生地の幅にはどんな種類があるの？【シングル幅・普通幅・ダブル幅】

市販で売られている生地の幅は？
シングル幅・普通幅・ダブル幅（ワイド幅）の３つの幅の違いについて解説します

生地幅と有効幅

「生地幅」とは、生地本体の端から端の幅のことです。
生地の端には2cm程度の耳があり、その耳を除いた幅が「有効幅」となります。

水通しをして布が縮んでしまうことも考慮し、実際に布で何かを作る時は有効幅＋αで必要な幅の布を用意しましょう。

作るものによって必要な布の幅は違います。
生地の幅によっては型紙が横に並べられなかったり、逆に余り過ぎてしまったりすることは生地のロスになります。

アイテムごとに必要な生地幅を選ぶのも、裁縫をするにあたっての大事なポイントです。

シングル幅は約90cm～92cmです。
お店で半分に折られて販売される場合は45cmくらいの幅で巻かれています。
ローンやブロード、シーチングやレース素材などの薄手の生地に多いです。

幅が狭い分タテの長さあたりの値段が安いことも多く、ベビー・キッズの服や小物を作る時におすすめですよ。

普通幅は110cm～120cmです。
お店で半分に折られて販売される場合は55cm～60cmくらいの幅で巻かれており、コットンや、化学繊維、プリント（柄）生地などに多いです。

市販では一番販売されている幅で、当店nunocoto fabricもこの普通幅です。リバティ社のタナローン生地やUSAコットンもほとんどが普通幅で販売されていますよ。

ダブル幅（ワイド幅とも言います）は140cm～180cmです。
お店で半分に折られて販売される場合は70cm〜90cmくらいの幅で巻かれており、無地のリネンやウールなどに多いです。

幅広の生地なので、ベッドカバーやカーテンなどのインテリアグッズを作るのにぴったりです。インテリアにぴったりなIKEAの布はワイド幅が揃ってます。
アパレル用もダブル幅の生地が多く、大人服のパンツや身頃の型紙を左右並べることができるので、歪まず用尺も少なく作ることができます。

当店は、お客様からご注文をいただいてからご希望の柄を指定の生地にプリントしてお届けする、布のオンラインショップ。3,000以上の柄から好きなデザインを選ぶことができます。

【現在プリントに使用している生地】
・オックス（100％コットン）
・ダブルガーゼ（100％コットン）
・ビエラ（リネン25％　コットン75％）
・キャンバス（100％コットン）
・ローン（100％コットン）
・ツイル（100％コットン）

プリント生地は全て普通幅で、布幅：約112cm/有効幅：約108cmです。

各生地の特徴やそれぞれの生地合う縫い針と糸の種類については、『nunocoto fabricで取り扱い中の生地について（質感・おすすめの用途）』で詳しく説明しています。

当店は注文を受けてからプリントする関係上、タテとヨコの両端に余白があります。『布（柄）のタテヨコ向き・両端の余白など、nunocotofabricの生地の特徴について』で詳しく説明しています。

今回、生地の購入前に知っておきたい、「布幅」について詳しく解説してみました。ぜひ作りたいアイテムの生地選びにお役立てください。

ぞくぞく新柄が入荷されているnunocoto fabricデザイン一覧ものぞいてみてくださいね。