こども用スモックの作り方 半袖・長袖(90/100/110/120/130サイズ)【無料型紙】
幼稚園や保育園の入園準備に必要なスモック
型紙1枚で簡単に手作りしてみませんか?
腕が動かしやすいラグランタイプのこども用スモックの作り方を紹介します。
90~130サイズの5種類のサイズ展開で無料型紙をご用意しました。
(写真:左から90・100・110サイズ)
裾は長めですが、スリットが入っているので動きやすいですよ。
お好みでポケットをつけたり、
半袖にアレンジすることも可能です。
首回りをフリルギャザータイプにアレンジする方法も紹介しています。
こども用スモックの原寸型紙(4枚)
※クリックするとA4サイズの型紙が見られます。印刷する際は100%で出力してください
こども用スモックの材料・裁断サイズ
前身頃 | 型紙通り 1枚 |
後ろ見頃 | 型紙通り 1枚 |
袖 | 型紙通り 2枚 |
※両折バイアステープ(18mm) | 材料表通り 1本 |
首回り用ゴムひも(8コール) | 材料表通り 1本 |
袖用ゴムひも(8コール) | 材料表通り 2本 |
※バイアステープはストレッチ性が高いものが作りやすいです。
仕上がり丈
(90)40cm (100)45cm (110)51cm (120)56cm (130)62cm
こども用スモック作りで使用した生地
こども用スモックの作り方
1.型紙を使って布をカットする
作りたいサイズの型紙をハトロン紙などに写し、ぬいしろも書き込みます。前身頃・後ろ見頃・袖のラインをすべて1枚の型紙に写しましょう。『型紙の写し方』で詳しい型紙の写し方について説明しているのでご参照ください。
布を折って「わ」の部分に型紙をあて、前身頃と後ろ見頃をカットします。
前身頃の襟ぐりはチャコペーパーやルレットを使うと簡単に写せます。
袖は袖のラインに折って型紙としましょう。
2.パーツ布の端処理をする
前身頃と後ろ身頃の袖付け部分と脇の縫い止まりまでをジグザグミシンもしくはロックミシンで端処理します。(写真参照)
袖の袖付け部分と袖下部分をジグザグミシンもしくはロックミシンで端処理します。(写真参照)
前身頃と後ろ身頃の裾を1cm→2cmで三つ折りし、アイロンでしっかりと折り目をつけます。
袖口を1cm→1.5cmで三つ折りし、アイロンでしっかりと折り目をつけます。
3.袖付け部分を縫い合わせる
前身頃と後ろ見頃の間に袖がはさまるように袖付け同士を中表でぬいしろ1cmで縫い合わせます。(写真参照)
この時、脇部分を1cm縫わずに残しておきましょう。
ぬいしろをアイロンで開いておきます。
4.襟ぐり(首回り)にバイアステープを縫い付ける
バイアステープの端を1cm内側に折り、後ろ身頃の中央部分に中表で合わせます。
ぬいしろ7mm(バイアステープの折り目のところ)で襟ぐり(首回り)にバイアステープを縫いつけます。
ぐるりと1周する手前で針をとめ、後ろ身頃の中央部分より1cm長いところでバイアステープをカットしたら1cm内側に折り、しっかりと返し縫いします。
バイアステープを縫い目のところでウラ面に折り、アイロンでしっかりと折り目をつけます。
バイアステープの下端をぐるりと一周コバステッチします。
5.袖下から脇までを縫う
袖を半分に折り、前身頃と後ろ身頃を中表で合わせます。
袖から脇の縫い止まりまでをぬいしろ1cmで縫いあわせます。
この時、袖口の部分の三つ折り部分を開き、1.5cmの部分をゴム通し口として縫わずに開けておきましょう。
6.袖口と裾を縫う
袖を再び三つ折りに折り直し、袖と裾の三つ折り部分をステッチします。
脇の縫い止まりより下の部分を5mm→5mmで三つ折りします。
コの字でステッチします。
7.襟ぐり(首回り)と袖にゴムひもを通す
首回りは後ろ身頃中央のバイアステープのところからゴムひもを通します。
ゴムひもをぐるりと一周通したら、子どものサイズに合わせて長さを調整して結びます。
目打ちなどでゴムひもを中に押し込みます。
袖口にも同様にゴムひもを通します。
こども用スモックの完成!
