手縫いのみ!ミシン無しでキルティング生地を手作り!
先日、発売が始まった柄が選べるキットのキルティングトートバッグ(柄が選べるキット)、とっても好評でたくさんの方にお買い上げいただいています。
可愛い!でもミシンがない~。手縫いでもできるの?と思っている方、スタッフYがキルティング生地化から手縫いで作ってみましたよ~。
結果…作れました!ご安心ください。
そしてね、縫い目が可愛い!ふんわり感と縫い目の手縫い感が合わさってとってもあたたかなトートバッグになりました。
キルティング生地化の時間を計りつつ、手縫いのときに気を付けるポイントもご紹介していますので最後まで読んで、
ぜひとも達成感を一緒に味わってくださいね。
キルティング生地化の詳しいレシピを知りたい人は、先に布一枚からキルティング生地を自作しよう!を読みましょう。
今回作ったのは、キルティングトートバッグ(柄が選べるキット)。
使用した生地は、カラフルでポップなパプリカのオックスです。
nunocoto fabricの柄が選べるキット「キルティングトートバッグ」は、ぬいしろを綾テープでくるむ方法で仕立てるので手縫いでも内側まできれいなバッグに仕上がります。
手縫いの場合は、キルティング生地化するサイズがミシンと違ってきますので
まずはそこから見ていきましょう~。
それでは、スタート!!!
手縫いでキルティング生地を作ろう
11時、スタート!!
材料と道具を用意
キルティング生地化に必要なのは 表布と内布、そしてキルト芯です。
必要サイズよりも少し大きめにキルティング生地化して使うのが、キルティング生地を自作する際のポイントです。が、
今回はキルティングトートバッグを作るのにあらかじめ必要なサイズに布をカットしてキルティング生地化していきます。
「手縫いの場合」のポイントです。
では、作りたいトートバッグの裁断サイズに表布と内布、キルト芯をチョキチョキと裁断。
生地の他に必要なのは、手縫い用の針と糸、それに、まち針・チャコペン・定規・ハサミを用意します。
針や糸はどれを使えばいいの?詳しく知りたい方は、『針と糸の選び方(手縫い)』をご覧下さい。
表生地に印をつける
キルティング生地の自作は、好きな縫い目でキルティング生地化できる楽しみがあります。
スタッフYはですね、手縫いがちょっと苦手なので…幅8cmの縦のラインでキルティング生地化することにしましたよ。
チャコペンやへらで印を付けるのもいいけど、折り目でいけないかな、と思ったらできました!充分な印が付いたんです。めんどくさがりさんにはおすすめ笑。
仮縫いする
キルティング生地化のステッチをする前に、3枚をざくっっと仮縫いします。
後でステッチするときに邪魔にならないよう横目に大きく並み縫いしました。
ステッチのラインをちょうど縫わないようよけて縫っておきましょうね。
裏から見るとこんな感じです。何色の糸でもいいの。赤い糸、可愛い~。
まだ始まってないのにテンション上がっちゃいます!
キルティング生地化のステッチ
それでは縫っていきましょう。
縫う順番などは、布一枚からキルティング生地を自作しよう!でチェックしてくださいね。
今回ステッチの幅は5mm程度。お好きな幅を見つけて自由に刺していきます。
表布・キルト芯・内布と3枚重ねて厚みがあるので、針を生地に対して直角に入れることを意識します。これで、縫いズレを防げますよ。
とにかく縫う
さてさて、手縫いだとのんびり進みますね。とにかく丁寧に、楽しみながら縫っていきます。
ストレッチしながら進めてくださいね。あとね、針を持つ親指が気が付くとひぃ~って悲鳴あげそうなので、手も時々グーパーグーパーとストレッチすることをおすすめしますっ。
12時20分、休憩タイム
ふぅ。始めて1時間ちょっと。だいぶ進んだかな。
まだまだステッチ、進めます
布端の始末 手縫いのポイント
そうそう、キルティング生地化をミシンで進めるとき、布端は返し縫いをしません。
では、手縫いの場合は?
縫いはじめも終わりも糸を長めに残しておきます。
生地全体のステッチをすべて終えてから、生地のよれや縮みを直して整えて、きれいな仕上がりになったら、全ての糸端を玉留めします。
この玉留めがとっても大事!しないとせっかくステッチして作ったキルティング生地化がほどけて台無しに。手縫いの場合はしっかりと糸端を止めておきましょう。
いよいよ完成間近!
ぐるりと周りを並縫い
ステッチをすべて終えたら、周囲を並縫いしてキルティング生地端を整えましょう。
しなくてもいい作業ですが、しておくとキルティング生地として利用するときに便利です。
仮縫いの糸を抜く
さあ、あと少しですよ~。まずはキルト芯がはみ出していたら丁寧にカット。
先ほどの玉留めを切らないよう気を付けて。
赤い糸(仮縫い)を引き抜きます。
何度も言いますが、ステッチの縫い目を切らないよう慎重に。切れたらステッチのやり直しに~(涙)
13時45分、自作のキルティング生地が完成!
できました~!!!
やったーー。
キルティング生地の自作にかかった時間:約3時間
半日で作れると思ったらがんばれそうですね。
あたたかい窓際でちくちくと、ドラマ見ながら、音楽聞きながら進めたら素敵な時間が過ごせそう。
キルティング生地化すると、サイズは縮む?
ミシンでキルティング生地化するとき、タテヨコともに縮むことがあるので使いたい大きさよりも大きめにキルティング生地化して、使いたいサイズにカットすることをおすすめしていますが
手縫いの場合はどれくらい縮むのでしょうか。
今回はタテ34.5cmヨコ70cmで裁断した布を使って、タテ模様にステッチしました。
すると、横幅のみ2cm弱縮みました。
ヨコ模様にもステッチすると縦幅も縮みそうです。
手縫いでステッチした自作のキルティング生地は、ステッチした糸がほどけやすいのでステッチした後に周囲をカットすることをおすすめしません。
キルティング生地化した縮みが気になる場合は、少しだけ大きめのサイズでキルティング生地化してみてくださいね。
自分で作ったキルティング生地でトートバッグを作る
ふわっふわのオリジナルキルティング生地で作るトートバッグ。想像しただけで可愛い。
nunocoto fabricのキルティングトートバッグ(柄が選べるキット)は、ぬいしろをすべて包んで作るので手縫いでも綺麗な仕上がりです。
オリジナルのキルティング生地の布端を始末します。すべて包んでしまいましょう。
布端を包むことで、裏地なしの1枚仕立てで作るトートバッグでも手縫いで問題なし。
4辺をぐるりと包めばキルティングのステッチの糸端も抑えられて丈夫さも増し増し。
あとは脇と底を縫って、持ち手と一緒に袋口を縫えば完成です。
ぷっくりな生地と不揃いなステッチが良い味出します。
マチ無しでもいい感じ。使いやすいサイズですね。
大人が持つとこんな大きさ。タテ29cm×ヨコ32cmのキルティングトートバッグが手縫いで手作りできました。
自作のキルティング生地作りに使用した生地
手縫い(ミシン)でキルティングトートバッグを作りたい人におすすめ
nunocoto fabricのキルティングトートバッグ(柄が選べるキット)なら好きな柄が選べて、必要な資材がすべて届く便利なソーイングキットがおすすめです。
初めてさんも、慣れた人も、柄を選ぶとことから楽しい。作る時間も楽しんでいただきたい!そんなソーイングキットです。
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