1つあると便利!伸縮マルチクリップの作り方
【作業時間】30分 レベル★★☆☆☆
マルチクリップってご存じですか?テープの両端にクリップがついているもので、いろいろなものにつけて使うことができます。
今回作り方を紹介するマルチクリップは伸縮性があり、帽子をなくさないための帽子クリップ、ハンカチやガタオルをスタイ代わりにしたい時のスタイクリップなど、1つ持っているとすごく便利なんです。
このマルチクリップを作るのに使うクリップは、『フィッシュクリップ』というおさかなのかたちをしたクリップ。
おすすめは、テープを留める部分がツメになっているタイプです。
がばっ。サメの歯みたいですね。
丸い部分を倒すと、ぱかっとひらいていろいろなものをクリップすることができます。
■マルチクリップ作りに適した生地素材は?(nunocoto fabric取り扱い生地)
◎…、オックス、ローン○…ダブルガーゼ、コットンリネンビエラ
△…ツイル、キャンバス
マルチクリップの材料
※仕上がりサイズ:長さ33cm(クリップ部分除く)
■各パーツのカットサイズ
・ゴムひも(6mm~9mm幅):35cmを1本
・フィッシュクリップ:2個
【今回使った生地】
オックス
マルチクリップの作り方
1.縫う
布を中表で半分に折り、ぬいしろ1cmで縫い合わせて筒状にします。
この時、縫いはじめと縫い終わりはしっかりと返し縫いし、片方は糸を長めに残しておきます。
ぬいしろは3mm程度残してカットします。
2.表に返す
糸を長めに残した方の筒状の中にひも通しを入れ、糸をかた結びでしっかりと結びます。
ひも通しを中まで入れたら、端の部分を目打ちなどでつついて内側に入れ込みます。
ひも通しをちょっとずつ反対側に進めます。
同時に、ひも通しを通した側に布を寄せてます。
コツは、少しづつ進めることです。一気に布を寄せると中で糸が切れてしまうので、布をつまんでゆっくり寄せながらひも通しをひっぱって進めましょう。ある程度の位置まできたら、スーッと引っ張ることができますよ。
ひも通しが反対側まで出ました!!
ここまできたら、しゅるっと返すことができます◎
ひっくり返したら、ひも通しに結んだ糸を切りましょう。
3.ゴムひもを通す
表に返した筒状の中にゴムひもを通します。中でゴムひもが外れると大変なので、ひも通しにしっかりとつけて通しましょう。
最初にゴムひもを通した部分がゴムひも5mmくらい出ているところで縫い付けます。しっかりと返し縫をして縫い付けましょう。
ねじれないように注意しながら反対側までゴムひもを通したら、同じようにゴムひもを5mmくらい出した状態で縫い付けます。
縫い付けたら、ゴムひものはみ出ている部分をカットします。
できました。
4.クリップにつける
クリップのツメ部分を開き、端の部分を挟みます。
机などに押し付けて、力をかけてパチンとはめこみます。
両側が同じ向きになるようにはめましょう。
マルチクリップが完成!
さあ、これでマルチクリップの完成です!
ハンカチやタオルにつけてスタイ代わりにしたり、
飛んでいかないように帽子につけたり。
今回、ベビーが首回りに使うことも考え、あたりが柔らかいように筒状にしてゴムひもを通しましたが、大人が使う場合は両端を1cmずつ折りこんでから半分に折ってステッチしたものにゴムひもを通して作っても良いですよ。
また、ツメタイプのフィッシュクリップが手に入らない場合は、穴に通すタイプのクリップでも作ることができます。その場合、穴を通してくるっと折り返し、縫い付けてくださいね。
今回使った布はこちら
・春の日差しを浴びて、ぐんぐん背を伸ばす草花を細やかに描いたテキスタイル「earlyspring/デザイナー:小林マキ」 。
・みんな手をつないで、歌って踊って♪ 春の訪れを喜ぶイースターのお祭りの様子を楽し気に描いたテキスタイル「ダンス・ダンス/デザイナー:nini」 。