バックタックのヨークシャツの作り方【ホームソーイング型紙シリーズNo.76】

こちらは【ホームソーイング型紙シリーズ】No.076_バックタックのヨークシャツを使用した作り方ページです。
製作には下記の型紙が必要です。

※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。
バックタックのヨークシャツの仕上がりサイズ
※3L/4L/5L/6L の4サイズ展開です

| 3L | 4L | 5L | 6L | |
|---|---|---|---|---|
| 着丈 | 70cm | 72m | 73cm | 76cm |
| 袖丈 | 59cm | 59cm | 61cm | 61cm |
| 身幅 | 66cm | 68cm | 70cm | 72cm |
| 裾幅 | 92cm | 94cm | 96cm | 98cm |
※平置きで採寸
バックタックのヨークシャツの材料
【布の用尺】 3L…2.8m 4L…2.8m 5L…2.9m 6L…2.9m(布幅108cm)
| 型紙 | 【ホームソーイング型紙シリーズ】No.076_バックタックのヨークシャツ |
| 生地 3L/4L/5L/6L | 2.8m/2.8m/2.9m/2.9m(布幅108cm) |
| 接着芯 3L/4L/5L/6L | 60×20/60×22/62×22/64×24 |
| ボタン | 直径1.3cmを5個 |
生地は、綿ブロード、ダンガリー、タイプライター、コットンリネン、ツイルなどの、薄地~中厚地程度の生地がおすすめです。
今回は、リングスナップボタン(アメリカンホック)を使います。
もちろん、一般的なボタンでも大丈夫です。その場合は、ボタンホールをあけてくださいね。

バックタックのヨークシャツ 布の裁ち方図
下記の裁ち方図を参考に、布を裁断してくださいね。

この型紙のポイント
ゆったりとしたシルエット、背中にたっぷり入ったタックが印象的なパターンです。ぬいしろ込みの型紙。
裁断のポイント
前身頃・前ヨーク・袖は、必ず左右対称で取るようにします。布目を合わせてから裁断しましょう。
後ろ身頃・後ろヨーク・衿は、「わ」でとります。後ろ身頃は上端、後ろヨーク・衿は衿ぐり、それぞれの中心にも合印をつけておきましょう。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方(記号の読み方・裁断の仕方)をご確認くださいね。
縫い方のポイント
・ぬいしろは(指定の無い限り)1cmです。切り取った布端から1cm内側を縫います
・縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
・きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです
バックタックのヨークシャツの作り方
(製作時間のめやす:3時間半)
ここからは、バックタックのヨークシャツの作り方を詳しく解説していきます。下記の手順で縫い進めてみてくださいね。
1.布を裁断し、接着芯を貼る
前身頃・前ヨーク・袖は「左右対称」でとります。
生地の(オモテ)と(ウラ)が分かりづらい生地は、裁断するときに「目印」をつけておくといいですよ。

左右対称に裁断する方法は左右対称に裁つでご確認くださいね。
合印も忘れずにつけておきましょう。
衿は、それぞれ布目線を、バイアス目とタテ目で1枚ずつ、合計2枚とります。
接着芯は、表衿に貼りましょう。
カフスの接着芯は、オモテになるカフス2枚に貼ります。
接着芯の貼り方は接着芯の基本の貼り方をご確認くださいね。
2.後ろ身頃のタックを折る
後ろ身頃の上端に、タックを折っていきます。
まず型紙でタックの向きを確認しましょう。タック印を重ねるように、後ろ中心から脇に向かってタックが入ります。
画像では、赤線を青線に重ねます。

それでは、生地で進めます。
後ろ身頃のタック印を重ねるようにたたみ、まち針でとめます。
下の画像では、後ろ中心から右脇に向かってタックが入りました。
後ろ身頃の左半分にも、同じようにタックを入れます。
布端から5mmで、仮縫いしておきましょう。
タックの数は、左右合わせて全部で16か所です。
頑張ってくださいね!
3.ヨークと身頃を縫い合わせる
まずは、後ろ身頃とヨークを縫い合わせていきます。
後ろ身頃と後ろヨークを中表に合わせます。
ぬいしろ1.5cmで縫い合わせましょう。
ぬいしろは、2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンで始末し、ヨーク側へ倒しましょう。
縫い目から5mmで、ぬいしろに押さえのステッチをかけます。
続いて、前身頃とヨークを縫い合わせていきます。
前身頃と前ヨークを中表に合わせ、まち針でとめます。
ぬいしろ1.5cmで縫い合わせ、ぬいしろは2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンで始末し、ヨーク側へ倒しましょう。
縫い目から5mmで、ぬいしろに押さえのステッチをかけます。

もう一方の前身頃も、同じように仕上げましょう。
4.肩を縫い合わせる
前後の身頃を中表に重ね、肩を縫い合わせます。
ぬいしろは1.5cmです。

ぬいしろは、2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンで始末し、後ろ側へ倒しましょう。
縫い目から5mmで、ぬいしろに押さえのステッチをかけます。

もう一方の肩も、同じように仕上げましょう。
5.前端と裾に折り目をつける
前身頃の前端と、前後身頃の裾を、アイロンで三つ折りにします。
ここでは折り目をつけるだけです。
まだ、縫いません。
場所によって、三つ折りの幅が違うので気を付けてくださいね。
前身頃の前端 1.5cm→2.5cm
前後身頃の裾 8mm→1.2cm

