フレアマキシワンピースの作り方【ホームソーイング型紙シリーズNo.037】

【布の用尺】S：2.8m M：2.9m L/XL：3.0m（布幅108cm）

※生地は、リネン、コットンリネンビエラ、リネンガーゼ、タイプライターなどの普通地が合います

フレアマキシワンピース　サンプルで使用した生地

フレアマキシワンピース　布の裁ち方図

下記の裁ち方図を参考に、布を裁断してくださいね。

裁断のポイント
前身頃・後ろ身頃・袖ぐり見返しは必ず左右対称で2枚取るようにします。布目線を合わせてから裁断しましょう。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方（記号の読み方・裁断の仕方）でご確認くださいね。

縫い方のポイント

・ぬいしろは（指定の無い限り）1cmです。切り取った布端から1cm内側を縫います
・縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
・きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです

フレアマキシワンピースの作り方

ここからは、フレアマキシワンピースの作り方を詳しく解説していきます。（Mサイズを作ります）下記の手順で縫い進めてみてくださいね。

１．布を裁断する

生地はリネン、コットンリネンビエラ、リネンガーゼ、タイプライターなどの普通地が合います。

前身頃・後ろ身頃・袖ぐり見返しは「左右対称」でとります。
衿ぐり前見返しと衿ぐり後ろ見返しは接着芯も同サイズで裁断しておきましょう。

２．衿・袖見返しを縫う

衿ぐり見返しに接着芯を貼りましょう。

衿ぐりの前見返しと後ろ見返しを中表に重ねて肩をぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。

ぬいしろを割ります。
ぐるりと布端をロックミシンまたはジグザグミシンで始末します。

袖ぐり見返しをそれぞれ半分にたたみ、ぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。

ぬいしろを割ります。
布端をぐるりとロックミシンまたはジグザグミシンで始末します。

３．身頃の中心を縫う

前身頃を中表に重ねて、中心をぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。
ぬいしろを2枚合わせ、ロックミシンまたはジグザグミシンで布端の始末をします。

ぬいしろは左身頃側にたおします。
後ろ身頃も同様に中心で縫い合わせます。

４．肩を縫う

前身頃と後身頃を中表に重ね、肩をぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。
ぬいしろを2枚合わせてロックミシンまたはジグザグミシンで布端の始末をします。

ぬいしろは後ろ身頃側へたおします。

５．衿ぐりを仕上げる

身頃と衿ぐり見返しを中表に重ねます。
前後ろ中心と肩位置をしっかりと合わせましょう。

ぬいしろ1cmで縫い合わせます。

ぬいしろのカーブ部分に1cm間隔で7～8mmの切り込みを入れます。
前中心には深めに切り込みを入れますが、縫い目を切らないように丁寧にはさみを入れます。

見返しを身頃の裏側に返し、アイロンで整えます
つってしまってきれいに整わない場合は、ぬいしろの切り込みを見直しましょう。少し深くしたり、間隔をこまめにして調整します。

2mm幅のステッチで衿ぐりを仕上げます。
前中心のVは、ミシンのおさえを一度あげてVを意識して縫いましょう。

肩の縫い目にそって見返しをおさえるステッチもいれます。

ウラから、前中心と後ろ中心の見返しと身頃ぬいしろをミシンまたは手縫いでとめ、見返しの浮きを防ぎます。

６．脇を縫う

前身頃と後身頃の脇をそろえてぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。
ぬいしろを2枚合わせてロックミシンまたはジグザグミシンで布端を始末します。

ぬいしろは後ろ身頃側へたおします。

７．袖ぐりを仕上げる

身頃と袖ぐり見返しを中表に重ね、脇下と肩、前後ろそれぞれの合印をそろえます。
前側の合印が1本、後ろ側の合印が2本です。身頃と袖ぐり見返しの左右を組み違えないよう気を付けましょう。
ぬいしろ1cmで縫い合わせます。

ぬいしろに1cm間隔で7.8mmの切り込みを入れます。

見返しをウラ側に返し整えます。
5mm幅でステッチし、肩と脇の見返しのおさえのステッチもいれます。

８．裾を縫う

裾を4cm折ります。

この時、布端の方が広いので身頃に沿うようにあまった分を寄せながらダーツを数カ所いれます。

4cmの折り目をひらき、布端にロックミシンまたはジグザグミシンをかけます。
数カ所いれたダーツは開かず、折り目をつけたまま布端の始末をします。

裾を折り直し、裾から3.5cmでステッチします。

フレアマキシワンピースが完成です

フレアマキシワンピースで使用した生地