持ち手が外側にあるレッスンバッグの作り方【裏地あり】【ポケット付き】【サイズ調整可】
持ち手が外側にあるトートバッグのようなレッスンバッグ
裏地あり・ポケット付きで使いやすく、
サイズ調整も可能です
布が上下で切り替えてありますが、裏地ありの手提げバッグなのですっきりと仕上がります。
持ち手を外面に付けるのは難しそうに見えますが、工程通りに作れば簡単に作れます。
布を組み立てる前に持ち手のアクリルテープを縫う付け方と、縫い合わせた後に縫う付け方がありますが、今回は表地に厚みがない生地でも作れるよう、縫い合わせた後に縫う付け方で紹介します。
レッスンバッグに必要な生地サイズの求め方
入園入学の必需品であるレッスンバッグは、幼稚園や小学校によって指定サイズが決まっていることがあります。
今回のように布を切り替えて作る場合は、切り替えの比率に合わせて布の寸法を計算してカット寸法を決める必要があります。
まず、以下のように3種類の生地を準備します。
- 表布A(バッグのメインになる布)
- 表布B(切り替え布)
- 裏布(バッグの内側の布)
詳細な計算方法については『裏地あり 切り替えレッスンバッグの作り方』で紹介していますが、よく使う切り替え比率【2:1】と【3:1】については、仕上がりタテ寸法が28cm~36cmの場合のタテのカット寸法を表にしてあるので、こちらを参考にしてください。
■ヨコ寸法は[仕上がりサイズ + ぬいしろ2cm]
■持ち手となるアクリルテープの長さは[布Aカット寸法(タテ)×2 + 31cm]
となります。
今回は、【タテ30×ヨコ40cm】サイズのレッスンバッグを、布A:B=2:1の比率で作っていきます。
持ち手が外側にあるレッスンバッグの材料・裁断サイズ
表布A | タテ22cm×ヨコ42cm 2枚 |
(※1)表布B | タテ22cm×ヨコ42cm 1枚 |
(※2)裏布 | タテ62cm×ヨコ42cm 1枚 |
ポケット布 | タテ14cm×ヨコ16cm 1枚 |
アクリルテープ(2.5cm幅) | 75cm 2本 |
(※1)布Bの柄に上下がある場合は、タテ12cm×ヨコ42cmを2枚用意し、底をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
(※2)裏布の柄に上下がある場合は、タテ32cm×ヨコ42cmを2枚用意し、底をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
できあがりサイズ
タテ30cm×ヨコ40cm
持ち手が外側にあるレッスンバッグで使用した生地・副資材
いろ、かたち(おだやか)
※ツイル素材 |
コットンツイル(キャメルベージュ・無地)
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コットンリネンキャンバス(生成り・無地)
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2.5cm幅アクリルテープ(キャメル)
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必需品が全て入った入園・入学グッズ手作りキット(6点セット)がおすすめです!
持ち手が外側にあるレッスンバッグの作り方
1.表布Aにポケットを仮縫いする
ポケット布の上辺を1cm→1,5cmに三つ折りしてステッチします。
表布Aの1枚を半分に折って、「わ」の下の部分にノッチ(合印)を入れます。
ノッチにポケットの中央を下揃えで合わせ、端を仮縫いします。
2.表布B(底部分)にアクリルベルトを縫い付ける
表布Bを半分に折って、「わ」の上下にノッチ(合印)を入れます。
ノッチから左右に7cmのところにアクリルテープを仮縫いします。(写真参照)。
この時アクリルテープが布より5mm程度はみ出しているくらいがちょうど良いですよ。
3.表布Aと表布Bを縫い合わせる
表布Bの片側の端にポケットを縫い付けた表布Aの下辺を中表に合わせます。この時、持ち手は内側にしまっておきます。
ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
表布Bのもう片側に残りの表布Aの下辺を中表で合わせて縫い付けます。
ぬいしろを表布B側に倒し、アイロンをかけます。
表布Bのキワ(縫い目から2mm程度)に、ステッチをかけます。
4.表布と裏布を縫い合わせる
広げた表布Bと裏布を中表で合わせます。
袋口部分(短辺)を、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
表布同士・裏布同士が合わさるようにたたみ方を変えます。
縫い目同士をきちんと合わせてまち針をとめたら両サイドを、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
この時、裏布側に返し口を作るのを忘れないようにしましょう。
5.底マチを作る※作りたい場合のみ
底マチを作りたい場合はこのタイミングで作ります。もちろん作らなくてもOKですよ。
底マチの作り方は『マチ付きレッスンバッグ(通園・通学バッグ)の作り方』で詳しく説明しています。ここでは5cmの底マチを作りました。
6.表に返す
返し口から表に返します。
表に返したら目打ちなどで全体を整え、返し口を縫いとじます。
7.アクリルテープを縫い付ける
アイロンをかけて全体を整えます。特に袋口はしっかりとアイロンをかけましょう。
アクリルテープを袋口に向かって曲がらないように整え、まち針でとめます。
アクリルテープを縫い付けていきます。
写真のようにコの字でしっかりと縫い付けましょう。
アクリルテープの色と裏布の色に合わせて上糸と下糸の色を変えてあげると仕上がりがきれいですよ。
持ち手が外側にあるレッスンバッグが完成!
さあ、これで持ち手が外側にあるレッスンバッグの完成です!
こちらはポケットがない面です。お好みで両面ポケット付きにしてあげても良いですね。
持ち手が外側にあるレッスンバッグで使用した生地
いろ、かたち(おだやか)
※ツイル素材 |
コットンツイル(キャメルベージュ・無地)
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コットンリネンキャンバス(生成り・無地)
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2.5cm幅アクリルテープ(キャメル)
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切り替え布・裏地におすすめの生地
コットンツイル(無地)
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IRO MUJI
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コットンリネンキャンバス(生成り・無地)
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厚手キャンバス8号帆布
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◎コットン100%の8号帆布で仕立てるとしっかりして安定した印象になります。アクリルテープと縫い合わせるのにパワーのあるミシンが必要ですが、かっちりとした本格的トートバッグ感が出ますよ。
◎キャンバスのほかには、キルティング生地も丈夫でおすすめです。ローンなど薄手の布を選ぶ場合は、接着芯を貼って作ってくださいね。
◎柄×柄で合わせても素敵です。切り替えレッスンバッグの布合わせのコツも紹介しています。
他にもたくさん!レッスンバッグや入園入学グッズの作り方
スタンダードな2枚仕立てレッスンバッグの作り方はもちろんのこと、nunocoto fabricではいろいろな種類のレッスンバッグの作り方やアレンジの仕方を紹介しています。
その他にも、いろいろな入学グッズの作り方を紹介しています。
入園グッズキットについて
同じ柄で他の入園グッズも手作りしたい!という方には、入園・入学グッズ手作りキット(6点セット)もおすすめです。
- 4,000柄以上のおしゃれなデザイナーズファブリックから選べる
- 必要な材料がセットになっている
- 初心者さん向けに作り方を詳しく解説
など、メリットたくさんです!
- 通園バッグ(レッスンバッグ)
- 上履き入れ
- 巾着袋・大(お着替え袋)
- 巾着袋・小(コップ袋)
- お弁当袋
- ランチョンマット
これらの6点をすべて手作りできちゃいます。
もちろんキットなので、布やパーツはすべてセットにしてお届け。
入園入学グッズは手作り予定!という方は、ぜひ一度チェックしてみて下さいね。