3wayケープマントの作り方【ホームソーイング型紙シリーズNo.032】
こちらは【ホームソーイング型紙シリーズ】 No.032_ケープマント型紙をご購入いただいた方や、検討中の方に向けたページです。
このレシピでは、下記のケープマントの型紙を使用した作り方を紹介しています。
※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。
ケープマント 仕上がりサイズ
フリーサイズ | |
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総丈 | 63cm |
衿回り | 76cm |
1枚仕立ての、シンプルで使いやすいケープマントです。フロント部分はお好みでボタンホールにしたりストールピンでシンプルに留めても◎
3wayケープマントの材料
【布の用尺】2.5m(布幅108cm)
型紙 | 【ホームソーイング型紙シリーズ】 No.032_3wayケープマント |
生地 | 2.5m(布幅108cm) |
片面接着芯 | 60cm×7cmを2枚 85cm×22cmを1枚 |
ボタン | 直径2.4cm×3個 |
※生地は、ふんわりと軽くて暖かい素材がおすすめ。ウール、フランネル、リネンウール、ウールガーゼ、フリースなど
※ボタンの代わりに、ストールピン(ケープピン)を使用してもシンプルで素敵ですよ
ケープマント サンプルで使用した生地
今回は市販のウールガーゼ素材を使いました。
※慣れないうちは、柄合わせの必要がない総柄や小さな柄、または無地がおすすめです
3wayケープマント 布の裁ち方図
下記の裁ち方図を参考に、布を裁断してくださいね。
裁断のポイント
本体・衿は必ず左右対称で取るようにします。布目線を合わせてから裁断しましょう。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方(記号の読み方・裁断の仕方)でご確認くださいね。
縫い方のポイント
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・ぬいしろは(指定の無い限り)1cmです。切り取った布端から1cm内側を縫います
・縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
・きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです 低温~中温
使用する生地の特徴に合わせてアイロンの温度を調整しましょう。
今回使用しているウールガーゼはアイロンの温度を低温~中温がベストです。
使わない生地の端で、折り目がつき、なおかつ生地がテカテカと光らない温度を必ず確認してから始めてください。
ケープマントの作り方
ここからは、3wayケープマントの作り方を詳しく解説していきます。 下記の手順で縫い進めてみてくださいね。
1.布を裁断する
今回は、市販のウールガーゼ生地を使います。軽くてかつ暖かいので、ストールやケープマントにおすすめの生地素材です。
こちらのような少し大きめのチェック柄は、前中心の合わせの部分をベースにしたときに横のラインが揃うようにすると、仕上がりがぐっと美しくなります。(柄合わせ)
前中心の左右の柄合わせをしながら裁断してみました。もちろん柄合わせは必須ではありません。どこまで気にするかは作る方の自由です。
裁断の際は、衿と本体は「わ」で裁断することを忘れずに。
接着芯は「前打ち合い」と「衿」の部分に貼って使います。型紙を見ながら同サイズで裁断してください。
衿の接着芯はひと回り大きめにカットしておいて、接着をしてから余分をカットするというやり方でもきれいに貼ることができます。
ダーツやボタンの合印も忘れずに写し取ります。
POINT
生地によっては印が写しづらい場合もあります。その場合は、糸を結んで印を付けておきます。
2.接着芯を貼る
前打ち合いと衿に接着芯を貼ります。
接着芯の貼り方は接着芯の基本の貼り方をご確認くださいね。
3.バイアステープをつなぐ
ケープ本体の裾部分をぐるりとくるむための、長い長いバイアステープを作ります。
型紙通りにカットしたバイアステープ3本を、つないで1本にします。バイアステープの繋ぎ方には少しコツがあります。
まず、中表にバイアステープの端を直角に重ねます。
この時、布端を5mmずらして重ね、縫い合わせます。
ぬいしろを5mm残してカットします。
ぬいしろを割り、はみ出た部分をカットして整えます。
4.ダーツを縫う
肩につけたダーツの印に合わせてダーツを縫います。
布端の印を中表になるように合わせてたたみ、布端の印からダーツ止まりに向かって縫い合わせます。
この時、ダーツ止まり側は返し縫いせずに糸端を長めに残します。
2本まとめて布ぎりぎりで結んだらカットします。
縫えたらぬいしろは前側へ倒します。
反対側のダーツも同様に縫います。
5.裾を縫う
裾は「3」で繋げたバイアステープでくるむように仕上げます。
まず、前打ち合いを三つ折りしてアイロンで整えます。
ここはまだ縫いません。
バイアステープと本体を中表に重ねます。本体の前端から8cmずらしてバイアステープをおきます。
裾端を揃えたらぬいしろ1cmで縫い合わせます。
バイアステープを伸ばさないよう気をつけて縫い進めましょう。
裾をぐるりと縫っていき、反対側も布端から8cm手前で終わらせます。(バイアステープは長さを合わせてカット)
バイアステープをアイロンを使って縫い目から立ち上げます。
前打ち合いの裾を整えます。
画像を参考に1cmを山折り、6cmで谷折りします。
アイロンの折り目と逆ですが、下部分だけ軽めに折ります。(アイロン不要)
バイアステープとの縫い目より2mmほど上を縫いとめます。
オモテに返して形を整えます。
バイアステープの端を1cm折り、さらに縫い目からたおして本体にとめていきます。
前打ち合いに隠れる部分も丁寧にたたみます。
前打ち合いの三つ折りを整えてステッチで縫いとめます。
裾のバイアステープをぐるりとステッチして縫いとめます。
6.衿を縫う
衿布の長辺を片方1cm折ります。
中表に半分に折り、両端をぬいしろ1cmで縫います。
初めに折った長辺の1cmの折り目がひらかないよう気をつけて縫い合わせます。
オモテに返して形を整えます。
本体と衿を中表に合わせます。
端と肩の印をしっかりと揃えましょう。
ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
縫えたらダーツの余分をカットしてすっきりさせます。
先ほどの縫い目を隠すように衿端を整えながらまち針でとめていきます。
ステッチして縫いとめます。
その後、前打ち合いから衿、反対の前打ち合いへとつなげてステッチします。
3wayケープマントが完成です
3wayケープマントの本体が完成しました!
ここからボタンホールを開けてボタンをつけても素敵です。(型紙にボタンホール3つ分の位置は印が付いています)今回は、ボタンをつけずシンプルな仕上がりにしました。
スカーフピンやブローチなどで留めてもかわいいですね。
ボタンタイプだと、少ししっかりめに形がキープできますね。そして何よりひらひら開きにくいので暖かさは増します。
ボタンをつける場合は、最後にボタンホールをあけてボタンを縫い付けます。ボタンホールの方法はお手持ちのミシンに沿って進めてください。3wayケープマントで使用した生地
今回は市販の生地を使用しました。ウールガーゼ素材です。
こちらはリネンウールヘリンボン素材です。