【型紙不要】箱型マスク(ボックスマスク)の作り方〔男性・女性・子どもサイズ〕

【作業時間】30分 レベル★★★☆☆
あなたはプリーツマスク派ですか?立体マスク派ですか?
コロナ禍で、西村大臣がつけて話題になった箱型マスク(ボックスマスク)の作り方を紹介します。
箱型マスクは、鼻とあごをしっかりと覆う立体マスクの良さと、鼻と口元にちょうど良い空間ができて息がしやすいプリーツマスクの良さ、2つのマスクの良さを併せ持ってるんですよ。
マスクをしながらおしゃべりをしても、マスクがずれにくいマスクです。
表布にはお好きな布を使い、裏布(内側)にガーゼ生地を使うのがおすすめですよ。
型紙不要なので、プリンターがなくて型紙が印刷できない方でも作れます。
サイズは、女性用・男性用(大)・男性用(小)・子ども用の4タイプで紹介していますよ。ぜひお好きな布で作ってみてくださいね。
しっかりとガードしながらも、快適なつけ心地のマスクです。
箱型マスク(ボックスマスク)の材料
■各パーツのカットサイズ
【女性サイズ】※仕上がりサイズ:タテ17cm×ヨコ22cm程度(タテはプリーツを広げた大きさ)
・表布(オックス):タテ20cm×ヨコ27cmを1枚
・裏布(ガーゼ):タテ20cm×ヨコ20cmを1枚
・マスク用ゴム:26cmを2本
【男性(大)サイズ】※仕上がりサイズ:タテ19cm×ヨコ24cm(タテはプリーツを広げた大きさ)
・表布(オックス):タテ22cm×ヨコ29cmを1枚
・裏布(ガーゼ):タテ22cm×ヨコ22cmを1枚
・マスク用ゴム:28cmを2本
【男性(小)サイズ】※仕上がりサイズ:タテ18cm×ヨコ23cm(タテはプリーツを広げた大きさ)
・表布(オックス):タテ21cm×ヨコ28cmを1枚
・裏布(ガーゼ):タテ21cm×ヨコ21cmを1枚
・マスク用ゴム:27cmを2本
【子どもサイズ】※仕上がりサイズ:タテ15cm×ヨコ18cm(タテはプリーツを広げた大きさ)
・表布(オックス):タテ18cm×ヨコ23cmを1枚
・裏布(ガーゼ):タテ18cm×ヨコ16cmを1枚
・マスク用ゴム:25cmを2本
箱型マスク(ボックスマスク)の作り方
1.表布と裏布を縫い合わせる
表布と裏布をヨコ半分に折り、「わ」部分の上下を5mm程度斜めにカットして合印を作ります。
合印同士が合わさるように、表布と裏布を中表で重ねたら、上下をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
縫うときにずれそうな方は、まち針などでとめてから縫い合わせてくださいね。
表にひっくり返してアイロンをかけます。
上下の端に押さえミシンをかけます。
2.折り返しを作る
半分に折ってアイロンをかけ、中央に折り目をつけます。(◎)
折り目をつけたら再び開き、◎に合わせて折ります。(★)
下の辺を★に合わせて折ります。(☆印)
★と☆の端部分にステッチして押さえミシンをかけます。
この時、☆側から縫い、開いてから★側を縫うと、下の辺を巻き込まなくて良いですよ。
折ってある部分を上下とも半分のところで折り返し、★と☆にそれぞれ合わせ、アイロンをかけて折り目をしっかりつけます。。
3.ゴム通し口を縫う
折り返した状態のまま半分にパタンと折り、布端から3cmのところにチャコペンで印をつけます。
印をつけたところを手で押さえ、そこが付け根になるように折り返した部分を開き、まち針で固定します。(写真参照)
裏に返します。こんなふうにはじっこの部分がクロスしていますね。
折り返し部分の端から3cmのところをハサミでカットします。
両側ともカットします。まち針でしっかりとまっているのを確認し、慎重にカットしましょう。
カットしたら、両側を1cm→1.5cmで三つ折りしてアイロンをかけてステッチし、ゴム通し口を作ります。
両側ともゴム通し口をつくりました。
全体のかたちもしっかりと箱型ですね。
ゴム通し口に、マスク用ゴムを通します。
自分のサイズに合わせてマスク用ゴムを結んだら、結び目をくるっとゴム通し口の中に隠します。
箱型マスク(ボックスマスク)が完成!
)さあ、これで箱型マスクの完成です。
パタンと半分にたたむとコンパクトになりますね。
さっそくつけてみましょう。女性用のサイズをつけますよ。
あごの下までしっかりと覆えていますねー!
鼻もしっかりぴったり覆えるので、眼鏡もくもりにくいですよ。(全くくもらないわけではありません、、、!!)
横長なのでゴムにひっぱられにくく、耳が痛くなりにくいのもポイントです。
こちらは男性用(小)のサイズです。
プリーツがシャキッとしているので、きちんと感が出るマスクです。
小学校低学年の子どもがつけるとこんなかんじです。
ちょっとあひるさんぽいのもまたかわいい♪
風つよーい!!さむーい!!おとーさーん、だっこーーー!!
ぎゅーーーーっっ!!
いいかい、マスクは防寒にもなるのだよ。
裏地はWガーゼ、表地はお好きな布で作るので、表地にあったかいネル地を使っても良いですよ。
こちらは表・裏とも中厚手のコットンツイルで作ってみました。
肌あたり良く、しっかりしたマスクにはなりましたが、両面だとちょっと重たいかな?
男性に良さそうだなと、男性用(大)のサイズで作ってみたのですが、それを小顔なスタッフがかぶると、、、、仮面でした(笑)
今回使った布はこちら
・100%コットンの中でもふんわりとした柔らかさを持った、国産の生地、ダブルガーゼ生地
・優しいパステルトーンが可愛い、ガーランド柄のテキスタイルデザインパステルガーランド/デザイン:nunocoto fabricオリジナル
・
綾織りなので、厚手でありながらも柔らかく扱いやすいのが特徴で、しなやかなドレープ感もある布、無地・コットンツイル
箱型マスク(ボックスマスク)の表地におすすめの生地
箱型マスクは裏地にダブルガーゼを使うため表地の布を好きに使うことができるのですが、通気性や吸水性がある綿などの天然素材で、目が細かめで適度なはりがある生地がおすすめです。きりっとした印象にも仕上がりますよ。
・オックス
オールシーズン使える平織りの生地です。しなやかさと適度な張りを併せもった、通気性の高さが特徴です。
nunocotofabricで取り扱いがあります。
・ローン
上質で薄手の平織りの透け感がある生地です。軽やかさとちょうどいい張りが魅力で、夏用マスクにぴったりです。
nunocotofabricで取り扱いがあります。
・ブロード
シャツの定番生地として人気の「ブロード」は、柔らかな手触りと光沢を持つ上品な生地です。
きりっとしたマスクを作ることができます。
・シャンブレー
「タテ糸に色糸・ヨコ糸に白糸(もしくはタテ糸とは別の色糸)」を使った平織り生地です。マスクにする場合は薄手のタイプが向いています。
似たような生地である綾織りのダンガリーでも良いですね。
・フランネル
太く短い「紡毛(ぼうもう)糸」を使った、柔らかい織物生地です。
マスクに使う場合は、洗濯に扱いやすいコットンフランネルがおすすめです。