【サイズに合わせて作る】持ち手つき辞書カバーの作り方

【作業時間】90分 レベル★★☆☆☆
辞書カバー、最近見かけるようになりましたよね。
厚みがあってかさばる辞書は、持ち手がついたカバーをつければ簡単に持ち歩きできますよ。
辞書はものによっても大きさや厚みが違うため、お手持ちの辞書サイズに合わせて布のカットサイズを決めます。
今回はカットサイズの計算式も紹介しますね。
辞書カバーのカットサイズの求め方
1.辞書の寸法を測る
辞書のタテヨコ厚みの寸法を測ります。mmまで図らず、ざっくり繰り上がりでOKです。 まず、辞書のタテの寸法を測ります。約19cmでした。

約13cmでした。

約5cmでした。

2.計算する
今回紹介する辞書カバー本体は、布Aと布B2つのパーツを使います。(同じ布でも違う布でも良いです。)それぞれの布のカットサイズの計算式は、以下の通りです。
【布A】
タテ:辞書のタテ寸法+4㎝
ヨコ:辞書のヨコ寸法×2+厚み-6㎝
【布B】
タテ:布Aのタテ寸法
ヨコ:布Aのヨコ寸法+厚み×2+40cm
【布A】 タテ:19+4㎝=23cm
ヨコ:13×2+5-6㎝=25cm
【布B】
タテ:23cm
ヨコ:25+5×2+40cm=75
となります。
■辞書カバー作りに適した生地素材は?(nunocoto fabric取り扱い生地)
◎…ツイル、オックス○…キャンバス、コットンリネンビエラ
△…ローン、ダブルガーゼ
※上下左右のない布がおすすめです。
辞書カバーの材料
※仕上がりサイズ:タテ19cm×ヨコ13cm×厚み5cmの辞書カバー
■各パーツのカットサイズ
・布B:タテ23cm×ヨコ75cmを1枚
・持ち手:タテ32cm×ヨコ6cmを2枚
・テープ:23.5cm(本体パーツのタテ寸法)を1本
【今回使った生地】
布A:オックス
布B:ツイル
辞書カバーの作り方
1.持ち手を作り、布Aに縫い付ける
持ち手パーツの長辺を内側に1cmずつ折りこみます。
パタンと半分に折ってアイロンをかけます。
端をステッチします。
持ち手を布Aのオモテ面のタテ辺両側に仮縫いします。
位置はお好みですが、ここでは中心から5cmずつのところにつけました。
2.布Aと布Bを縫い合わせる
布Aと布Bをタテ辺端で中表で合わせ、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
よいしょ、と反対側のタテ辺に合わせ、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
こんなふうにわっか状になっています。
3.テープを縫い付ける
表に返し、ぬいしろを布A側に倒してアイロンをかけます。
布A側にコバステッチをかけます。
布A側の縫い目にそったところにテープをおき、上下の端を仮縫いします。
4.布Bを折りたたむ
テープを縫い付けた方と反対側の縫い目から4cm(★)、そこから8cm(●)のところにチャコペンで印をつけます。
裏に返します。
★マークで山、●マークで谷、さらに★マークの位置で山折りし、写真のようにM型になるように折りたたんでまち針やクリップでとめます。
5.ヨコ辺とふた部分を縫い合わせる
折りたたんだのと反対側(テープを縫い付けた側)の角を、タテヨコ4cmずつのところをつなげるようにチャコペンで斜めに書きます。
折りたたんだ側のヨコ辺をぬいしろ1cmで縫い合わせ、そのまま続けて斜めの線上を縫います。
縫い合わせたら、ななめの部分はぬいしろ5mm残してカットします。
6.仕上げのステッチをする
返し口から表に返します。
全体をアイロンで整えたら、周囲にぐるりとコバステッチをかけます。
この時、テープは内面(持ち手がない面)にまわしてからステッチしましょう。
7.スナップボタンをつける
ふた側の端から1cmのところに目打ちで穴をあけます。
スナップボタンをとりつけます。内面に凸ボタンがくるようにつけましょう。
折りたたんだ側の外面の、布Aと布Bの縫い目から1cmのところに目打ちで穴をあけます。
この時、ポケット状になっている内面の布には穴をあけないように気をつけましょう。
スナップボタンをとりつけます。ポケット部分の布を巻き込まないように気を付け、外面に凹ボタンがくるようにつけましょう。
辞書カバーが完成!
さあ、これで辞書カバーの完成です!
まず、ポケット部分に辞書の裏表紙を差し込みます。
表表紙をテープ部分に差し込みます。
そのままふたをしてパチンとスナップボタンをとめましょう。
持ち手つきの辞書カバーなので持ち歩きに便利です。
もちろんそのまま開いて使えます。ふたはしおりとしても使えますよ。
辞書カバーの持ち手をひょいと持って、
学校行ってきまーす!!
今回使った布はこちら
・カラフルで明るい、マルチストライプ柄のテキスタイル「ハッピーストライプ/デザイナー:nunocoto fabricオリジナルデザイン」 。

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