こども用ロングワンピース(キャミソールタイプ)の作り方
今回紹介するのは、こども用ロングワンピース(キャミソールタイプ)の作り方です。
ストンとしたIラインシルエットだし、こどもにロング丈って動きづらくないかな?と思われるかもしれませんが、裾にスリットを入れているので、見た目よりも動きやすいワンピースなんですよ。
2つのパーツと肩紐だけで簡単に作れてしまうので、ぜひ一枚作ってみてくださいね。
ちょっとバカンス仕様にも見える胸元のシャーリングも、可愛らしく仕上がるコツです。
いつもパンツばかりのボーイッシュな女の子でも、たまにのロング丈は、ちょっとテンションが上がるかもしれませんよ〜
ちょっとおねえさん顔になってる(!?)
こども用ロングワンピース(キャミソールタイプ)の材料
※仕上がりサイズ:110~130サイズ用
■用尺:100cm×布幅■各パーツのカットサイズ(ぬいしろ込)
・胸元部分:タテ20cm×ヨコ94cmを1枚
・スカート部分:タテ70cm×ヨコ94cmを1枚
・肩ひも部分:タテ25cm×ヨコ4cmを2枚
・幅5mmm程度のゴムひも:4m
こども用ロングワンピース(キャミソールタイプ)の作り方
【作業時間】90分 レベル★☆☆
1.胸元部分を作る
まずは胸元部分から作りましょう。 布を中表でヨコ半分に折り、端をぬいしろ1cmで縫い合わせて輪っか状にします。 この時、ゴム通し口をあけておきます。
詳しいゴム通し口の作り方は、『これだけは覚えておきたい!「ゴム通し口」の作り方』をご参照ください。
ぬいしろを割り、輪っか状になったものを外表で半分に折って、細い輪っかにします。
「わ」の部分から1.5cm間隔で4本縫います。 等間隔で縫う際に、ミシンにメモリが付いていない場合は、マスキングテープなどを貼ってガイドにすると、ずれずに縫うことができますよ。
こんな感じで等間隔で直線縫いができましたか♪ これでいったん胸元部分は完成です。
2.スカート部分を作る
スカート部分の布のタテ2辺(脇部分)を、ロックミシンまたはジグザグミシンで処理します。
中表にしてヨコに半分に折り、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。 この時、裾から10cmは縫わずに、手前でとめて返し縫いをしておきます。
縫わないでおいた部分を3mm→7mmに三つ折りし、コの字にステッチをかけます。
裾を2cm→3cmで三つ折りしてアイロンをかけ、ステッチをかけます。
3.胸元部分とスカート部分をつなげる
1で作った胸元部分と2で作ったスカート部分を、中表にして輪っかの状態で重ねます。 そのままぬいしろ1cmで縫い合わせましょう。
この時、胸元部分の縫い目は真横、スカート部分のスリットは真横から前側に10cm程度ずらした位置で重ね、胸元部分は裏表逆にならないように気を付けてくださいね。
ぬいしろをロックミシンかジグザグミシンで処理したら、胸元部分を起こしてスカート側に直線でステッチ(押さえミシン)をかけます。
胸元部分の「わ」から1.5cmの部分をフリルで残し、その下4本に着る人のサイズに合わせてゴムひもを通します。
3.肩ひも部分を作る
さて、最後は肩ひもです。肩ひも部分の布をタテに両側1cmずつ内側に折り、それを半分に折ったものにステッチをかけてひもを作ります。
詳しいひもの作り方は、『もう失敗しない!簡単&きれいな「布ひも」の作り方』をご参照ください。
中に平ゴムを通します。長さは、できれば実際に着るお子さまのサイズに合わせみてくださいね。 長さが決まったら、ゴムの両端を縫いとめましょう。
こども用ロングワンピース(キャミソールタイプ)が完成!
3で作ったひもを、ワンピースの脇から6~8cmのところに縫い付けたら、完成です!
こちらは身長100cmのこどもが着用しているので、すこしぶかぶかな感じがしますが、おすましお姉さんのような夏ワンピが嬉しそう♪
いつもより大人びた表情に、ドキっとさせられます^^
リゾートウェアとして気軽に着られるので、旅行にも一枚持っていくと便利ですよ〜。 夏のプールの帰りにさらっと着てもかわいい♪
肩や胸元にゴムを使っているので、サイズも110~130と幅広く使えるんです。 130サイズの子は、肩ひもをはずして胸元のシャーリングをウエストに落として、ロングスカートとして履いてみても良いと思います!
ぜひ作ってみてくださいね。
ちょっとポイント!ゴム通し口の作り方
今回、胸元にゴム通し口を作りますが、どうやって作れば良いのかわからない!という方もいらっしゃいますよね。
そんな方はこちらのnunocoto faburicで作ろうシリーズ、「直線裁ちでつくる大人のギャザースカート(作り方)」にゴム通し口の縫い方が詳しく載っているので、のぞいてみてくださいね。
また、ゴムの通し方については、お裁縫のいろはシリーズの、「【種類と方法】ゴム通し・ひも通しの道具あれこれ、何をどう使う?」に詳しく載っているので、こちらもぜひ読んでください!
今回使った布はこちら
ポップな色合いが見え隠れするタイル柄で、落ち着いた中にある遊び心がポイントのテキスタイル、nunocoto fabric:tile(ピンク)。