ファスナー付きペンケース・ポーチの作り方

ファスナー付きペンケースの作り方を紹介します。
ベーシックでマチのない、ポーチとしても使えるペンケースです。一番用途が広いタイプかもしれませんね。慣れるとどんどん作れてしまうので、色々な生地でお楽しみください♪

ファスナー付きペンケースの材料
※仕上がりサイズ:タテ11cm×ヨコ21cm(マチ無し)
■各パーツのカットサイズ(ぬいしろ込)・外布:タテ23cm×ヨコ23cmを1枚
・内布:タテ23cm×ヨコ23cmを1枚
・ファスナー:20cmを1本
ファスナー付きペンケースの作り方
【作業時間】30分 レベル★☆☆
1.ファスナーと布を縫居合わせる
まずはミシンの押さえをファスナー押さえに変えます。
(左)家庭用ミシンのファスナー押さえ (右)職業用ミシンのファスナー押さえ
内布をオモテが上になるように置き、その上にファスナーのオモテ(スライダーが付いている面)、最後に外布を中表で重ねます。
まち針でとめたら、ぬいしろ0.7cmで内布・ファスナー・外布を一緒に縫います。
縫い始める前にスライダーはファスナーの真ん中に動かしておきましょう。
スライダーが近づいたら一度押さえを上げて、スライダーの位置をずらして縫いすすめましょう。押さえとぶつかってしまうと縫い目が曲がってしまうので気を付けましょう。目打ちなどを使うとスムーズです。
縫い合わせました。
開くとこうなっています。すべてのオモテ面が上になっていれば大丈夫です。
2.折りたたんでもう片方の直線を縫う
ファスナーの上下をつまんで、矢印の方向によいしょとずらします。右端でファスナーに重ねます。
自然にファスナーが裏向きになって、右端に重なるはずです。
ファスナーの端と布の端はきちんと合わせて‥
左に残った裏生地を、下記のように右端に重ねます。
念のためサイドから見てみます。上から、内布→ファスナー→外布になっていればOKです。
すべて一緒に、ぬいしろ0.7cmのところを縫い合わせます。
これでファスナーの縫い合わせはおしまいです。かんたん!
3.開いて本体のサイドを縫い合わせる
下の写真のように開き、返し口を残して赤線の箇所を縫い合わせます。
返し口を開けるのは内布側にしましょう。きれいに仕上がります。
縫い始める前にスライダーはファスナーの真ん中まで開けておきましょう。ここで閉めたまま縫うと‥。表にひっくり返せなくなってしまうので気を付けましょう。サイドから見るとこんなかんじです。
ファスナー付きペンケースが完成!
返し口から全体をひっくり返してかたちを整えたらできあがり。


上記は無地の布だったのでつなげて使いましたが、もし布に上下の向きがある場合は、つなげて縫うと片面が逆さまになってしまいます。
その場合は、下記の寸法で表生地を2枚にカットします。こちらも仕上がりサイズは同じく11cm×21cm(マチ無し)です。
まず初めに2枚にカットした表生地を、底を中心にしたときに左右が対照になるように柄の向きに気を付けながらぬいしろ1cmで縫い合わせます。
つながったあとは、1枚の布として縫い進めます。
工程「1」と同じように、表布・裏布同じ大きさの生地が2枚になりました。
この後は、上記のポーチの縫い方の工程「1」から同じように作っていきましょう。
タグやリボンなどを挟み込むときは、工程「3」のタイミングで挟み込んで一緒に縫います。

ポーチに色々なものを入れてみよう!
平型のポーチには色々なものが入りますよ。何を入れるか考えるのも楽しいですね!
こどものお絵かき用や、絵葉書用のペンケースに!おでかけのときにも便利ですね。
今回使った布はこちら
花縞-水無月-(キッチンパステル)
■いろいろなペンケースの作り方
nunocoto fabricでは、いろいろなペンケースの作り方を紹介しています。