとミシンが使いたい」・「今後ミシンを使い続けるかが不安」と言った方が気軽に買うのにちょうど良いと思います。

次に考える機種は3万~5万円台のミシンです。この価格帯はほぼコンピューターミシンになります。長く使いたいという方には、この価格帯のミシンがおすすめです。

まず、本体が丈夫です。衝撃に強くなっていますので、この価格帯から壊れにくくなります。さらに使いやすさが向上しています。糸掛がシンプルだったり、モニター表示が付いていて操作が分かりやすくなっています。

ちょっと気をつけたいのは「刺繍ミシンかどうか」です。刺繍ミシンはオプションのような機能なので、刺繍が出来ると値段が上がります。純粋に刺繍なしの機種で比較することをおすすめします。

趣味で長く使いたい、今後、ハンドメイド作品を販売していきたいといった方にはこの価格帯のミシンから選ぶと良いでしょう。

ポイント2 重さをチェック!

次に、重さを確認しましょう。電動ミシンはとても軽く作られています。コンピューターミシンは持ち運べるけど重たいなという印象ですが、機種によって重さはまちまちです。

一般家庭向けのミシンは比較的重量を軽く設計されているものが多いようです。

実は、ミシンの針のブレはミシン本体の振動によるところが大きいのです。綺麗な縫い目を目指すなら重さも大事になります。また本体が重く、ガッチリしているほどミシンをかけた時の音も小さくなります。とくに赤ちゃんがいる家庭だと、音が気になる、なんていうこともあると思います。軽くて持ち運びのに便利なミシンは、ガチャガチャと操作音が大きくなる場合が多いので、併せてチェックしましょう。

さらに、本体が重たいと厚物縫いやスピード縫いをしても針がブレにくいです。ミシンに慣れると、早く正確に縫えるようになるので、速度をあげたくなるのですが、そういうときも安定して縫えるかどうかは重さがカギになっていたりします。

ポイント3 作業性をチェック!

3つ目に確認するのは、作業のしやすさです。

フットコントローラーはテーブル作業をされる方は必須のオプションです。手元作業に集中できるようになり、間違いが減ります。強弱もフットコントローラーで調整出来ます。最初は慣れずに、強く踏み込んでスピードが出すぎたりしますが、コツをつかんで慣れてしまうと、手放せなくなるアイテムです。

次に、作業スペースの広さです。特に注目したいのは右手の作業スペースです。ミシンの本体がある右側は作業スペースが小さくなりがちです。実際に縫い始めると気がつくのですが、生地を左右反転して縫うことはよくあります。そのときに、生地が多い方が右に来ますね。手元が広いと生地が邪魔にならず縫い目が確認できるのですが、狭いと余っている生地が重なってしまい、ミシンの押さえが重なった生地を踏んでしまいます。そうなると、縫ってはいけないところを縫ってしまいます。作品に穴が開いたり、糸を解かないといけなかったりして悲しい思いをします。

左側の作業スペースも広い方が良いです。収納性が悪くなるので、取り外したり折りたためるものが多いようです。

ポイント4 らくらくポイントをチェック!

最後に確認するのは、初心者をアシストしてくれる機能が付いているかどうかです。

「自動糸調子」「自動糸通し」「上糸かけ」「下糸かけ」「自動糸切り」などがあります。

まず「自動糸調子」ですが、これは必須と言っていい機能です。無い場合、糸を変えたとき・生地を変えたとき・針を変えたときなど毎回糸調子を確認しなければいけなくなります。糸調子の合わせ方は、縫いたい生地のハギレを用意し試し縫いをして確認をします。かなり面倒な作業ですよね。自動であれば、コンピューターが判断して糸調子を合わせてくれます。

「自動糸通し」はあるととても便利な機能です。手元で針をもって糸を通すわけでは無いので、ふにゃふにゃと動く糸を通すのは時間がかかります。糸通しがあれば一発で通してくれるので毎回このストレスが無くなります。

「上糸かけ」は必ず通さないといけない場所(てんびんやガイド)を順番に通していく作業です。慣れると難しく無いのですが、最初は戸惑うポイントです。しかもちゃんとかけないと糸が切れたりもつれたりします。上糸かけが間違わないように簡単な機構のものや、数字が振ってあるのでどの順番でかけていくかがわかりやすいものを選ぶと良いでしょう。

「下糸かけ」は下糸を引き上げる機能ですが、無い場合は手で下糸をすくいます。あまり難しい作業ではないのですが、失敗するとボビンをセットし直さなければなりません。下糸を引き上げる必要がない「下糸簡単スルー」などの機能があるものを選ぶと良いでしょう。

