使いやすさNo.1!オックス生地の特徴と魅力とは?
オックス生地とは?
オックス生地の定義
オックス生地とは、オックスフォード生地とも言われる、平織り(※1)の生地。オックスフォードシャツを代表に、ブラウスやエプロン、布小物などオールマイティに使用できるソーイング初心者さんにも扱いやすい生地です。
実際に、当店では、下記6種類の生地を取り扱っていますが、最も売れているのがオックス生地です。
- オックス【100%コットン(綿)】
- ダブルガーゼ【100%コットン(綿)】
- ビエラ【コットンリネン】
- キャンバス【100%コットン(綿)】
- ローン【100%コットン(綿)】
- ツイル【100%コットン(綿)】
nunocoto fabricでは、「100%コットン(オックス)」を3,000以上のデザインで取り扱っています。
パステルトーンのカラーオックスIRO MUJIシリーズの取り扱いもあります。
オックス生地は、別名”斜子(ななこ)織り”とも呼ばれています。平織りなので、布の表裏をそれほど気にせず使用できます。糸は撚るのではなく、束ねるだけなので、平織りの中でも通気性が良いのが特徴です。
オックス生地の名前は、イギリスのオックスフォード大学に由来します。オックスフォード大学の学生向けに作られた生地が発祥と言われています。
オックス生地の厚み
布小物からお洋服まで、いろんな用途で活躍するオックス生地はどのくらいの厚みなのでしょう?
一般的に生地の厚みは、
タテ糸とヨコ糸の織り方で名称が異なります。そして、織り方といっても、下記のようなたくさんの種類があります。
- 使用している糸の種類
- 使用している糸の太さ
- 織り方の種類(平織・綾織・朱子織など)
- タテ糸とヨコ糸の数(単糸・双糸・ひき揃え)
- 織り方の密度
ちなみに、最も生地の厚みに関係するのは糸の太さです。
「シーチング生地とオックス生地の違い」を気にしている方が多くいますが、シーチング、オックスともに平織物の生地。中でも目が粗く、やわらかいのがシーチング。2本の糸を引きそろえて織った平織物の一種、斜子織り(ななこおり)がオックスです。そのため、一般的にはオックスの方が厚手の印象ですが、どちらも織り方は同じ、厚みは糸の太さで決まるため、当店のオックスのように細い糸で織った場合は、ほぼシーチングに近い生地となります。
一般的に手芸用として販売されているオックス生地はシャツよりも厚手でしっかりしてる印象ですが、当店のオックス生地の糸は、40番手の比較的細い糸を使用しているので、一般的には、オックスというよりシーチングに近いイメージの生地。ちょうど、柔らかいオックスフォードシャツの生地感です。
オックス生地を縫うときの針と糸
オックス生地をミシンで縫う際、どちらも下記の普通用でOKです。当店の40番手のオックス生地ももちろん普通地用で縫っていただけます。
普通地用(針11号/糸60番)ツイル生地とオックス生地の違い
ツイルとオックスもどちらを使用するか迷うシーンが多い生地ですが、この2つの違いは、糸や厚みではなく、織り方にあります。 オックス生地は、平織、ツイル生地は、綾織りの生地で織り方が違います。平織は、摩擦に強く丈夫、綾織りはシワになりづらいというそれぞれのメリットがあります。
オックス生地は丈夫?
生地の織り方は、平織・綾織・朱子織とありますが、オックス生地の平織りは、丈夫なのが特徴です。さらに当店の40番手糸のオックスは、丈夫でありながら、しなやかさも併せ持つ生地。そのため、初心者でも扱いやすく、小物作りからお洋服づくりまでオールマイティに使用いただけます。オックス生地の透け感は?
40番手の薄手オックス生地、シャツやスカート、ワンピースなどのお洋服を仕立てる際に気になるのは透け感ですよね。 お客様からもたくさんのご質問をいただくため、実際にオックス生地にプリントしてみたものをご紹介しますね。ぜひ参考にしてみてくださいね。背景が白地のプリント生地
背景が白地の生地だと、白い部分は多少の透け感があります。
背景に色がついたプリント生地
一方、背景が明るいスカイブルーのこちらの生地は、透け感をさほど感じさせません。全体的に色がついているものなら、透け感は気にしなくてもよさそうです。
また、白地のプリント生地でも、柄の密度が高い生地なら、さほど透け感は気になりません。逆に、密度の低い大柄などは、淡い色がついていても、透け感は目立ってしまいます。柄の密度が高いデザインの方が、お洋服の用途に合いそうですね。
模様の密度の高い生地
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模様の密度が低い生地
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オックス生地は縮む?
