ぺたんこショルダーバッグの製図・型紙と作り方
身体にフィットする、マチなしのぺたんこショルダーバッグです。布の質感を活かした、くったりと柔らかなフォルムでナチュラルな印象に。
表地にnunocoto fabricの柄布、裏地には厚手の無地布を使いました。紐の長さはお好みで。
ぺたんこショルダーバッグの製図・型紙と作り方(1枚)
※クリックするとA4サイズの製図が見られます。印刷する際は100%で出力してください
・本体サイズ タテ35cm ヨコ45cm ショルダーの長さ 78cm
ぺたんこショルダーバッグの材料
■各パーツのカットサイズ
・表地用の布:
(本体)タテ38cm×ヨコ47cmを2枚
(ショルダーベルト)タテ90cm×ヨコ10cmを1枚
・裏地用の布:
(本体)タテ74cm×ヨコ47cmを1枚
(ポケット)タテ26cm×ヨコ28cmを1枚
・マグネットホック:直径1.8cm程度のものを1組
・接着芯:5cm×cmを2枚
ぺたんこショルダーバッグの作り方
【作業時間】80分 レベル★★★☆☆
1.ポケットを作り、裏布に縫い付ける
まず、ポケットパーツの上以外の3辺にジグザグミシンもしくはロックミシンをかけます。
ポケットパーツの上の辺を1cm→1cmで内側に三つ折りしてアイロンをし、ステッチをかけます。
残り3辺を内側に1cmずつ折り、アイロンで折り目をしっかりつけます。
裏布の上端から10cmの位置にポケットを配置し、縫い付けます。
ポケット口の部分はしっかりと返し縫いをしましょう。
2.マグネットホックをつける
次にマグネットホックを裏布につけます。
まず裏布のウラに接着芯を貼ります。
位置は上端から1cmのところです。
上端から2.5cmのところにマグネットホックの座金をあて、足を通す部分にチャコペンで印をつけます。
印をつけた箇所にリッパーや糸切りハサミなどで小さな切れ目を入れ、そこに裏布のオモテからマグネットホックの足を通します。
ウラからマグネットホックの足を座金に通し、折り曲げて固定します。
裏布の上下にマグネットホックをつけました。
3.バッグ本体を作る
表布同士を中表に合わせ、底をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
この時、柄の向きを確認してから合わせるのを忘れずに。
底を縫い合わせた表布を広げ、ぬいしろをアイロンで割っておきます。
表布と裏布を中表に合わせてバッグの口部分をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
縫い合わせたバッグの口の縫い目同士が合わさるようにたたみ方を変えます。
こんなふうになります。
縫い目同士をきちんと合わせてまち針をとめます。
ぬいしろ1cmで脇を縫い合わせます。
この時、裏布側に返し口を作るのを忘れないようにしましょう。
ぬいしろの角をちょこんと斜めにカットします。
こうすることで表に返した時に角がきれいにでます。
返し口から表に返し、返し口を縫いとじます。
角を目打ちでしっかり出したら、アイロンで形を整えます。
口の部分の際にぐるりと一周ステッチします。
4.ひもを作って本体に縫い付ける
ひもパーツの周囲を1cm折り、アイロンをかけます。
タテ半分に折ってアイロンしっかり折り目をつけ、ステッチをかけます。
本体の脇の上端から4cmのところにひもの端がくるようにまち針でとめ、写真のようステッチをして縫い付けます。
ぺたんこショルダーバッグが完成!
さあ、これで、ぺたんこショルダーバッグの完成です!
サッと肩にかけて出かけましょう~。
(モデル身長:159cm)
たっぷり入るのに、布で作っているから軽いんです。
もちろん、ななめ掛けにして出かけても良いし、
首からぶら下げても、、、(ん?)
モデル身長:154cm
今回使った布はこちら
・潔いモノクロカラーでシンプルなので、モチーフの細やかなディティールが引き立つテキスタイル、裁縫道具/デザイナー:堀川波
◎堀川波さんデザインの生地はこちら
・遠い山並みに静かに落ちてゆく雪をイメージしたテキスタイル、snow/デザイナー:kayo aoyama
今回は表地に『オックス』、裏地に11号帆布を使いました。