「自動糸切り」はあるととても便利です。何箇所も縫わないといけないとき、毎回生地を引き出して糸を切ると、糸を長く出さないといけないのでもったい無いですし、糸切り機やハサミで糸を切る作業が大変です。自動糸切りは搭載機種が少ないと思いますが、かなり作業効率が上がるので、おすすめの機能です。自動でなく、糸切り機が針のそばにあるタイプもありますが、こちらも便利です。

番外編・それはミシンのせいじゃないかも

ミシン選びの4つのポイントをお伝えしてきましたが、一生懸命考えて選んだにも関わらず、縫ってみたら「このミシンじゃ縫えない!失敗した!」という事例もたくさんあります。ミシンはミシン本体だけでなく、針や糸、生地の知識が必要ですので少し触れておきますね。

まずありがちな失敗は「試し縫い」をしないことです。縫いたい生地をいきなり縫うと、糸調子が合っていなくて、糸がもつれたり、生地が破れてしまうこともあります。必ず縫いたい生地のハギレを準備して、何度か試し縫いをしましょう。

次に、試し縫いで「雑巾を縫わないこと」です。ミシンを買って最初にタオル地を縫って雑巾にすることが多いと思いますが、タオル地は難易度の高い生地です。ミシンの特性がわからないうちにタオルを縫ってしまうと、タオルの段差で針が折れたり、下糸がもつれたりして直すのが大変になります。

最後に、薄い生地の取り扱いに注意してください。オーガンジーやガーゼと言った生地は縫うのが難しい素材です。慣れた人でも綺麗に縫うのが難しいです。うまく縫うためには、適した針や糸・押さえを用意しないといけない場合があります。

このように、うまく縫えない!と思ったときには、ミシン本体ではなく、針や糸、生地の厚みが合っているかなどを疑ってみてくださいね。

おすすめのメーカーと機種

ミシンを選ぶポイントを4つご紹介しました。予算や使い方から、自分に合った商品を選んでみましょう。

今回、価格と機能をみておすすめの機種5つを選んでみました。ぜひ参考にしてみてください。

ジャノメ・JN508DX-2B (Black)

格安で多機能な機種を選ぶならこちら!このミシンは電動ミシンになります。ミシンには珍しいブラックボディで、据え置きしてもほかの家具とも調和しやすいデザインです。価格は、1万円台ですが、厚物縫いが可能です。安いミシンが欲しい!という場合は、こちらがお勧めです。但し、自動糸調子がついていないので、縫う前の試し縫いは必須です。

ブラザー・MS-2000

ブラザーの定番シリーズです。コンピューターミシンなのに、2万円台で購入できるのがうれしいですね。自動糸調子がついているので、糸を正しくかければ最初からきれいな縫い目で縫うことができます。手元も広く作業しやすいので、初心者の方にやさしいつくりになっています。

JUKI・HZL-J900R

作家さんはJUKIを使っている方が多いです。つまり、ベテラン向けのミシンメーカーになります。こちらはJUKIのエントリーモデルでコンピューターミシンです。価格は3万円台ですが、JUKIの良さである布の送り力・縫い目のキレイさが分かるミシンです。一度JUKIの縫い目を体験してしまうとやめられません。カバンのステッチや服を縫う方は必見の一台です。

ブラザー・オリビア500

コンピューターミシンで7万円台とちょっと値段が高い機種ですが、あらゆる便利機能が搭載されています。自動糸通し・自動糸切りがついてとても便利です。初心者でも簡単に作品作りが楽しめます。この1台があれば、ミシンを使った趣味の幅が広がっていくでしょう。重量も9㎏とかなり重いので据え置き機向けです。

シンガー・モナミ/ SC90

自動糸切り機能が付いて、12種類の実用的な縫いパターンが搭載されたシンプルタイプのコンピュータミシン。大きな丸いボタンのダイレクト模様選択が、ミシンに慣れていない人でも直感的にわかる操作性を実現しています。下糸も、ボビンをぽんと入れるだけのシンプル仕様。家庭用ワイド刺しゅう機“EU-5”やコンパクト刺しゅう機“EU-2JSP”も取り付けることができ、入園入学にぴったりなおしゃれなネーム、ワンポイントを入れることができます。“こんなに簡単”をカタチにしたシンプル&やさしさ設計のリーズナブルな価格帯のミシンです。

ミシンは値段もメーカーもたくさんあって迷ってしまいますが、使い方や頻度・設置場所を考えていただくといくつかの機種に絞られてきます。たくさん作品を作りたい!という方は、多少価格が高くても、良い機種を選ぶとよいでしょう。ちょっと使ってみたいなら1万円台で全く問題ないです。あとは工夫を重ねれば、どんなミシンでもうまく縫える方法があります。まずはミシンを手に取ってみてください。作品の幅がぐっと広がりますよ!

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