【無料型紙あり】布ナプキンの作り方2種(ホルダー型・一体型)手縫いでも簡単!
【作業時間】40分 レベル★★☆☆☆
今回は、布ナプキンの作り方を紹介します。
型紙を使えば作るのはとっても簡単。無料でダウンロードできる原寸型紙は、ホルダー型と一体化型の2種が作れるようになっています。
布ナプキンの吸収体の布にはネル生地がおすすめなのですが、不要になったネル生地の洋服を切って使うのもエコで良いですね。手縫いで作ることもできるので、ぜひ気軽に作ってみてくださいね。
目次
布ナプキンの種類
布ナプキンにはいろいろな種類がありますが、主要なものには以下のものがあります。
ホルダー型
ショーツにスナップで固定する本体の布と、吸収体の布が別になっているタイプです。本体の差し込み部分に吸収布を差し込んで使います。
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【ホルダー型のメリット】
一体型
ショーツにスナップで固定する本体の布と、吸収体の布が一体になっているタイプです。
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【一体型のメリット】
ハンカチ型
ハンカチ状の四角い布ナプキンを折りたたんで、ショーツにのせて使うタイプです。
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【ハンカチ型のメリット】
布ナプキン(ホルダー型・一体型)の原寸型紙(1枚)
※クリックするとA4サイズの型紙が見られます。印刷する際は100%で出力してください
こちらの型紙でホルダー型と一体型、両方のタイプを作ることができます。また、吸収体の布をハンカチ型として使っても良いですよ。
スタンダードサイズです。多い日や夜用にはタテ寸法を長くアレンジしするのもおすすめです。
ガーゼ生地を使う場合は、はじめに『きれいに縫うには? ダブルガーゼ(ガーゼ生地)を縫うときのミシンの設定とコツ』をご覧くださいね。
ホルダー型布ナプキンの材料
※仕上がりサイズ:タテ24cm×ヨコ19cm程度(広げた状態)
- 【各パーツのカットサイズ】
- 【今回使った生地】
ホルダー型布ナプキンの作り方
1.裏用布に綿テープ(リボン)を縫い付ける
型紙をカットし、裏用の布のウラ面にチャコペンで写します。
チャコペンで写した線の上下の中央部分にまち針で目印をつけておきます。
裏用布をオモテ面に返し、まち針の目印から、上部は5cm・下部は3cmのところに綿テープ(リボン)を左右対称に置き、まち針でとめます。(写真参照)
綿(リボン)の両端をミシンで仮縫いします。
2.表布と裏布を縫い合わせる
表布と裏布を中表で合わせたら、まち針で細かくとめます。特にカーブの部分はずれやすいのでしっかりととめましょう。。
チャコペンの線をなぞるように縫います。
縫い合わせる時に返し口を作っておきます。返し口が小さいと表に返す時に伸びてしまうので、余裕のあるサイズの返し口にしましょう。
3.表に返す
表布と裏布を中表で合わせます。
ぬいしろを5mmほど残してにカットします。返し口部分は1cm残しておきます。カーブが急な部分は、縫い目近くまでちょこんと切れ目を入れておくと仕上がりがきれいですよ。
返し口から表に返して全体を整えてアイロンをかけたら、返し口を縫い閉じるか、周囲をぐるりとステッチします。
4.スナップボタンをつける
羽根部分の端から1cmのところにスナップボタンをつけます。凸ボタンは表面に、凹ボタンは裏面につけましょう。
5.吸収体を作る
吸収体用の布の端をジグザグミシン、またはロックミシンをかけます。
ホルダー型布ナプキンが完成!
これで、ホルダー型布ナプキンの完成です!!
吸収体を三つ折りし、本体に差し込みましょう。
羽根をショーツに巻いて、スナップボタンをとめて使います。
一体型布ナプキンの材料
※仕上がりサイズ:タテ24cm×ヨコ19cm程度(広げた状態)
- 【各パーツのカットサイズ】
- 【今回使った生地】
一体型布ナプキンの作り方
1.裏用布に吸収体を縫い付ける
型紙をカットし、裏用の布のウラ面にチャコペンで写します。
吸収体用布を三つ折りします。
裏用布のウラ面中央に三つ折りした吸収体を置き、ぐるりと縫い付けます。
2.表布と裏布を縫い合わせる
表布と裏布を中表で合わせたら、まち針で細かくとめます。特にカーブの部分はずれやすいのでしっかりととめましょう。。
チャコペンの線をなぞるように縫います。
縫い合わせる時に返し口を作っておきます。返し口が小さいと表に返す時に伸びてしまうので、余裕のあるサイズの返し口にしましょう。
3.表に返す
表布と裏布を中表で合わせます。
ぬいしろを5mmほど残してにカットします。返し口部分は1cm残しておきます。カーブが急な部分は、縫い目近くまでちょこんと切れ目を入れておくと仕上がりがきれいですよ。
返し口から表に返して全体を整えてアイロンをかけます。
返し口を縫い閉じるか、周囲をぐるりとステッチします。
4.スナップボタンをつける
羽根部分の端から1cmのところにスナップボタンをつけます。
凸ボタンは表面に、凹ボタンは裏面につけます。
一体型布ナプキンが完成!
これで、一体型布ナプキンの完成です!!
羽根をショーツに巻いて、スナップボタンをとめて使います。
布ナプキン作りに使った布はこちら
布ナプキン作りに向いている柄は?
■布ナプキンに適した生地素材は?
布ナプキンの表布は肌に直接あたるので、素材は肌に優しい天然繊維がおすすめです。中でも通気性・吸水性が高く洗濯に強いコットン(綿)が適しています。
生地は吸水性の高いネル生地や肌触りの良いダブルガーゼ生地、さらりとしたサッカー生地やドビー織り、パイル生地、ニット生地が向いています。
裏地や吸収体は、吸水性の高いネル生地がおすすめです。不要になったネル生地の洋服や布おむつを使っても良いですね。
ふんわり手ざわり最高のダブルガーゼ生地は、nunocoto fabricでも販売している素材です。3,000柄以上から選べます。
布ナプキンのメリット
使用済のナプキンをポイと捨ることができないので敬遠されがちな布ナプキンですが、メリットがたくさんあるんですよ。
布ナプキンの使い方
布ナプキンの洗い方
布ナプキンの使用で一番のデメリットは洗濯が面倒なことですよね。でも、洗濯も慣れちゃえばお風呂に入るついでにぱぱっとできちゃいますよ。手順は以下になります。
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➀仕様済みの布ナプキンについた経血を水やぬるま湯でもみ洗いします。汚れがとれにくい場合は、石鹸や生理ショーツ用洗剤を使って洗うと経血が落ちやすいです。
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➁バケツなどの容器に水やぬるま湯をはり、アルカリ系の洗剤(重曹、もしくはセスキ炭酸ソーダなどの家庭用ソーダや、オキシクリーンなどの酵素系漂白剤)を入れてつけ置きします。つけ置き時間は使う洗剤に合わせてください。
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➂つけ置きしたら優しくもし洗いをし、しっかりすすぎます。ネットに入れて洗濯機ですすぎ洗いをしても良いです。柔軟剤や乾燥機はNGです。
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➃しっかりと脱水し、形を整えて天日干しします。乾燥機はできるだけ避けましょう。