ハギレで作ろう♪蜜蝋(ミツロウ)エコラップの作り方
脱プラスティックなライススタイルに意識が高まる昨今、使い捨てではなく、何度も洗って使えるラップ、エコラップにも注目が集まっています。
そこで今回は、蜜蝋でつくるエコラップ、ミツロウラップの作り方を紹介しますね。
ミツロウラップは、材料さえ用意すればあっという間に作れちゃうんです。
布の重さの割合で紹介しているので、いろいろな大きさで作ることができますよ。
おすすめのサイズは20cm×20cm。
どんぶりサイズのお皿に使いやすい大きさです。
お気に入りの柄の布で作ってみてくださいね。
小学生の夏休みの工作・手芸におすすめのデザイン
手軽でこどもでもチャレンジできるミツロウラップは、小学生の夏休みの工作や手芸におすすめです。SDGsや環境問題について考えるきっかけにもなりますよ!生地選びは、ちょっぴり楽しみでもあり、悩みの種でもありますよね。そこで、シンプルだけど、センスがいい!おしゃれでかわいいデザインを集めました。
参考になったら嬉しいです。
蜜蝋(ミツロウ)エコラップの材料・裁断サイズ
【布の用尺】タテ20cm × ヨコ20cm
布(綿100%)※1 | 20cm×20cm 1枚 |
蜜蝋ビーズワックス | 布の3倍の重量 |
天然オイル※2 | 布の1/3の重量 |
クッキングシート | 布の2倍以上の大きさ |
※1 お好きなサイズの布で良いです。
※2 ホホバオイルやオリーブオイル、ココナッツオイルなどを使います。なくても作れますが、厚地布で作ると硬くなりすぎることがあるのでオイルを使うと良いです。
必要な道具
- アイロン
- キッチンスケール
- 段ボールor新聞紙
できあがりサイズ
20cm×20cm
蜜蝋(ミツロウ)エコラップで使用した生地
※ローン生地を使用
蜜蝋(ミツロウ)エコラップの作り方
1.材料を計る
まず、ラップサイズにカットした布の重さを計りましょう。
蜜蝋ビーズワックスは布の3倍の重さを用意します。
オイルは布の3/1程度の重さを用意します。
ここではホホバオイルを使いました。
2.アイロンで材料を溶かす
段ボールもしくは新聞紙を重ねたものの上にクッキングシートをのせ、クッキングシートの片側に布をのせます。
クッキングシートは布より2倍以上の幅のものを用意しましょう。
蜜蝋ビーズワックスとオイルを布全体に散らします。
クッキングシートの片側をパタンと折ります。
この時、布端から2~3cm離しましょう。
下側も布端から2~3cm離したところで折ります。
アイロンを中温に温めます。
ミツロウを溶かすように、クッキングシートの上からゆっくりとアイロンをかけていきます。
この時、クッキングシートを折った方からアイロンをかけ、溶けた蜜蝋を対角側に向かってひろげていきます。
次にミツロウラップにする布がある場合は、クッキングシートの上からさらにその布を載せてアイロンをかけると、アイロンに蜜蝋がつきにくくて良いですよ。
蜜蝋が全体に布に染み込むまでしっかりとアイロンをかけましょう。蜜蝋が溶けて布にしみ込むと、布の色が変わりますよ。
蜜蝋(ミツロウ)エコラップの完成!
蜜蝋が全体に布に染み込んだら、まだ熱いうちにサッとクッキングシートをはがします。
はがしたら、風通しの良い場所で乾かしましょう。
あっという間に乾きますよ。
さっそくラップを使ってみましょう。
皿の上にかぶせたら、手のひらで包み込むようにしておさえます。
手の温かさで蜜蝋を柔らかくして形を作ります。
かわいい布のラップだと気分も上がりますね♪
蜜蝋(ミツロウ)エコラップにはどんな布が向いている?
ミツロウラップにする布には、厚すぎる布は向いていないです。
オックスなどの少し厚手の布を使う場合はオイルを使いましょう。
ローンなどの薄い布で作る場合は、オイルなしでもピタッとしたラップが作れますよ。
いろいろなサイズで作ってみました
作り方紹介では20cm×20cmの布で作りましたが、他のサイズで作っておくといろいろなお皿に使えて良いですよ。
15cm×15cmのサイズは小皿に、25cm×25cmのサイズは大きめのお皿に使いやすいです。野菜を包むのに使う場合は、30cm×30cm以上のサイズでも◎。
お好みで円形の布にしても良いですよ。
(写真のピーマンはちょっと大きめピーマンです。)
ミツロウラップを何枚も作る場合は、蜜蝋が残ったクッキングシートをそのまま使いましょう。
たくさんクッキングシートに蜜蝋が残っている場合は、蜜蝋を少し減らして作りましょう。
楽しくなって、たくさんのミツロウラップを作ってしまいました♪
包むだけも良し◎
ミツロウラップは、サンドイッチやお菓子、食材などを包むのにも良いですよ。
ハロウィンなどのちょっとした贈り物のラッピングにも良いですね。
蜜蝋(ミツロウ)エコラップを使うときの注意点
- 熱いものを包むと蜜蝋が溶けてしまいます。少し冷ましてから包みましょう。電子レンジや食洗器も使えません。
- 肉や魚など、菌が繁殖しやすいものには使わないようにしましょう。
- 蜜蝋を使うので、ボツリヌス菌がいることもあります。乳児の口に入るものを包むことには使わないようにしましょう。
- 基本は水洗いして干して使いましょう。汚れが気になる場合はサッと食器洗い洗剤で洗います。
蜜蝋(ミツロウ)エコラップで使用した生地
※ローン生地を使用