これでこども用スモックの完成です。けっこう簡単にできちゃうんです。
スモックにポケットをつけたい場合
パッチポケット付きのスモックを作るのもできますよ。
完成してからも付けられますが、前身頃を袖と縫い合わせる前にパッチポケットを縫い付けるのが簡単です。
まず、つけたいポケットのタイプ(角型・ベース型・丸型)とサイズを『パッチポケットの作り方』から選び、型紙をダウンロードします。
裏地ありと裏地なしも選べるので、好きな方で作って下さい。
スモックのサイズによって合うポケットのサイズも変わります。型紙をカットして合わせてみるとわかりやすいですよ。
ここでは110サイズのスモックに丸型のMサイズのポケットを合わせました。
つけるパッチポケットが決まったら、『パッチポケットの作り方』を参考にポケットを2つ作ります。
前身頃にポケットを置いてつける位置を決めます。裾は三つ折りした状態で置きましょう。
ここでは、裾から6cm、脇から8cm(ぬいしろ込み)の位置にしました。
ポケットを縫い付けます。
縫い付け方は、『パッチポケットのつけ方(ステッチの種類)・つける位置・柄の合わせ方』を参考にしてください。
半袖スモックを作りたい場合
こちらの型紙を使えば、好きな長さの半袖スモックを作ることができます。
袖の長さを脇からの長さで決め、その長さより3cm長い袖丈にした袖パーツにカットしましょう。
あとは通常のスモックと同じように作れば完成です。
袖口にゴムを入れない場合は、袖から脇を縫う時にゴムひも通し口を作らなくても良いですよ。
首回りをフリルギャザータイプにアレンジ
普段着用にスモックブラウスとして着れるようにしたり、ガーリーなスモックに仕上げたい場合は、首回りをフリルギャザータイプにアレンジするのがおすすめです。
首回りのバイアステープを共布に変えて作ります。
サイズごとに必要なバイアステープより少し長めの共布を用意します。
控えめフリルの場合は7cm、しっかりとフリルにしたい場合は10cm程度の幅にしましょう。(ここでは7cmm幅で作っています。)
共布をパタンと半分に折り、アイロンでしっかりと折り目をつけます。
いったん開き、片側を内側に7mmで折ります。
上下のある柄布の場合は上辺を折りましょう。
バイアステープの代わりに共布を縫い付けていきます。
共布の折り目を端をつけてない辺(下辺)を中表で襟ぐりに合わせ、後ろ身頃の中央部分より1cmはみ出したところからまち針でとめていきます。
そのままぐるりと1周まち針でとめたら、中央部分より1cm長いところで共布をカットします。
共布の端同士をぬいしろ1cmで縫い合わせ、ぬいしろを開いておきます。
この時、ゴムひも通し口をつけましょう。(写真参照)
襟ぐり(首回り)とバイアスをぬいしろ7mmでぐるりと一周縫い合わせます。
最初に共布を半分に折った折り目のところで折り返します。
共布の下端をぐるりと一周コバステッチし、そこから1.5cmのところにもステッチをかけます。
あとは通常通りの工程で縫い進めれば、フリルギャザーのスモックの完成です。
使う生地はドレープ性のあるコットンリネンビエラやダブルガーゼもおすすめです。(今回はコットンリネンビエラ)
前後ろのないスモックを作りたい場合
子どもが自分でスモックを着やすいように、前身頃にポケットをつけて前と後ろがわかりやすくしてあげるのも良いですが、ポケットにいろいろなものを入れてしまうからあえてポケットはつけたくない場合もありますよね。
そんな時は、前も後ろも同じ形にしてしまうのも手ですよ。
前身頃と後ろ身頃は襟ぐりの深さが違うだけで身幅は同じなので、後ろ身頃を前身頃と同じ型紙を使って作ることもできます。
これだと前後ろがないので、何も考えずにかぶって着ることができますよ。
80サイズのスモックを作りたい場合
今回ご用意した型紙は90~130サイズですが、90サイズの型紙を使い、裾丈と袖丈の長さを短めにして作れば80サイズとして使うことができますよ。
三つ折り幅を大きくとって成長に合わせて戻してあげても良いですね。
入園グッズキットについて
他の入園グッズも手作りしたい!という方には、入園・入学グッズ手作りキット(6点セット)もおすすめです。
- 4,000柄以上のおしゃれなデザイナーズファブリックから選べる
- 必要な材料がセットになっている
- 初心者さん向けに作り方を詳しく解説
など、メリットたくさんです!
- 通園バッグ(レッスンバッグ)
- 上履き入れ
- 巾着袋・大(お着替え袋)
- 巾着袋・小(コップ袋)
- お弁当袋
- ランチョンマット
これらの6点をすべて手作りできちゃいます。
もちろんキットなので、布やパーツはすべてセットにしてお届け。
入園入学グッズは手作り予定!という方は、ぜひ一度チェックしてみて下さいね。