6.袖をつける
身頃と袖を中表に合わせ、まち針でとめます。
合印をしっかり合わせてくださいね。
ぬいしろは、2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンで始末し、袖側へ倒しましょう。
縫い目から5mmで、ぬいしろに押さえのステッチをかけます。

もう一方の袖も、同じように仕上げましょう。
7.脇の布端を処理
袖下~脇を続けて、布端をロックミシンまたはジグザグミシンで始末しましょう。
もう一方の袖下~脇も、忘れずに始末してくださいね。
8.袖口にカフスをつける
始めに、袖口にタックを入れます。
型紙でタックの向きを確認しましょう。タック印を重ねるように、袖下側に向かってタックが入ります。
画像では、赤線を青線に重ねます。

それでは、生地で進めます。
袖口のタック印を重ねるようにたたみ、まち針でとめます。
布端から5mmで、仮縫いしておきましょう。
タックの数は、左右の袖を合わせて全部で4か所です。
続いて、袖口にカフスを縫いつけていきます。
表カフス(接着芯を貼った方)と裏カフスを中表に合わせ、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
袖口と表カフスを中表に合わせ、裏カフスをよけて縫い合わせます。
ぬいしろは1cmです。
そのまま、カフスをパタンと下へ倒します。
裏カフスの端を、アイロンで1cm折りましょう。
ここでは折り目をつけるだけです。
カフスの両サイドを、ぬいしろ1.5cmで縫います。
この時、先ほど折り返した1cmにかからないようにしてくださいね。
ここで、袖をウラにひっくり返します。
ぬいしろは、カフス側へ倒しましょう。
カフスをオモテに返していきます。
オモテに返す時は、角のぬいしろをたたみ指でつまんで返すときれいに角が出ますよ。
角は、目打ちで整えましょう。
裏カフスの端を、折り目通りに折り、カフス全体をアイロンで整えましょう。
ここでも、裏カフスの端はアイロンで整えるだけです。
まだ縫いません。
この時、裏カフスを1mmほど控えると仕上がりがきれいですよ。

9.袖下~脇を縫い合わせ、カフスを仕上げる
袖下~脇を続けて、縫い合わせます。
ぬいしろは1.5cmです。
前身頃の裾のみ、三つ折りを折ったままの状態で縫い合わせましょう
※後ろ身頃の裾は、ぬいしろを開いた状態で縫い合わせます(この後の工程で、裾をきれいに整えられるため)
袖口は、カフスを裏返し、カフスの両サイドのステッチにつながるように縫い合わせてくださいね。
※この時、裏カフスは縫い込まないように避けましょう。

再びカフスを整え、ステッチを入れていきます。
まずは、カフスのつけねにぐるっと一周ステッチを入れます。
次に、カフスのスリットにコの字ステッチをいれつつ、袖口にぐるっとステッチを入れます。

10.前端と裾を仕上げる
前端と裾の三つ折りをもう一度整え、ステッチをかけていきます。
裾→前端、の順番です。

ポイント
脇のぬいしろと裾の三つ折りがぶつかるところは、ここでぬいしろをきれいに整えてからステッチをかけましょう。
もし、脇を縫い合わせた際に前後身頃の裾ラインが少しズレても、ここで調整することができますので丁寧に進めてみてくださいね。
11.衿を作り、身頃につける
表衿と裏衿を中表に重ねます。表衿のウラには接着芯が貼られていますよ。
ぬいしろ1cmで縫います。
縫いはじめと縫い終わりは、布端から1cmあけておいてくださいね。
オモテに返して、形を整えていきます。
ここで、オモテに返す前にぬいしろの処理をいくつかしておくと、きれいな仕上がりになるので試してみてくださいね。
カーブ部分のぬいしろに切り込みを入れます。こうするとぬいしろがごろつきません。
※縫い目を切らないように気を付けてくださいね
裏衿の下の辺をアイロンで1cm折ります。
次に、ぬいしろを2枚一緒に裏衿側へアイロンで倒します。
先ほどの縫い目から1mmほどで倒しましょう。
オモテに返して形を整えます。
このとき、裏衿を2mmほど控えましょう。
これで衿が出来ました。
続いて、衿を身頃につけていきます。
本体身頃と衿を中表に重ねます。
このとき、接着芯を貼った表衿と縫い合わせるようにしましょう。
ぬいしろ1cmで縫います。

縫い目に沿って衿を立たせたら、アイロンで整えてまち針でとめていきます。
オモテから衿元にステッチをかけましょう。

前端から衿まわり、反対の前端までぐるりとステッチします。

これで衿が付きました。

12.ボタンをつける
ボタンつけ位置を型紙で確認し、ボタンをつけましょう。
一般的なボタンの場合は、ボタンホールもあけてくださいね。
13.バックタックのヨークシャツが完成
バックタックのヨークシャツが完成です! ※こちらのシーチングサンプルは、4Lサイズで作りました

こちらは、コットンツイル生地で仕立ててみました。
モデル身長164cm 4Lサイズ着用
こちらは、ダンガリー生地です。
モデル身長153cm 3Lサイズ着用

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