ベスト(ジレ)になる!2wayキルティングストールの作り方【ポケット付き】【大判サイズ】
外でも家でも大活躍!
ベスト(ジレ)になるキルティングストールの作り方
1つ持っていると便利な、ポケット付きワイド幅のキルティングストールの作り方を紹介します。
ボタンをとめればベストになる2wayタイプです。
背中もしっかり覆ってくれる、大判サイズのストールです。
首の部分を外側に折ると襟ができてかわいいですよ♪
中にキルト芯を入れて作るので、お好みの布で作ることができますよ。
2wayキルティングストールの材料・裁断サイズ
【布の用尺】
・布:タテ185cm×布幅(約108cm)
本体用布 | タテ182cm×ヨコ88cm 1枚 |
ポケット用布 | タテ44cm×ヨコ20cm 2枚 |
本体用キルト芯 | タテ182cm×ヨコ44cm 1枚※ |
ポケット用キルト芯 | タテ22cm×ヨコ20cm 2枚※ |
スナップボタン | 9~12mm 3組 |
※キルト芯は厚手タイプ/アイロン接着なしがおすすめです。
できあがりサイズ
幅42cm×長さ180cm
2wayキルティングストール作りで使用した生地
2wayキルティングストールの作り方
作る前準備
布をカットする前に、水通ししてアイロンをかけておきましょう。
ここで水通しをせずに作ってしまうと、後でよれてしまうので必須です。
『布地の水通しのやり方とポイント』で詳しい水通しの方法を紹介しているのでご参照くださいね。
1.ポケットパーツを作る
ポケット用布をタテ半分に中表で折ります。
折ったポケット用布の上にポケット用キルト芯を1枚重ねます。
丸形のポケットにしたい場合は、下辺(「わ」ではない方)の角を左右対称のカーブにカットします。
上辺以外をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
この時、下辺に返し口を作っておきましょう。
表に返したら角を目打ちで整えて返し口をコの字で縫い閉じ、上辺から2cmのところにステッチを入れます。
2.ストール本体を作る
本体用布を中表でヨコ半分に折ります。
半分に折った本体用布の上にキルト芯を重ね、「わ」になってない方の長辺をぬいしろ2cmで縫い合わせます。
短編をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
長辺のぬいしろを内側に折って縫い合わせると、表に返したときにきれいに角を出しやすいです。
この時、片方の短辺には大きめの返し口を作っておきましょう。
返し口から表に返します。
返し口から腕を入れて接着芯を整えたら全体にアイロンをかけ、クリップやまち針でずれないようにしておきます。
この時、高温でアイロンをかけるとキルト芯が縮んでしまうため、低温でアイロンをかけましょう。
返し口をコの字で縫い閉じます。
3.キルティングステッチをする
厚手のキルト芯を挟んで縫う時は、ミシンの縫い目のあらさは3~3.5程度がおすすめです。
「わ」ではない方の長辺と片方の短辺の端にコバステッチをかけます。
短辺方向に18cm間隔でキルティングステッチをかけていきます。
チャコペンで線を描いても良いのですが、ここでは18cmのところに貼ったマスキングテープをガイドにして縫っていきます。
ここではキルティングを縫うのに便利な「上送り押え」を使用しているのでそのまま縫いますが、通常の押さえでキルティングする場合は、『布一枚からキルティング生地を自作しよう!』を参考にステッチしてくださいね。
では、マスキングテープをガイドに直線のキルティングステッチをかけていきましょう。
2本目以降のステッチは、1本前のステッチのところで折ってクリップなどでとめ、折り目をマスキングテープのガイドに合わせて縫っていきましょう。
短辺方向に9本のステッチを入れました。
4.ポケットを縫いつける
ストール本体を「わ」の長辺が外側になるようにコの字に折って置き(写真参照)、外辺と下辺から6cmずつ離したところにポケットパーツを縫い付けます。
ポケットのつけ方は、『パッチポケットのつけ方』で詳しく説明しています。
5.スナップボタンをつける
内側にスナップボタンをつけます。
ここでは、下から28cmのところと、そこから12cm間隔に3箇所つけましたが、つける位置や数はお好みでOKです。
スナップボタンのつけ方は、『【基本】スナップボタンの種類と付け方』で詳しく説明しています。
2wayキルティングストールが完成!
これで、2wayキルティングストールの完成です。
ふわっと羽織って、
ポケット付きストールとして使うのはもちろん、
ボタンをとめてジレとして使うこともできますよ。
ボタンを全部とめたり、1つだけとめたりはお好みで。
ふんわりあったかい♪
半分に折って、マフラーのように使っても良いですね。
2wayキルティングストールをアレンジ!
もっとふかふかの2wayキルティングストールにしたい!
あまりにふかふかだと持ち歩きに不便のため、ここでは中に厚手のキルト芯1枚を挟む仕様にしていますが、もっとふかふかにすることもできますよ。
最初に材料を用意する時に本体布と同じサイズの厚手のキルト芯を用意し、本体布のウラにキルト芯を重ねてからそのまま中表で半分に折って縫い合わせれば、ふかふかの2wayキルティングストールになります。
もっとコンパクトなキルティングストールにしたい!
ここでは背中をきちんと覆えるように大判サイズで作っていますが、首元だけで良い場合は幅を小さくした布で作ってもOK!
仕上がり幅を30cmとする場合は、本体布は幅64cm、キルト芯は32cmでカットしましょう。長さもお好みでどうぞ。
ポケットのサイズを変えたい!
もちろんポケットのサイズも自由に変えてOK!
ここでは布幅(約108cm)をめいっぱい使ったレシピなので、ポケットのサイズをもっと大きくしたい場合は布を余分に用意してくださいね。
ファーのポケットのするなど、別布でポケットを作ってもかわいいですよ。
本格的なジレ(ベスト)が作りたい!
今回は、ボタンをとめれば簡易なベストになる2wayタイプのキルトストールの作り方を紹介しましたが、nunocoto fafburicには本格的で作りやすいジレの型紙販売もしています。
2wayキルティングストール作りで使用した生地
キルティングストール作りにおすすめの布
キルティングストール作りには、柄の上下がない布がおすすめです。
nunocoto fabricの布は約4,000種類のデザインから選べます
nunocoto fabricは、お客様からご注文をいただいてからご希望の柄を指定の生地にプリントしてお届けする、布のオンラインショップ。約4,000種類の柄から好きな生地を選ぶことができます。
【現在プリントに使用している生地】
・オックス(100%コットン)
・ダブルガーゼ(100%コットン)
・ビエラ(リネン25% コットン75%)
・キャンバス(100%コットン)
・ローン(100%コットン)
・ツイル(100%コットン)
今回はコットンリネンビエラ生地で作りましたが、オックス生地やローン生地で作るのもおすすめです。