簡単！おしゃれ！型紙なしで作れる直線縫いの半袖ブラウス（貫頭衣）

製作時間のめやす：100分

今回作り方を紹介するのは、型紙なしで作れる直線縫いの半袖ブラウス。貫頭衣のようにシンプルですが、エスニックなカフタンブラウスのようにも見えるおしゃれで可愛らしい夏服のパターンです。

直線縫いのお洋服は、ゆったりシルエットなのでさまざまな体型の方に着て頂けます。また、服作りがはじめてという初心者さんにもおすすめの簡単なレシピです。

材料は、総柄の四角い布２枚だけ。（上下がある柄の場合は４枚）
ブラウスならば、130cmの布で作ることができますよ。
生地は、ふわっと軽めで落ち感のある生地が向いています。今回は夏でも涼しくくれる綿ローンを使いました。
少ないパーツで作れる直線縫いのおしゃれな半袖ブラウス、ぜひ作ってみてくださいね。

▼動画でも詳しく紹介しています。合わせてどうぞ

型紙なしで作れる直線縫いの半袖ブラウスの材料・裁断サイズ

【布の用尺】タテ130cm × 布巾（108cm）

総柄の布	タテ130cm×布幅の半分（約55cm） 2枚

※柄の上下がある布を使いたい場合はタテ61cmと71cmにカットし、端処理した上辺同士をぬいしろ1cmで縫い合わせたものを使います。

できあがりサイズ

フリー（レディース）

型紙なしで作れる直線縫いの半袖ブラウスで使用した生地

※ローンを使用しました

直線縫いの半袖ブラウスの作り方

１．印をつけて端処理をする

前身頃部分が上になるようにパーツを並べて置きます。上辺から43cmのところ（☆）と、そこから34cmのところ（★）にチャコペンで印をつけます。タテ４辺すべてに印をつけましょう。
脇側のタテ辺の上から8cmのところ（○）と下から18cmのところ（●）にチャコペンで印をつけます。
このように、12か所に印がついているはずです。この印が縫い止まりになります。
タテ辺にロックミシンもしくはジグザグミシンをかけ、下処理します。
【point】このとき、両側の☆から★と、外側の上辺から○までと下辺から●までの部分は端処理しないでおきます。

２．２枚の布を縫い合わせる

２枚の布を中表に合わせ、内側の辺をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
【point】このとき、☆から★の部分は縫い合わせないであけておきます。
ぬいしろをアイロンで開きます。

３．衿ぐりを縫う

先ほど縫い合わせるときに開けておいた☆から★の部分を5mm→5mmで三つ折りしてしっかりとアイロンで折り目をつけます。
三つ折りした部分をぐるりと１周ステッチをかけます。細いので、針が落ちないように丁寧にゆっくりとかけましょう。

４．袖口を縫う

外側の辺の☆と★が合わさるように中表で折ります。そうすると、○と●もだいたい合わさります。
☆★から○●までをぬいしろ1cmで縫い合わせます。
☆から★の部分を5mm→5mmで三つ折りし、アイロンでしっかりと折り目をつけます。
三つ折りした部分をぐるりと一周ステッチをかけます。

５．脇を縫う

両脇の○から裾までと●から裾までの部分を5mm→5mmの三つ折りにし、アイロンをかけます。
三つ折り部分にステッチをかけます。

６．裾を縫う

裾を1cm→2cmで三つ折りしてアイロンをし、ステッチをかけます。

直線縫いの半袖ブラウスが完成

さあ、これで直線縫いの半袖ブラウスが完成しました！！
しかく！ってかんじですが、着ると体に沿うデザインですよ。
横からみるとこんなかんじです。
前は短めですっきりですが、後ろは長めになっています。
実際にブラウスを着てみました。
綿ローンが軽くて涼しく着れます。
（着用モデル身長：160cm）後ろ姿です。
首元はすっきりとしたV型で、裾はおしりが隠れる長さです。
しかくい形だからたたみやすくてコンパクトになるので、旅先に持っていくのにもいいですね♪
身幅がたっぷりあるので、下にタートルネックなどを合わせても素敵ですね。長さを変えれば、カフタンチュニックやワンピースも作れますよ。
型紙いらずで簡単にできちゃうので、いろいろな布で作って、夏のワードローブに加えてみてくださいね。

型紙なしで作れる直線縫いの半袖ブラウスは手ぬぐいで作れる？

よくまっすぐ縫いのレシピで「手ぬぐいで作ろう」というレシピがありますが、今回の大人サイズは、幅55cmで作るので、一般的な手ぬぐいサイズの約90cmｘ35cmだと制作は難しいです。お子さんのサイズなら、作れる場合もあるので、予めお子様に手ぬぐいをあててみて、作れそうならこのページのレシピでチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。