当店のオックス生地は、天然繊維の風合いをお楽しみいただけるよう、100%コットンでできています。
オックス生地に限らず、コットン(綿)は、3〜5%程度縮みます。
そのため、頻繁にお洗濯するアイテムを仕立てるときはとくに、予め水通しをしていただくことをおすすめしています。
オックス生地の特徴
オックス生地のメリット
さてここでは、数ある生地の中から、オックス生地選ぶメリットを解説します。 この解説を読むと、いろんな用途に活用できることがわかりますよ。
デザインが豊富
オックス生地は、ユザワヤをはじめとする生地屋さんの売り場でもデザインが豊富でもっとも使い勝手がよく、ポピュラーな生地です。
キャラクター生地もたくさんあるので、入園・入学シーズンのレッスンバッグ・巾着袋作りにも人気です。
大人気のリバティ柄にも、オックス生地の種類は豊富です。
加工しやすい
種類が豊富で、ほどよい厚みなので防水・撥水加工もしやすいです。
防水加工のラミネート生地などは、一般的な生地に比べて、生地のデザインが少ないですが、その場合、市販のラミネート加工できる資材を使えば、ラミネート生地を作ることができます。詳しい解説は下記を参考にしてみてくださいね。
また、余談ですが、オックス生地の中には、防水性の高い、ナイロン オックス生地やポリエステル オックス 生地 があります。
ナイロンオックス生地は、ナイロンの糸を高密度に織った防水性ばつぐんの生地。 エコバッグやポーチ、折りたたみ傘などによく使われています。
ポリエステルオックス生地は、丈夫で防水性がある生地で、アウトドア用品などに使われています。ボディバッグやサコッシュの裏地などを作るのに便利な生地です。
オックス生地のデメリット
シワになりやすい
ツイル生地との違いでも解説しましたが、オックス生地のデメリットは、平織のため、シワになりやすいことです。ちょっとめんどうですが、天然素材は特に、アイロンをかけたほうがキレイ目に着こなせます。
オックス生地で作れるおすすめアイテム(用途)
冒頭でも触れたように、オックス生地で作れるものはとっても多く、小物から服作りまで、最も扱いやすい生地です。
一般的にどんな用途で使用されているかチェックしてみてくださいね。
入園・入学グッズ(レッスンバッグなど)
一般的なオックス生地は、入園・入学アイテムによく使用されます。
例えばこんなアイテム・・・どうしてなのでしょう?
- レッスンバッグ
- 上履き入れ(シューズバッグ)
- 巾着袋
- お弁当袋
- ランチョンマット
- 防災頭巾カバー
オックス生地が入園・入学グッズにおすすめの理由
オックス生地は、一般的にプリント生地が豊富なので、お子様の好みの生地を簡単に見つけることができます。
手芸店では、キャラクター生地も豊富に売られているんです。
当店のオックス生地は、シャツなどにも適し、オールマイティにお使い頂けるよう、しなやかさも兼ね備えた40番手糸の薄手仕様。一般的なシーチングに似た質感が特徴です。
そのため、当店の生地で、入園・入学アイテム(レッスンバッグなど)を作る場合は、オックス生地ではなく、ツイル生地を推奨しています。
また、入園・入学グッズ手作りキット(6点セット)
でも、ツイル生地を採用しています。
ちなみに、こちらのキットは当店で取り扱い全ての生地約3,000点のデザインから柄が選べます。
入園・入学グッズにおすすめのデザインランキング
当店で、入園・入学シーズンに大人気の柄、ベスト10をご紹介します。
第1位:カーズ(モスグリーン)
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第2位:キャンプギア(サンドグレー)
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第3位:small fish(カラフル)
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第4位:Happy Bugs(ホワイト)
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第5位:おにぎり
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第6位:bread
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第7位:ぼけぼー
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第8位:mimosa -ミモザ-
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第9位:ミモザの花束 mini(ホワイト)
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第10位:無限ショートケーキ
