巾着型バケットバッグの作り方│ショルダー・トート【無料型紙】【裏地付き】【2サイズ】

初心者でも簡単に作れる!!
おしゃれな巾着型バケットバッグ
今回は、「実用性」と「デザイン性」を兼ね備えた、近年注目されているアイテム、巾着型バケットバッグ(バケツバッグ)の作り方を紹介します。
サイズは2種類。底の大きさは同じですが、高さを変えてあります。
大きいサイズは高さ32cmで、A4書類がすっぽり入るサイズ。
小さいサイズは高さ23cm。普段使いにちょうど良いサイズです。
裏地付きで内側すっきりきれいな仕上がり。
底が楕円形なので、持った時にコンパクトにまとまりスタイリッシュです。
無料で型紙を公開しているので、出力すれば簡単に作ることができます。
ハンドルの種類はお好みで選べます。
ワンハンドルのショルダーバッグにしても良いですし、シンプルな持ち手をつけてトートバッグ風に仕上げるのも素敵です。
また、サイドにカン(金具)をつけておくと、ショルダーベルトを取り外しできるようになり、使い方の幅が広がるのでおすすめです。
巾着バケットバッグとは?巾着型バケットバッグの魅力と特徴
バケットは英語で「バケツ」という意味があり、底が円形で自立する筒状のバッグです。
カジュアルで高級感があり収納力も高いですが、袋口が大きく開きやすいのが難点。
そこで巾着構造を組み合わせることで、中身が見えにくく防犯性が向上し、紐を締めると丸みのあるかわいいフォルムになります。

巾着型バケットバッグの型紙(1枚)
※クリックするとA4サイズの型紙が見られます。印刷する際は100%で出力してください

巾着型バケットバッグ(大)│ワンハンドルショルダー

巾着型バケットバッグ(大)│ワンハンドルショルダーの材料・裁断サイズ
【布の用尺】
- 表布裏布:タテ65cm×布幅(約108cm)ずつ
- 巾着部表布:タテ20cm×布幅(約108cm)
本体表布 | タテ34cm×ヨコ40cm 2枚 |
巾着部表布 | タテ18cm×ヨコ40cm 2枚 |
ハンドル布 | タテ16cm×ヨコ80cm 1枚※ |
底表布 | 型紙通り 1枚 |
本体裏布 | タテ49cm×ヨコ40cm 2枚 |
底裏布 | 型紙通り 1枚 |
ひも | 約1m 2本 |
※ハンドル布はお好みの長さに変更可能です。
できあがりサイズ
ヨコ31cm×タテ32.5cm×マチ12cm
巾着型バケットバッグ(大)│ワンハンドルショルダー作りで使用した生地

オックス生地
巾着型バケットバッグ(ワンハンドルショルダー)の作り方
1.ハンドルを作る
ハンドル布の両端を中心で合わせるように内側に折ります。
そのまま半分に折り、両端をステッチします。
2.表布の本体と底を縫い合わせる
本体表布2枚を中表で合わせ、両側をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
本体表布の下辺中心にノッチ(合印)を入れます。
底表布の直線部分とカーブ部分の中心にノッチ(合印)を入れます。
本体のノッチと底直線部分のノッチを中表で合わせます。
本体両側の縫い目とカーブ部分のノッチも合わせ、まち針などでとめます。
ぬいしろ5mmで縫い合わせます。
縫い目は細かめに設定してください。
ぐるりと一周縫いました。
カーブ部分は5mm~1cm間隔で切れ目を入れましょう。
表に返した時にカーブ部分の仕上がりが美しくなります。
3.巾着部表布を縫う
巾着部表布2枚を中表で合わせ、両側をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
この時、両側の上辺から1.5〜2.5cmの部分(三つ折りの折り目)は縫わずにあけておきましょう。(ここがひも通し口になります)
ぬいしろを開き、ひも通し口部分に四角くステッチを入れて補強します。
4.本体表布にハンドルを縫いつける
本体の上辺にハンドルを縫い付けます。
本体両側の縫い目の位置に合わせ、ハンドルの布端が5mmはみ出るようにします。
5.本体表布に巾着部表布を縫いつける
巾着部表布の下辺と本体表布の上辺を中表で合わせ、ぐるりと一周ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
巾着部表布を本体表布と外表に折り直し、縫い目部分をアイロンでしっかりと折り目をつけます。
折った状態のまま、折山から5mmのところにステッチをします。
6.本体裏布を縫う
本体裏布を中表で合わせ、両側をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
この時、大きめの返し口を作っておきましょう。
本体裏布と底裏布を中表で合わせ、ぬいしろ5mmで縫い合わせます。
【point】裏布は、本体のノッチとカーブ部分のノッチ、本体両側の縫い目と底直線部分のノッチを合わせます。
こうすることでひも通し口からぬいしろが見えず、きれいに仕上がります。
7.巾着部表布と本体裏布を縫い合わせる
巾着部表布と本体裏布の上辺を中表で合わせ、ぬいしろ1cmでぐるりと一周縫い合わせます。ここが袋口になります。
返し口から表に返します。

