エアリーベストの作り方【ホームソーイング型紙シリーズNo.41】

こちらは【ホームソーイング型紙シリーズ】No.41_エアリーベスト型紙を使用した作り方ページです。

このレシピでは、下記のエアリーベストの型紙を使用した作り方を紹介しています。ノースリーブでコンパクト丈、背中のひもがアクセントになる、ひらりひらりと軽やかなベストです。ぜひ薄手生地で作りましょう。
型紙はこちらからご購入くださいね。

※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。
エアリーベスト 仕上がりサイズ
フリーサイズ(1サイズ) | |
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着丈 | 約48cm |
えりぐり | 約45cm |
身幅 | 約53cm |
裾幅 | 約58cm |
エアリーベストの材料
【布の用尺】1.3m(布幅108cm)
型紙 | 【ホームソーイング型紙シリーズ】No.41_エアリーベスト |
生地 | 1.3m(布幅108cm) |
※生地は、綿ローン、リネンローン、コットンリネン、シルク、綿レーヨン、綿ポリエステルなど薄手生地がおすすめ
エアリーベスト サンプルで使用した生地
※こちらのサンプル製作では綿ローン素材を使用
エアリーベスト 布の裁ち方図
下記の裁ち方図を参考に、布を裁断してくださいね。

裁断のポイント
裁断図は、型紙の「わ」を開いた状態で掲載しています
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方(記号の読み方・裁断の仕方)でご確認くださいね。
縫い方のポイント
- ぬいしろは(指定の無い限り)1cmです。切り取った布端から1cm内側を縫います
- 縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
- きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです
エアリーベストの作り方
ここからは、エアリーベストの作り方を詳しく解説していきます。 下記の手順で縫い進めてみてくださいね。
1.裁断する
今回は、「Rustic leaves(アイボリー)」の綿ローン生地を使って軽やかに仕立てました。
生地は、綿ローン、リネンローン、コットンリネン、シルク、綿レーヨン、綿ポリエステルなど薄手生地がおすすめ
※慣れないうちは、柄合わせの必要がない総柄や小さな柄、または無地がおすすめです
前身頃は「わ」でとります。
後ろ身頃は、左右対称に各1枚ずつ裁断します。
生地の(オモテ)と(ウラ)が分かりづらい生地は、裁断するときに「目印」をつけておきましょう。
衿ぐりバイアステープと袖ぐりバイアステープは、その名の通りバイアスでパーツを裁断します。
縦目と横目で構成される生地の布目、これに対して斜めに裁断することが「バイアスで裁つ」ことです。
2.リボンを作る
まず、後ろリボンを作っていきます。下の写真を参考に①→②→③の順に折りましょう。
ぬいしろ2mmで縫い合わせたら、リボンの出来上がりです。
3.肩を縫う
袋縫いで始末していきます。
袋縫いとは、外表→中表の順で2回縫うことで強度もアップする、ロックミシン不要の布端処理のことです。
前身頃と後ろ身頃を外表に重ね、肩を揃え、ぬいしろ5mmで縫い合わせます。
ウラ側から縫い目をひらくようにしっかりとアイロンをかけます。
次は中表になるようたたみ、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
※ぬいしろが細くなると、先に縫っておいたぬいしろがはみ出して見えてしまいますので、1cmより内側を縫わないよう気をつけましょう。
※画像内の「後見頃」の記載は「後ろ身頃」が正しいです。
ぬいしろは、アイロンで後ろへ倒しておきましょう。
オモテに返してアイロンで整えます。
4.袖ぐりの始末
オモテが上になるように、身頃を写真のように置きます。
袖ぐりに、袖ぐりバイアステープを縫い付けていきます。
袖ぐりに沿って、バイアステープを伸ばさないよう気を付けながら布端をそろえてとめます。
ぬいしろ1cmで縫いましょう。
※この時、袖ぐりバイアス布が始めと終わりに少しずつ余っている状態です。
縫えたら、ぬいしろが5mmになるようにカットします。
カーブに切り目を入れましょう。縫い目を切らないように注意してくださいね。
袖ぐりバイアス布を、アイロンで三つ折りします。
まち針をこまめに打っていきましょう。
脇のはみ出た部分はカットします。
袖バイアステープの端から2mmでステッチをかけます。
これで、袖ぐりが縫えました。
5.脇を縫う
肩と同様、袋縫いで始末していきます。
前身頃と後ろ身頃を外表に重ね、脇を揃えます。ぬいしろ5mmで縫い合わせましょう。
次は中表になるようたたみ、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ぬいしろは、アイロンで後ろへ倒しておきましょう。
下の写真の位置に、ステッチを入れて落ち着かせます。オモテ側のステッチに重ねるように縫いましょう。
これで、脇が縫えました。
6.裾と後ろ端を縫う
裾と後ろ端を7mm→8mmで三つ折りし、ステッチをかけます。
※縫う順番は①→②→③です。
7.衿ぐりを始末する
衿ぐりに、衿ぐりバイアステープを縫い付けていきます。
ここでも、まち針をこまめに打っていきましょう。
ぬいしろ1cmで縫ったら、カーブに切り込みを入れます。
アイロンで衿ぐりバイアス布を折り、整えます。
まず、後ろ端側にはみ出た部分を折り、衿ぐりに沿って三つ折りします。
ここで、もうひと手間。
後ろ端側を折る時に、角を斜めにもう一折りしておきます。
衿ぐりに沿って三つ折りする時に、斜め部分に挟み込むと、仕上がりがぐんとキレイになりますよ!
まち針をこまめに留め、衿ぐりバイアステープの際にステッチをかけます。
これで、衿ぐりが縫えました。
もう少しで完成です。
8.リボンを縫い付ける
リボン付け位置を確認して縫いましょう。右も同じように縫い付けます。
9.完成!
エアリーベストが完成しました。 フリーサイズです。160cm前後の大人が着るとコンパクト丈の可愛らしいベストに。
バックのリボンがとても良いアクセントになっています。
ひらり、ひらり、と風になびく感じ。 生地を変えてみたり、秋冬はニットの上からさらりと着こなしてみても。
透け感を活かして、薄手の生地でぜひ作ってみてくださいね。
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