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ちなみに、
男の子に人気の柄は、「車柄」、「電車柄(新幹線など)」、「恐竜柄」、「宇宙柄」
女の子に人気の柄は、「リボン柄」、「スイーツ柄」、「花柄」、「北欧柄」
シンプル柄だと、「ストライプ柄」、「水玉(ドット)柄」
フルーツ柄だと、「さくらんぼ柄」、「いちご柄」
動物柄だと、「ねこ柄」、「ニコーン柄」、「うさぎ柄」
が人気です。
ワンピース(服)をはじめとする大人服
40番手糸でしなやかに織られたオックス生地は、ワンピースをはじめとするお洋服にもおすすめです。こどもやベビー服に使用してもやわらかい肌触りなので、母娘おそろいのワンピースも◎
ギャザースカートに仕立てても、コットン100%でありながら軽やかな仕上がりになりますよ。
プリーツスカートだってなんのその。
しなやかさの中に適度な張りもあるので、プリーツもきれいに出すことができます。
トップスだと、オックスで仕立てるアイテムの代表格、シャツでもよいですが、ちょっと難易度高め…。 こういったカットソー作りにもおすすめです。
ひももこの通り美しく仕上がりました。
ベビー・こども服
40番手糸を織ったしなやかな当店のオックス生地なら、ベビー服にもおすすめ。 かぼちゃパンツやブラウスなど、お好きな生地でぜひ仕立ててみてくださいね。
ちょっと大きくなって、活動的なお子さんだと、ゴワゴワする厚手のパンツが苦手…なんて問題も。
そんなお子さんには、当店のオックスでパンツを作ってあげるとよいですよ◎
やわらかい肌触りなので、きっと安心して着ていただけると思います。ちなみにこちらにパンツは、なんと、1枚で90~120サイズ対応のすぐれもの。とっておきのデザイン生地で、長~く大切に着ていただけたらうれしいですね。
もちろん、女の子のブラウスやシャツ、カットソー・チュニック、ワンピースにもおすすめですよ。
エプロン
100%コットンで吸水性の高いオックス生地は、エプロンにもおすすめ。発色がきれいなので、プリント生地がキッチンで映えますよ。
甚平・浴衣
お洋服にもおすすめの当店のオックス生地は、薄手で通気性もよいので、甚平や浴衣に仕立てるのもおすすめです。
こちらはお客様が仕立ててくださった着物。アーティチョーク(レッド)で作ってくださいました。
ミモザドット(小)で被布も仕立ててくださっています。ちなみに当店の甚平キットに使用している生地もオックスです。
リネン混の生地で仕立てる浴衣キットも販売していますよ。
マスク
一般的なオックスをマスクにすると苦しい…という声もありますが、当店のオックスなら薄手なので◎
裏地にダブルガーゼを合わせると、柔らかな肌触りに仕上がります。
キッチンアイテム
鍋つかみなどのキッチン周りで使用する布小物にもオックス生地はおすすめです。
オックスは、鍋つかみにもおすすめの生地です。
吸水性に優れた100%コットンのオックスは、コースターにぴったり。二枚仕立てが安心です。
インテリア用品
クッションカバーやカーテン、テーブルクロスなど、インテリアファブリックにもオックス生地はおすすめです。
一枚敷くだけでも、部屋の雰囲気を変えることもできますよ。
オックス生地は発色が鮮やかなので、インテリアのワンポイントに、クッションに仕立てると映えますよ。
オックスで作ったカーテンは、ほどよい遮光率で、自然の光で朝目覚めることが出来ますよ。こども部屋におすすめです。
ポーチ・ペンケースなどの布小物
オックス生地は、ポーチやペンケースなどの布小物にもおすすめです。薄手なので、裏地ありの2枚仕立てで仕立てると、よりしっかり感が出ますよ。小さな巾着袋などは、裏地なしでも◎
ポーチやペンケースなどの小さな布小物を作るなら、4つのデザインのオックス生地がセットになったハギレ商品がおすすめです。
当店にテキスタイルを提供してくださるデザイナー別に、売れ筋の4柄を各50cm角でピックアップしたカットクロス【4柄/1m】。かわいい、そしておしゃれな生地4枚がぎゅっとひとつになったお手頃なアソートです。
このように、オールマイティで最も使いやすい生地が、100%コットン(オックス)生地です。
nunocoto fabricでは、取り扱い中の約3,000柄あまりのすべてのデザインを、オックス生地にプリントしています。
欲しいデザインが、きっと見つかりますよ!
当店で取り扱う無地の生地
当店では、約3,000柄のプリント生地のほかに、無地の生地も販売しています。
プリント生地と同じ素材、40番手糸で織り込んだ白い無地生地。パステルトーンのカラーオックスIRO MUJIシリーズ。
ぜひ、お買い求めくださいね。
ご注文前にどんな質感なのか確かめたいという方には、無料の生地見本サンプルもございます。
当店で取り扱うすべての生地がセットになったサンプルです。