No.028_バイアス裁ちのキャミソールの作り方【ホームソーイング型紙シリーズ】
こちらは【ホームソーイング型紙シリーズ】No.028_バイアス裁ちのキャミソール型紙をご購入いただいた方や、検討中の方に向けたページです。
このレシピでは、下記のバイアス裁ちのキャミソールの型紙を使用した作り方を紹介しています。
※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。
バイアス裁ちのキャミソール 仕上がりサイズ
フリーサイズ | |
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着丈 | 51cm |
裾回り | 172cm |
モデル身長:162cm フリーサイズ
バイアス裁ちのため自然と落ち感が出て身体に沿うしなやかなラインと、ひらひらと揺れる長い肩ひもがポイントの、大人のキャミソールです。
バイアス裁ちのキャミソールの材料
【布の用尺】1.4m(布幅108cm)
型紙 | 【ホームソーイング型紙シリーズ】No.028_バイアス裁ちのキャミソール |
生地 | 1.4m(布幅108cm) |
伸び止めテープ(アイロン接着) | 24cm(9mm幅) |
※生地は、綿ローン、リネン、コットンリネンビエラ、コットンサテン、シルク、綿レーヨン、綿ポリエステルなど薄手生地が合います
バイアス裁ちのキャミソール サンプルで使用した生地
※こちらのサンプル製作では綿ローン素材を使用
バイアス裁ちのキャミソール 布の裁ち方図
下記の裁ち方図を参考に、布を裁断してくださいね。
【ホームソーイング型紙シリーズ】No.028_バイアス裁ちのキャミソール[/caption]裁断のポイント
裁断図は、型紙の「わ」を開いた状態で掲載しております。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、
ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方(記号の読み方・裁断の仕方)でご確認くださいね。
縫い方のポイント
- ぬいしろは(指定の無い限り)1cmです。切り取った布端から1cm内側を縫います
- 縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
- きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです
バイアス裁ちのキャミソールの作り方
ここからは、バイアス裁ちのキャミソールの作り方を詳しく解説していきます。 下記の手順で縫い進めてみてくださいね。
1.裁断する
今回は、「紙吹雪(ライトグレー)」の綿ローン生地を使って軽やかに仕立てました。
ローンやnunocoto fabricのオックス、ビエラなどの薄地から普通地の軽やかな素材がおすすめです。
※慣れないうちは、柄合わせの必要がない総柄や小さな柄、または無地がおすすめです
バイアス裁ちのキャミソールはその名の通りバイアスで身頃パーツを裁断します。
縦目と横目で構成される生地の布目、これに対して斜めに裁断することが「バイアスで裁つ」ことです。
順に追ってみましょう。
まずは生地の耳と下の辺が重なるようにたたみます。
「わ」でとるラインが生地の布目に対してナナメになっていれば正解です。
生地がずれないよう、型紙に沿って裁断します。
身頃をもう1枚裁断できるよう生地をずらします。
今度は、生地の耳と耳が直角に交わるよう考えるとわかりやすいです。
あとは肩紐2枚とループ2枚を裁断します。
前身頃の胸部分には伸び止めテープを使用します。
2.肩紐とループを縫う
肩紐を横長に半分に折ります。
オモテが内側になります。
ぬいしろ7mmで縫い合わせます。肩紐のみ片側は画像のように縫います。
端を縫いとめた方のぬいしろの角を切り落とします。
ここからオモテに返していきますが、割りばしのような細い棒を使うと良いです。
とがっていると穴があきますので端は丸いものを選びましょう。
1.縫いとめた端を内側に入れ込むように、細い棒を差し込みます。
2.そのまま押し込んでいきましょう。
3.生地がたまると動かなくなるのでたまらないよう外側の布を引っ張りながらすすめて割りばしの入った先を出します。
4.頭がみえたら割りばしを抜き、紐の端をひっぱり一気にオモテに返します。
縫い目を脇にし、アイロンで整えたら紐の出来上がりです。
ループもオモテに返します。
3.脇を縫う
袋縫いで始末していきます。
袋縫いとは、外表→中表の順で2回縫うことで強度もアップする、ロックミシン不要の布端処理のことです。
前身頃と後ろ身頃を外表に重ね、脇を揃えます。
ぬいしろ7mmで縫い合わせます。
ウラ側から縫い目をひらくようにしっかりとアイロンをかけます。
次は中表になるようたたみます。
ぬいしろ8mmで縫い合わせます。
※ぬいしろが細くなると、先に縫っておいたぬいしろがはみ出して見えてしまいますので、8mmより内側を縫わないよう気をつけましょう。
オモテに返してアイロンで整えます。
4.後ろループをつける
後ろ身頃に、半分に折ったループを仮縫いします。
前身頃脇から後ろ身頃にかけて、7mm→8mmで三つ折りします。
ループも身頃に沿って自然に折ります。
三つ折りを一度ひらき、カーブ部分には布端に切込みを入れます。
三つ折りを折り直し、ステッチで縫いとめます。
5.前に紐をつける
前デコルテ部分に伸び止めテープを貼ります。
布端から1cmに伸び止めテープの中心がくる位置です。
前デコルテ部分に紐を仮縫いします。
デコルテ部分となるフロントの直線は、1cm→1cmで三つ折りして縫います。
肩紐も自然に折り返して、ステッチします。
肩紐の根元、ループの根元をそれぞれ身頃と縫い合わせます。
6.裾を縫う
裾を1cm→1cmで三つ折りします。
バイアスに裁っているため布端が歪みやすいです。
生地を手で伸ばしてしまわないように、気をつけて三つ折りしましょう。
ぐるりとステッチします。
完成です
バイアス裁ちのキャミソールが完成しました。
肩ひもはあえて長く長く残してあります。
後ろ姿のワンポイントにも◎
ループに結ぶ長さは、好みやご自身の体型に合わせてご自由にどうぞ。
(フリーサイズ1サイズ)
モデル身長:162cm
大柄も映えるトップスです。
バイアス裁ちのキャミソールのサンプル使用生地はこちら
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