あったか腰巻き(ラップスカート)の作り方【型紙不要】

在宅ワークや家事のお供に♪
防寒に役立つあったか腰巻きの作り方
寒い冬に大活躍する、裏地にボアやフリースを使った腰巻き(ラップスカート)です
大きなポケットがついているので、冬場のエプロンとしても便利!
寒い日の家事や
オフィスでのデスクワークはもちろんのこと、
冬のキャンプ時やわんことのお散歩のときにも大活躍ですよ♪
内側にベルトとホックをつけているので、バサバサとめくれることもありません。
あったか腰巻き(ラップスカート)の材料・裁断サイズ
【布の用尺】
・表布:タテ150cm×布幅(約108cm)
本体表布A | タテ75cm×ヨコ72cm 1枚 |
本体表布B | タテ75cm×ヨコ45cm 2枚 |
本体裏布A | タテ72cm×ヨコ72cm 1枚 |
本体裏布B | タテ72cm×ヨコ45cm 2枚 |
ベルト布A | タテ5cm×ヨコ72cm 1枚 |
ベルト布B | タテ5cm×ヨコ45cm 2枚 |
ポケット用布 | タテ42cm×ヨコ35cm 1枚 |
内ベルト布 | タテ8cm×ヨコ32cm 1枚 |
スナップテープ(幅2cm) | 約45cm 1組 |
内ベルト用スナップボタン | 1組※ |
ゴムひも(幅2cm) | 30cm 1本 |
※スナップテープをカットしてもOK。
できあがりサイズ
幅156cm×丈73cm(広げた状態)
あったか巻きスカート作りで使用した生地
裏布について
裏布は、フリース生地やボア生地などのあったか起毛素材をお使いください。(今回はフリース生地を使っています)
厚みがあり、伸縮性があまりない生地の方がおすすめです。
あったか巻きスカートの作り方
作る前準備
布をカットする前に、水通ししてアイロンをかけておきましょう。
ここで水通しをせずに作ってしまうと、洗濯後によれてしまうので必須です。
『布地の水通しのやり方とポイント』で詳しい水通しの方法を紹介しているのでご参照くださいね。
1.内ベルトを作る
内ベルト用布の両端を中央で合わせるように内側に折り、さらに半分にパタンと折ってアイロンでしっかりと折り目をつけます。
端の部分だけ中央を谷折りし、布端をぬいしろ1cmで縫います。
縫った端をくるりとひっくり返します。
スナップボタン代わりにスナップテープを使う場合は、スナップテープ(凹)の端を折って間に挟んでおきましょう。
長辺をステッチします。
スナップテープを使う場合はもう片側の端を内側に折って四角く縫い付けます。スナップボタンの場合は、スナップボタン(凹)をつけましょう。
スナップボタンのつけ方は、『【基本】スナップボタンの種類と付け方』で詳しく説明しています。
2.ポケットパーツを作る
ポケット用布をタテ半分に中表で折ります。
上辺以外をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
この時、下辺に返し口を作っておきましょう。
表に返したらアイロンで全体を整え、上辺から2cmのところにステッチを入れます。
3.本体裏布を縫い合わせる
本体裏布Aの上辺とベルト布A下辺を中表でぬいしろ1cmで縫い合わせます。
同様に本体裏布Bとベルト布Bも縫い合わせましょう。
本体裏布A(オモテ面)左側の上から37cmのところに、内ベルトの端処理していない方を、スナップボタンを下面にした状態で縫い付けます。(写真参照)
本体裏布Aの両側に本体裏布Bを中表でぬいしろ1cmで縫い合わせます。
この時、ベルト布の上端1cm縫ったら3cmあけてゴム通し口を作ります。
4.本体表布を縫い合わせる
本体表布Aの両側に本体表布Bを中表でぬいしろ1cmで縫い合わせます。
5.本体表布と裏布を縫い合わせる
本体表布と本体裏布を中表で合わせ、上辺をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
この時、布Bの方に返し口を作ります。
布Aと布Bを縫い合わせたぬいしろは開いて縫いましょう。
縫い合わせた部分をいったん開き、右側のベルト布Bと本体表布Bの縫い目にスナップテープ(凹)の下端をそろえ、クリップなどでとめておきます。
左側のベルト布Bと本体表布Bの縫い目にスナップテープ(凸)の上端をそろえ、クリップなどでとめておきます。
再び表布と裏布を中表で合わせたら手でアイロンをかけるように全体を整えて、スナップテープも一緒に両側をぬいしろ1cmで縫い合わせ、次に下辺を縫い合わせます。
裏面がはみ出るようなら、カットしてそろえてから縫い合わせましょう。
6.表に返してステッチする
返し口から表に返したら、低温で全体にアイロンをかけます。
上端から2.5cmのところにステッチします。
両側と下端から2cmのところにステッチします。
7.ゴムひもを通す
ベルト布Aのところにゴムひもを通します。中でゴム通しからゴムがはずれないようにしましょう。はずれやすいゴム通ししかない場合は、安全ピンを使うのもおすすめです。

ゴムひもを1cm残してゴム通し口にしまい、四角くステッチして縫い付けます。(写真参照)
そのままもう片方のゴム通し口からゴムひもを出し、クリップなどでとめてから四角くステッチして縫い付けます。
8.スナップテープを縫いつける
左側の表布Bと右側の裏側ベルト布Bの上端に、四角くスナップテープを縫い付けます。通常の押さえだとボタンに当たって縫いにくい場合は、ファスナー押さえを使うのもおすすめです。

9.ポケットを縫いつける
右側布Bの上から12cmのところにポケットを縫い付けます。
間にステッチをしてポケットを分けたい場合は、手を入れやすい幅12cm以上とりましょう。
ポケットのつけ方は、『パッチポケットのつけ方』で詳しく説明しています。
10.内ベルト用スナップボタンをつける
左側布Bの端にスナップボタンをつけます。高さは内ベルト布とそろえます。
スナップボタンのつけ方は、『【基本】スナップボタンの種類と付け方』で詳しく説明しています。
スナップテープの場合は、両端を折って四角く縫い付けましょう。
あったか腰巻き(ラップスカート)のが完成!
完成です。
寒い冬に大活躍!
腰が冷えないのが嬉しいですよね。
ベランダの服を取り込むのだって怖くない!
ひざ掛けや肩掛けにも
ボタンをはずしてさっと膝にかけて使っても良いですね。
肩にかけたり、胸元でボタンをとめてポンチョのように使っても。
お昼寝中のお子様にさっとかけてあげるとあったかい♪
丈をアレンジ
今回は使いやすいミディアム丈の巻きスカートにしましたが、ロング丈の巻きスカートもおしゃれですよね。
ぜひお好みの長さで作ってみて下さいね。本体裏布のカットサイズは、本体表布より3cm短くすればOKです。
あったか巻きスカート作りで使用した生地
nunocoto fabricの布は約4,000種類のデザインから選べます
nunocoto fabricは、お客様からご注文をいただいてからご希望の柄を指定の生地にプリントしてお届けする、布のオンラインショップ。約4,000種類の柄から好きな生地を選ぶことができます。
【現在プリントに使用している生地】
・オックス(100%コットン)
・ダブルガーゼ(100%コットン)
・ビエラ(リネン25% コットン75%)
・キャンバス(100%コットン)
・ローン(100%コットン)
・ツイル(100%コットン)
今回はコットンリネンビエラ生地で作りましたが、オックス生地やツイル生地で作るのもおすすめです。