オックスフォード生地orキャンバス生地、レッスンバッグに向いているのはどっち?
お客さまからnunocotofabricへお寄せいただくご質問の中に、
「オックス生地とキャンバス(帆布)生地、どちらの方がレッスンバッグに向いていますか?」といった内容が増えてきました。
そこで今回は、オックス生地とキャンバス(帆布)生地それぞれの長所と短所を比較してみました。あくまでも、レッスンバッグ(通園バッグ・絵本バッグ)に仕立てたときの感じ、だと思ってくださいね。
オックス生地とキャンバス(帆布)生地の違い
それぞれのバッグの説明の前に、生地の違いについて解説します。
オックス生地とは?
オックス生地とは、オックスフォード生地の略。すべてのたて糸よこ糸が1本ずつ交互に上下に交差した生地のことで、ソーイングの中で最も使用される頻度の高い、オールマイティな生地です。
オックス生地とは?についての詳しい解説は、下記を参考にしてみてくださいね。
※オックス生地で作るのにおすすめのアイテム・用途も紹介しています。
キャンバス(帆布)生地とは?
キャンバス生地は、太い糸で高密度に織られた厚手の平織り布のこと。トートバッグやスニーカーなど、ファッション雑貨としての人気が高いです。もともとは、体操のマットや跳び箱、お相撲さんのまわし、テントやヨットなどの船の帆に使われてきた生地で、厚みと丈夫さが特徴です。一般的に家庭用ミシンで縫えるのは、8号~11号帆布。中でも11号帆布は、薄手で縫いやすいので、カラーや柄のバリエーションが豊富です。
ちなみに、キャンバスは、帆布の英語の名前なので、キャンバス生地と帆布の違いはとくにありません。同じ生地をさします。
キャンバス生地とは?についての詳しい解説は、下記を参考にしてみてくださいね。
※キャンバス(帆布)生地で作るのにおすすめのアイテム・用途も紹介しています。
オックスも帆布もどちらも平織の生地ですが、違いは、糸の太さと糸の密度。より太い糸で高密度に織られ、丈夫なのがキャンバス(帆布)生地なんです。
厚みが似ていて、比較されるのが、10番(糸の番手)オックスと11号帆布。厚みはほぼ一緒ですが、密度によって、11号帆布の方が丈夫に織られている印象です。
ただ、一般的にはオックスの糸の番手は、20番、40番ともっと薄手です。
今回は、オックス(40番手糸)とキャンバス(11号帆布)生地で、それぞれレッスンバッグに仕立てるのにメリットデメリットがあるので、比較していきますね。
オックス生地(コットン100%)のレッスンバッグ
オックス生地のレッスンバッグのメリット
- 初心者さんでも扱いやすく、家庭用ミシンでも縫いやすい
- 手縫いでもラクに縫える
- バッグ作りで残った生地で、巾着などの小物も作れる
- 柄の種類が豊富(一般的に)
- 汚れても洗濯が簡単にできる
- 畳んでもコンパクト
オックス地のレッスンバッグのデメリット
- 内布なしの1枚仕立てで作ると、ちょっと心もとない…(薄い) →丈夫なレッスンバッグを作りたい場合は、内布に厚手の生地を使うか、厚手の芯地を貼った方がいいです
- シワが目立つ(気にならなければOK)
キャンバス(11号帆布)生地(コットン100%)のレッスンバッグ
キャンバス(帆布)生地のレッスンバッグのメリット
- 1枚でもしっかりとしたレッスンバッグに仕立てることができる
- 材料の用意がラク(裏布まで考えなくていいから)
- シワができにくい
キャンバス(帆布)生地のレッスンバッグのデメリット
- 厚手なので、家庭用ミシンだと縫うのが難しい(できないことはないです。厚地用針・厚地用糸に替えて…)
- 手縫いだと縫うのが大変(これは厳しい)
- 柄の種類が少ない(一般的に。nunocotofabricなら、すべての柄からキャンバス(11号帆布)生地を選べます!)
- 洗濯の際はブラシで汚れを落とす覚悟が必要(上履きを洗う感覚です)
雑感ではありますが、上記に挙げてみました。
一概に、こちらの生地の方がレッスンバッグに向いている!と言うよりも、
それぞれの長所短所を比較したうえで、ご自身のミシンや裁縫レベルなどを考慮して、決めていただくのがベストだと思います。
- ミシンを持っているかどうか
- ミシンのパワーはどうか
- 同じ生地で小物を作りたいか
- どんな雰囲気のレッスンバッグにしたいか
- 洗濯の頻度はどのくらいになりそうか
もちろん、外布がキャンバス(11号帆布)・内布がオックスの2枚仕立てのレッスンバッグにするのもOKですよ◎
とは言え、nunocoto fabricのおすすめは「コットンツイル」!
