きほんのストレートパンツの作り方【ホームソーイング型紙シリーズNo.015】

こちらは【ホームソーイング型紙シリーズ】No.015_きほんのストレートパンツ　型紙　をご購入いただいた方や、検討中の方に向けたページです。

※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。

基本のストレートパンツ　仕上がりサイズ

（フリーサイズ)

※平置き時
ウエスト　～約107cm（ゴムの長さはご自身のサイズに合わせてご調整ください）
ヒップ　約105cm
総丈　約95cm
股下丈　約66cm
裾回り　約46cm

●モデル身長：160cm

準備するもの
・【ホームソーイング型紙シリーズ】No.015_きほんのストレートパンツ　型紙　
・生地　用尺　2.2m ※布幅110cmの場合
★向いている生地素材　コットンツイル、オックス、リネン、コットンリネンビエラ、リネンサージ、フランネル、チノクロスなど　普通地～中厚地
・ウエスト用ゴム　72cm程度（２cm幅）

必要な道具
裁ちばさみ、まち針（クリップ）、ゴム通し、チャコペン、定規

布の裁ち方図

裁断のポイント
裁断図は、型紙の「わ」を開いた状態で掲載しております。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、
ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方（記号の読み方・裁断の仕方）でご確認くださいね。

縫い方のポイント
※ぬいしろは（指定の無い限り）１cmです。切り取った布端から１cm内側を縫います
※縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
※きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです

基本のストレートパンツ

１．裁断する

今回は、中厚手でボトムスに向いているコットンツイルの生地を用意しました。デザインは、Kayo Aoyamaさんデザインのつめ草（ピンクベージュ）です。
※慣れないうちは、柄合わせの必要がない総柄や小さな柄、または無地がおすすめ
型紙に合わせて裁断します。（※型紙はぬいしろ込み）
本体×2枚、ポケット×2枚、ウエスト布×1枚です。
本体は左右対称になるよう裁断しましょう。

２．ポケットを縫う

ポケット口をのぞく3辺に、ロックミシンまたはジグザグミシンで布端の始末をします。
ポケット口以外の辺を1cm内側に折ります。
ポケット口を、1.5cm→2.5cmの三つ折りにしステッチで縫いとめます。本体のポケット付け位置に縫い付けます。（ポケット付け位置は型紙に記してありますのでしっかりと写し取りましょう）
ポケット口は、三角に縫いとめるとしっかりと縫いとまります。
反対ポケットも同様に縫い付けます。

３．股下を縫う

左右それぞれパンツ本体を中表にたたみ、股下をぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。
ぬいしろは2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンで布端の始末をします。
厚手生地の場合は、１枚ずつ布端の始末をしてから縫い合わせましょう。ぬいしろは前パンツ側へたおしておきます。

４．股上を縫う

片方のパンツをオモテにかえし、もう片方のパンツに中表に重ねます。
股下の縫い目を合わせて、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。ぬいしろを2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンで布端の始末をし、ぬいしろは片側へたおします。

５．ウエスト布を縫う

ウエスト布を中表に折り、後ろ中心を1cmで縫い合わせます。
ゴム通し口は縫わずにあけておきます。ゴム通し口にステッチを入れます。

６.ウエストを仕上げる

ウエスト布をパンツ本体を中表に合わせてぬいしろ1cmで縫い合わせます。
前中心、後ろ中心をしっかりと合わせましょう。後ろ中心は、ゴム通し口がない布端を縫い合わせます。縫い合わせたぬいしろをウエスト布側へ、布端を1cm折ります。縫い合わせた縫い目をかくすように、ウエスト布を半分に折ります。オモテからまち針でしっかりととめ、ウエスト布上をステッチして縫いとめます。
内側の布端を縫いとめるようにゆっくりと進めましょう。

７．裾を仕上げる

裾を1.5cm→3cmの三つ折りでアイロンをかけ、縫い合わせます。

８.ゴムを通す

ゴム通し口からゴムを通します。
ゴム端を2cmほど重ねて縫いとめます。

完成

きほんのストレートパンツが出来ました。
パターン上、ウエスト布を本体と分けたことで、ゆったりとしたシルエットをキープしつつとてもすっきりとした印象になりました。
大きめのポケットも使いやすいです。
足の曲げ伸ばし時も突っ張りません。ストレスなく履けるので、日常使いにちょうどよくフィット。
リモートワーク時にも便利。（こちらは市販のリネンサージ生地で作りました。当店で販売している生地ではありません） ●モデル身長：155cm