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ダンガリーってどんな生地?生地の特徴を解説

ダンガリーってどんな生地?生地の特徴を解説

独特な色ムラと、奥行きのある風合いが魅力の「ダンガリー」。シャツ、ワンピースなど、衣服に使われることが多いダンガリーですが、風合いが似ているデニムとの違いが気になる方も多いと思います。そこで今回は、ダンガリーの特徴と合わせて、デニムとの違いについてもご紹介していきます。

ダンガリーとは?

ダンガリーとは、「タテ糸に白糸・ヨコ糸に色糸」を使った綾織り生地のことをいいます。基本的に織物というのは、「生地の表側にタテ糸」「生地の裏側にヨコ糸」があらわれます。そのため、ダンガリーの表側には色糸ではなく、白糸が多くあらわれているのが特徴です。色はインディゴ糸を使ったブルーの生地が多く、素材もコットン100%が主流です。ほかにも、春夏に人気のリネンダンガリーや、ポリウレタンを混紡したストレッチ生地などもあります。ダンガリーは、デニムよりも薄地で織られることが多いため、おもにシャツ、ワンピースなどの軽めの衣服に多く使われています。

ダンガリーの特徴

特徴1:奥行きのある色ムラ

ダンガリーの一番の特徴といえば、奥行きのある色ムラです。またデニムと違い、白糸が多く生地面にあらわれているので、見た目にも軽さがあり、コーディネートしやすいのもポイントです。

特徴2:軽くて丈夫

ダンガリーは、もともとワークウェアに使われていた生地なので、とても丈夫なのが特徴です。また、デニムに比べて薄地な分、軽くて着やすい生地になっています。

特徴3:扱いが簡単

ダンガリーは綾織り生地の一種なので、自宅で水洗いすることが出来ます。とくに汗を多くかく暑い時期には、また、摩擦にも強く耐久性があるので、大人用はもちろん、よく動く子供用の衣服にもおすすめの生地になります。

特徴4:経年変化が楽しめる

ダンガリーは、デニムと同じくインディゴ糸を使っているので、年月と共に風合いが変化し、身体に馴染んでいくのが特徴です。そのため、ひとつのアイテムを長く愛用したい方には、ぴったりの生地になります。

「ダンガリー」と「デニム」の違い

ダンガリーとデニムは、どちらも綾織り生地ですが、「色糸と白糸の使い方が逆」になります。ダンガリーは「タテ糸に白糸・ヨコ糸に色糸」を使いますが、デニムは「タテ糸に色糸・ヨコ糸に白糸」を使って織られます。そのため、ダンガリーの表側には白糸の部分が多くあらわれており、デニムの表側は色糸(ブルー)の部分が多くあわれているのが特徴です。また、ダンガリーはデニムに比べて薄地のため、おもに春夏の衣服に使われることが多い生地になります。ただし、近年では綾織りではなく平織りのダンガリーも作られており、シャンブレーに風合いが似ている生地もあるので、生地選びの際には注意しましょう。

ダンガリーの取り扱い上の注意

ダンガリーは、使用している素材にもよりますが、生地自体は丈夫なので気軽に扱って問題ありません。ただし、インディゴ糸の色移りを防ぐために、最初の2~3回は白いものと一緒に洗わないようにしましょう。また、汗などで生地が濡れると、インナーやバッグなどに色移りする可能性があるので、とくに夏場の着用には気を付ける必要があります。

仕立てるのに向いているアイテム

ダンガリーは、衣服に使われることが多い生地ですが、適度に厚みがあり縫製しやすい生地なので、いろいろなアイテムに使うことが出来ます。そこで今回は、定番のおすすめアイテムと、初心者の方でも作れる簡単なアイテムをご紹介していきます。

シャツ・ワンピース

ダンガリーは、デニムに比べて薄地なので、衣服の中でもトップスに向いている生地です。その中でも、シャツ・ワンピースは定番のおすすめアイテムです。生地に風合いがあるので、シンプルなデザインでも可愛く、そしてかっこよく作ることが出来ます。春夏用であれば、涼しくて、透け感も気にせず使えるリネンダンガリーがおすすめです。

トートバッグ・エコバッグ

ダンガリーは丈夫でありながら、しなやかで軽く、バッグにもぴったりの生地です。また洗濯が可能で、色落ちも風合いの変化として楽しめるので、毎日使うエコバッグもおすすめアイテムのひとつです。

コースター・ランチョンマット

色ムラがあるダンガリーは、汚れが目立ちにくいので、キッチンインテリアにもおすすめです。生地に適度な厚みがあり、洗濯による型崩れもしにくいので、気軽に扱えて長く使えるのもポイントです。

ポーチ(オムツ入れなど)

キッチンインテリアと同様に、丈夫で汚れが目立ちにくいダンガリーは、オムツ入れなどのポーチにもぴったりです。ほかにも、ティッシュケースや、巾着型の小物ポーチなども簡単に作れるのでおすすめです。

ダンガリーのお手入れの仕方

ダンガリーは、デニムと同じように、自宅で水洗いすることが可能です。デザインにもよるので、品質表記の確認は必要ですが、コットンはもちろん、リネンを使った生地でもほとんどは洗濯機で洗うことが出来ます。ただし、インディゴ糸を使った生地は、どうしても色落ちするので、裏返してから洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。また、ノンウォッシュのダンガリーは縮む可能性があるので、最初に一度水通しすることをおすすめします。洗濯後、自然乾燥する場合は、脱水をしっかり行い、手でしわを伸ばしてから干すようにしましょう。アイロンも、ストレッチ生地以外は気兼ねなく使用することが出来るので、あて布をするか、裏側から高温であてるようにしましょう。

見た目はデニムに似ているダンガリーですが、生地が薄い分、デニムでは不向きなアイテムもダンガリーだと作ることができます。とくに、丈夫さと扱いやすさが重要な小物にぴったりの生地なので、ぜひ一度簡単なアイテムからでも作ってみてはいかがでしょうか。

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