8.ひも通し口を作る
表布と裏布が外表になるように袋口部分で折り、アイロンでしっかりと折り目をつけます。
袋口から5mmのところと、そこから2.5mmのところにステッチをし、ひも通し道を作ります。(写真参照)
両側からひもを通し、先端を結びます。
ワンハンドルショルダーの巾着型バケットバッグが完成!
これで、ワンハンドルショルダータイプの巾着型バケットバッグができあがりました!!
巾着部分たっぷりです♪巾着口をキュッと絞らず、垂らして使ってもかわいいですよ。
キューっと絞れば、安心安全!電車の中で寝れちゃいますね。(←これ大事!)
ひょいと肩にかけておでかけしましょ。たっぷり入るので買い物にも便利ですよ。
巾着型バケットバッグ(小)│トートバッグ

巾着型バケットバッグ(小)│トートバッグの材料・裁断サイズ
【布の用尺】
- 表布:タテ45cm×布幅(約108cm)ずつ
- 裏布:タテ55cm×布幅(約108cm)ずつ
- 巾着部表布:タテ20cm×布幅(約108cm)
※今回は、裏布と巾着部表布に同じ布を使っています。
本体表布 | タテ25cm×ヨコ40cm 2枚 |
巾着部表布 | タテ18cm×ヨコ40cm 2枚 |
ハンドル布 | タテ8cm×ヨコ30cm 2枚 |
底表布 | 型紙通り 1枚 |
本体裏布 | タテ40cm×ヨコ40cm 2枚 |
底裏布 | 型紙通り 1枚 |
ひも | 約1m 2本 |
※ループ布 | タテ6cm×ヨコ5cm 2枚 |
※Dカン | 2.5cm 2個 |
※ショルダーベルトをつける場合
できあがりサイズ
ヨコ31cm×タテ23.5cm×マチ12cm
巾着型バケットバッグ(小)│トートバッグ作りで使用した生地

キャンバス生地
巾着型バケットバッグ(トートバッグ)の作り方
1.ハンドルを作る
ワンハンドルショルダータイプと同様です。
2枚のハンドル布の両端を中心で合わせるように内側に折り、さらに半分に折ったら両端をステッチします。。
2.本体表布にハンドルを縫いつける
上記の工程通りに袋状に縫った表布の上辺にハンドルを縫い付けます。
ショルダーベルトをつける場合
ループ布の両端を中心で合わせるように内側に折り、布端の際に2本ステッチします。(写真参照)
Dカンにループ布を通して半分に折り、本体両側の縫い目の位置に縫い付けます。
縫い進めて完成!
後は、ワンハンドルショルダータイプと同じように縫い進めたら、巾着型バケットバッグ(トートバッグ)の完成です!
ひょいと持ち運べる、使いやすいサイズ感です。
アレンジしてみよう!
好みのタイプのハンドルをつける
ここでは「ワンハンドルのショルダーバッグタイプ」と「持ち手短めのトートバッグタイプ」を紹介しましたが、長さをアレンジすれば、もっとバリエーションが広がります。
例えば、
など、簡単にアレンジができます。

巾着ひもを共布で作る
巾着ひもを、巾着部表布と同じ布で作るのもおすすめです。
より、きちんとしたバッグ感が出ますよ。
nunocoto fabricでは、共布ひもで仕立てる巾着袋の作り方も公開しています。
巾着型バケットバッグ作りにおすすめの生地
![]() 大粒いちご
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![]() 七宝
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![]() ragwort
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![]() シークヮーサー
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![]() Dreamin' Flower
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![]() メランジチェック
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![]() sitting birds
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![]() Autumn Forest
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nunocoto fabricの布は約4,000種類のデザインから選べます
nunocoto fabricは、お客様からご注文をいただいてからご希望の柄を指定の生地にプリントしてお届けする、布のオンラインショップ。約4,000種類の柄から好きな生地を選ぶことができます。
【現在プリントに使用している生地】
・オックス(100%コットン)
・ダブルガーゼ(100%コットン)
・ビエラ(リネン25% コットン75%)
・キャンバス(100%コットン)
・ローン(100%コットン)
・ツイル(100%コットン)
巾着型バケットバッグはキャンバス生地がおすすめですが、ミシンのパワーが足りなかったり、くたっとした仕上がりにしたい場合は、ツイル生地もおすすめです。
作ったら、ぜひSNSでシェアしてくださいね♪
このレシピで作った作品や、nunocoto fabricの布を使った作品がありましたら、ぜひInstagramで『#nunocotoworks』タグをつけて投稿してみてください。
タグ付き投稿の中から、nunocoto fabric公式ホームページにて作品を掲載をさせて頂いております。
また、公式Instagramのストーリーで紹介させていただくことも♪
みなさんの素敵な作品、楽しみにしています!