今回、レッスンバッグを作る際によくあがる「オックス生地」と「キャンバス(帆布)生地」で比較してみました。
ただし、ちょっとお気をつけていただきたいのですが、
当店のコットン100%オックスは、お洋服作りなどさまざまなシーンでお使いいただけるよう、一般的なシーチング程度の厚みになっています。
(薄い、ということですね。オックスの場合、エコバッグ作りの方が向いているかもしれません。)
そのため、nunocoto fabricの生地で入園入学グッズを作っていただく際は、「ツイル生地」をおすすめしています。
オックス生地とツイル生地の違い
冒頭で、オックス生地は、平織に織った生地と解説しましたが、ツイル生地は、綾織りの生地です。綾織りの生地の特徴としては、シワになりづらいことが挙げられます。
お洋服づくりで言えば、しっかりしたパンツなどのボトムスで使用される厚みのある生地です。一方、オックスは、オックスフォードシャツで使用されるように、とくに当店の生地の場合は薄手になっています。
コットンツイル生地のレッスンバッグのメリット
- ほどよい厚みで強度がありながら、しなやかさがあるため、しっかりとしたレッスンバッグに
- 1枚仕立てでもしっかりとした巾着袋・ランチョンマットが作れる
- シワができにくくてきれい
入園・入学グッズ手作りキット(6点セット)で使用している生地も「コットンツイル生地」ですよ。
基本のレッスンバッグの作り方
nunocoto fabricではレッスンバッグの作り方を紹介しています。参考になれば幸いです。
作る前に生地を探そう。4,000柄のデザインから入園・入学シーズンに人気の生地をピックアップしました。
裏地がなくてもキレイで簡単!30分でできるレッスンバッグの作り方
厚手のキャンバス(11号帆布)生地を使った、裏地を使用しない1枚仕立てのレッスンバッグの作り方です。簡単なので、初心者さんにおすすめです。
2枚仕立てのレッスンバッグの作り方
裏地を入れた2枚仕立てのレッスンバッグの作り方です。裏地を入れてしっかり作りたい、柄にして、おしゃれを楽しみたい方におすすめのレッスンバッグの作り方です。
新入園・新入学準備グッズにおすすめの生地
新入園・新入学準備グッズにおすすめの生地を集めました。こどもの毎日を楽しくしてくれそうな、おしゃれなデザインです。
入園・入学グッズにおすすめのデザインランキング
当店で、入園・入学シーズンに大人気の柄は、こちら。ベスト10をご紹介します。
第1位:カーズ(モスグリーン)
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第2位:キャンプギア(サンドグレー)
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第3位:small fish(カラフル)
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第4位:Happy Bugs(ホワイト)
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第5位:おにぎり
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第6位:bread
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第7位:ぼけぼー
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第8位:mimosa -ミモザ-
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第9位:ミモザの花束 mini(ホワイト)
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第10位:無限ショートケーキ
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ちなみに、
男の子に人気の柄は、「車柄」、「電車柄(新幹線など)」、「恐竜柄」、「宇宙柄」
女の子に人気の柄は、「リボン柄」、「スイーツ柄」、「花柄」、「北欧柄」
シンプル柄だと、「ストライプ柄」、「水玉(ドット)柄」
フルーツ柄だと、「さくらんぼ柄」、「いちご柄」
動物柄だと、「ねこ柄」、「ニコーン柄」、「うさぎ柄」
が人気です。
入園・入学グッズの必須アイテム6点が作れるキットも販売しています。レッスンバッグの持ち手やひももセットになった便利なキット。当店で販売している、4,000近くあるデザインから柄が選べます
「入園・入学グッズ手作りキット(6点セット)」nunocotofabricnunocotofabricで取り扱っている生地の解説
当店では、取り扱う4,000柄近くある全てのデザインで、下記6つの生地をお選びいただけます。
- オックス【100%コットン(綿)】
- ダブルガーゼ【100%コットン(綿)】
- ビエラ【コットンリネン】
- キャンバス【100%コットン(綿)】
- ローン【100%コットン(綿)】
- ツイル【100%コットン(綿)】
ご注文前にどんな質感なのか確かめたいという方には、無料の生地見本サンプルもございます。
当店で取り扱うすべての生地がセットになったサンプルです。